1.IとIIのいいとこどりのストーリー?
何かの雑誌で見たのですが、本作は原点回帰ということでIのストーリーをもとに制作されたということらしいです。
しかし、実際にはIIにあったものも取り入れられているような感じがしました。
原点回帰の部分で一番大きなところは、やはり母親の存在の復活です。
今回は結構引っ張っていますが、別れの時が来ます。
また、主人公が夢見る少年というのも原点回帰でしょう。
まるでIのジャスティンのように、一つのことに熱心で、その熱意が人を動かすこともよくあります。 IIのリュードは非情な青年でしたし、より主人公に感情移入しやすくなった(?)かもしれません。
IIから取り入れられたところは、やはりラブストーリーでしょう。 Iでは主人公がまだ幼くて終盤にならないと表に出てこなかったし、IIでは主人公が冷めていたのであまり感じられなかったかもしれませんが、本作ではわりと短時間でアッツアツ。
まあ、そりゃそうか。
しかし、物語的にはちょっと短いような気がしました。 また、あまりストーリーもIやIIよりも、そこまで感動的なシーンが少なく、濃度が落ちたような・・・。
2.グラフィックは最高
グラフィックはシリーズ最高だと思います。
さらに言えば、PS2で出ているRPGでもかなり高いレベルにあると思います。
特にフィールドの風景と、イベントシーンのキャラクターグラフィックは良く出来ています。
イベントシーンはムービーなのかどうかは不明ですが、キャラクター(特にアルフィナ)はまるで人形(フィギュア?)みたいです。
さらに、空中コンボも視覚的にカッコ良くてGoodです。
特に止めを刺したときの「Areal
Finish」の文字が画面に流れていくのが爽快で、クセになりそう。
ただ、このために全体のボリュームが少なくなってしまったとすれば、ちょっと残念な気もします。
3.戦闘もテンポよく、より戦略的に
戦闘シーンは「エクストリーム」の頃とあまり変わっていませんが、勝利ポーズが飛ばせるようになり、テンポが良くなりました。 魔法や技のエフェクトも若干短くなったような気がします。
本作では空中コンボが追加されました。
これは空中に浮いている敵にコンボかクリティカル攻撃をすると、特別な技が発動し大ダメージを与え、しかもアイテムを落とす確率が増える
というものです。 これによりテンポが悪くなるのでは、と考える人がいるかもしれませんが、せいぜい時間は格闘ゲームの「龍虎乱舞」みたいな超必殺技の半分ぐらいで、しかもダメージも大きいのでそれほど苦になりません。
それよりも、空中コンボの追加により、戦略が増えました。
まず、空中コンボを発生させる前に敵を空中に浮かせる必要がありますが、以下の状態でクリティカル攻撃を食らわせると、敵が空中に吹っ飛ばされます。
- 敵の通常攻撃の発動中(キャンセルしたとき)
- 敵の攻撃が終わった直後
- 敵が他の味方のコンボ・クリティカル攻撃を食らっている最中
そこに味方がコンボかクリティカル攻撃を加えると、空中コンボが発生します。
ここで、空中コンボはダメージやアイテムの確率以外にも、以下のような利点があります。
-
敵に近寄らなくても、すぐに空中コンボが発動し、隙を与えずに攻撃できる。
-
コンボであれば、コンボ攻撃中(一回当てた後)でも空中コンボが発動する(→ヒット回数によりダメージ増大)。
-
「修羅の魂」など、コンボの回数が多いと空中コンボの攻撃数が増える(→ヒット回数によりダメージ増大)。
これを生かせば、「修羅の魂」を装備したキャラクターにコンボ攻撃、その他の一人がクリティカル攻撃をするだけで、簡単に空中コンボが発生し、大ダメージを与えることができるのです。 また、誰か一人が敵を浮かせて、残りの仲間全員が空中コンボで連続攻撃ということもできます。
もし空中コンボが発生しなくても、空中に敵を浮かせることにより、足止めにすることができます。 (ちなみに、空中コンボで打ちあがった敵の最高の高さは記録されます)。
ただし、いいことばかりでもありません。
空中コンボに関わったキャラはみんな行動の終了が同じタイミングになるので、敵に連続攻撃の隙を与えやすくなったり、敵の必殺技を止められなくなったり
します。
もちろん場合によっては回復を優先させた方がいいこともあるので、ただ狙うのも考え物です。
追加したものといえば、究極奥義とも言えるオーブが追加されました。
これは、敵との戦闘回数に応じてエネルギーが溜まり、いっぱいになると戦闘中いつでもオーブの力を使うことができる
というものです。
もちろん使うとエネルギーは0になり、もう一度溜め直さないといけませんが、効果はどんな技・魔法よりも強力で、誰でも、すぐに発動できる
ので、利用しない手はありません。
逆にその分敵が強くなったような気もしますが…。
4.移動も上々
フィールド・ダンジョンの移動でも「エクストリーム」をベースに、いくつか機能に変更・追加がありました。
まず、移動シーンでのキャラクターは主人公(ユウキ)一人だけで、敵が後ろから接触すると不利な状態で戦闘が始まります。
ここら辺は「エクストリーム」と同じですが、戦闘が有利になる条件が変わりました。 「I」「II」は敵に後ろから接触する、「エクストリーム」では×ボタンで身構えて敵に後ろから接触するというものでしたが、本作では×ボタンでタイミングよく敵を切りつけて、気絶しているところを接触する
というものになり、より簡単になりました。
さらに場所によってはもっと有利にすることもでき、フィールド上の爆弾を爆発させて敵を爆風に巻き込み、気絶しているところを接触すれば全員がすぐにコマンド入力可能な「先制攻撃」状態になります。
それよりも、今回は□ボタンを押して周囲にあるアクションポイントや宝箱を探す機能「Gサーチ」が追加されました。
従来はそのポイントに近づくとアクションアイコンが出るというものでしたが、本作では
ボタンで検知する代わりに、宝箱も見つけられるようになりました。 これにより、アイテム探しが楽になるばかりでなく、暗いところでも行く場所が分かるようになりました。
さらに、「エクストリーム」同様にレーダーが表示されているのもうれしいです。
ただ、レーダーは自分と地形のみで、「エクストリーム」のようにアイテムや敵は表示されません。
移動はかなり楽になったということですが、逆に何でも分かってしまって探す楽しみが薄れたという人もいるかもしれません。
全体マップの移動もかなり変わりました。
従来は全体マップから行きたい地名を選択すれば良かったのですが、本作では飛行機を操縦して自分で行くこともできるようになりました。
従来どおり、一度行った事のある場所には飛行機で飛び立つ時に「他の場所に行く」で一発で移動することもできます。
それでも、本作の醍醐味である空や、シリーズの特徴である冒険を楽しむためにも、ぜひとも自力で行ってほしいところです。
飛行機の操縦はフライトシミュレータをかなり簡単にしたようなもので、上昇、下降、旋回、加速、減速といったことが出来ます。
飛行機の操縦で一番難しい「着陸」もなんてことはなく、その場所に近づいて○ボタンを押すだけです(ただし、高度が高いと出ないので注意)。 電波を受信した状態でL1を押すと飛行機乗りの通信を聞くことが出来たり、特定の地点に近づいてR1を押すとその地点のガイドが表示されたり、飛行機乗りな雰囲気もちょっと味わえるかな?
他にもR2で宙返りするというおまけ
もあります。 墜落することは…多分ないでしょう。
5.街のデザインはまずまずだが、作り込みが足らなくて残念
グランディアの特徴として、一つ一つの街が異なる文化を持っており、印象が違うということがあります。
本作でもそれが守られています。
ただ、街のデザインにそれほど文化を感じるものはなく、印象に残る街が少ないのは残念です。
それよりも残念なのは、街の中にあるオブジェクトが全く動かなくなってしまったことです。
樽を触ると揺れる、棚のそばに近づくとビンが倒れる、ピアノを触ると音が鳴る、といったことが、どうしたことか、本作から全くなくなってしまいました。
暖炉などの音の鳴るものに近づくと音が聞こえるのは残されているようですが、これもシリーズの特徴だと思っていただけに残念です。 キャラクターのグラフィックに気をとられて、ここまで手が回らなかったんでしょうか。
6.音楽は良いが
本作ももちろん音楽は岩垂徳行氏によるものですが、これまでと異なり、Mizによるテーマソングが追加されました。
確かにゲームのイメージにもマッチしており、なかなかいい感じです。
一方BGMの方はゲームのテーマとも思える「前向きな感じ」を意図しているからか、全般的に明るい感じ
がしました。 たとえ最終ボスの戦闘であっても・・・。
勝利時のBGMもようやくディズニーランド風のBGMから脱却したような感じです。 個人的には草原や森のフィールドのBGMと、異世界から戻った後の戦闘のBGMが気に入りました。
しかし、役者や俳優を声優として起用したのは賛否両論のようです。 「ナチュラルすぎて演技していない感じがする」というのはあるのですが、逆にオーバーすぎても困るので個人的には気になりません
。
7.総評:一般向けになった反面物足りない感じが
総評すると、本作はより多くのプレイヤーにプレイしてもらうため、いろいろ工夫を凝らしています。
- 分かりやすいストーリー
- ビジュアルを強化
- SASにより、戦略的な戦闘システムをより遊びやすく
- レーダー、で移動シーンをより簡単に
- イメージソングの採用
- 俳優・役者の採用
これらの工夫から、本作はより一般向けになり、遊びやすくなりました。
一方、プレイ時間が短くなり、これまでのファンにとってはちょっと物足りない感じもします(特にストーリーが)。
多分、これから中古が出回り、どんどん安くなっていくでしょう。 グラフィックはかなり見物なので、安くなったら買って損はないのではないでしょうか?
8:シリーズ比較表
比較項目 |
グランディア |
グランディアII |
グランディア エクストリーム |
グランディアIII |
ストーリー |
ストーリーIは知らないところに行く、新しいものを見るといった冒険心を中心に据え、ちょっとだけ友情をプラスしています。
主人公も明るく、全体的に平和的な、ちょっと子供っぽい感じもします。
|
IIは冒険による主人公たちの成長と、人の心やこころのつながりといったことがストーリーの中心になります。
Iとは違い、主人公の年齢が上がり、人が死んだり裏切られたりすることがよくあります。
一部難解な点もあり、ちょっと大人向けになったというのは正しいでしょう。
どんでん返しがたくさんあるので目が離せません。 |
エクストリーム(以下X)では仲間ということがストーリーの中心になります。しかし、戦闘や成長を中心に捕らえたためか、ちょっとストーリーは弱いところがあります。
どちらかというと子供向けに逆戻り。
一つの宿場町を中心にダンジョン探索を進めていくスタイルもちょっと退屈かもしれません。 |
夢見る少年、母からの巣立ちというIの冒険のストーリーと、IIの絶望からの復活、ラブストーリーがあわさったようなストーリーになっています。
ただ、あまり深いところには触れられず、あっさりした感じです。 |
グラフィック
|
セガサターンにしてはよくここまで書き込んだな、というグラフィックで、このゲームの肝である、街ごとの世界観の統一はさすがなものです。
キャラクターは2Dになっており、表情の変化が豊かで面白いのですが、視点がある程度固定されてしまいます。 |
IIも世界観の統一は健在で、街ごとに違った雰囲気を奏しています。
キャラクターも2Dから3Dのディフォルメキャラクターになっています。
いろんな角度で見られるのはいいけど、却って表情の表現が減ったような・・・。
あとデモや魔法のエフェクトでは結構ムービーを多用しています。 |
Xでも世界観の統一はあれど、出てくる街が少なすぎてあまり世界観は味わえません。
3Dキャラの動きや表情が豊かになって、グラフィックは全体的にIIよりも向上したかと思います。 |
IIIはフィールドのグラフィックもパワーアップ。デモシーンの3Dキャラもクオリティが大幅にパワーアップ。
ただムービーなのかもしれません。 |
キャラクター(グラフィック) |
主人公がやや少年であるためか、キャラクターのグラフィックも、どことなく少年ロボットアニメ風です。
ゲーム中のキャラクターは、等身がことなるものの、あまり違和感を感じません。
子供っぽいからか、あまりキャラクターのグラフィックに惹かれることは(その手の人以外には)ありませんでした。
ただし、フェイスグラフィックの表情の変化が激しいので、これがストーリーとともに印象に残ることでしょう。
中には、かわいい顔して頭の悪そうなキャラもいますので、ご注意を。 |
かのえゆうし氏によるグラフィック。
ハードの性能もキャラクターの年齢も若干上がったためか、ややキャラクターのグラフィックが強調されるように感じました。
ただ、ポリゴンキャラとはどうしても違和感があります。
女性キャラが三人で、しかも一部ラブストーリーであるため、その手の人には堪らないでしょう。
子供キャラのロアン君も一部その手の人にウケています。 |
藤原カムイ氏によるグラフィック。
3Dキャラクターによる表情はいいのですが、2Dのグラフィックはいかにもアニメ塗りで、絵的にもキャラクター的にも全体的にフラットな印象を受けます。
女性キャラや子供キャラもそれほど媚びていなく、正直一番キャラうけしなそうな作品です。 |
「ヴァルキリープロファイル」の吉成曜氏によるグラフィック。
グラフィックもIとIIの中間ぐらいですが、女性キャラの露出度はやや高く、男性キャラにも一部美形がいます。 |
音楽
|
作曲者は、岩垂徳行氏です。
街の世界観を出すだけあって、さすがに街ごとに違う音楽で、独自の雰囲気を出しています。
戦闘の音楽もDisc1と2で違うし・・・。
壮大な、勇気を奮い立たせてくれるような感じのする音楽になっております。
ダンジョンなんかは結構アンビエントばっかり。 |
IIでも作曲者は同じ、岩垂徳行氏です。
そのためか、幾つかIからアレンジしたり流用している音楽もあります。
街ごとに違う音楽は健在です。
今回はさらに歌が加わり、さらに雰囲気を出しています。
ただダンジョンの音楽はよりメロディアスになったのですが、楽器を変更しているだけで多用している感じもあります。
曲数自体は少なくなったような感じがします。 |
本作も作曲者は岩垂徳行氏です。
前作よりはおとなしめですが、勝利のファンファーレがディズニーチックだったりと相変わらずです。
ダンジョンは種類毎に違う曲を用意するようになりました。
ただ舞台が少なくなったためか、曲数が減りました。
一部IやIIの音楽を流用しています。 |
本作も作曲者は岩垂徳行氏です。
さらにMizによるイメージソングが挿入され、より一般ウケを狙った感じになっています。
曲数もIIと同じぐらいに戻り、明るい曲が多くなっています。 |
効果音 |
結構有名な人に頼んだようで、暖炉のそばに行けば火の燃える音がするし、草の上を進んでいくとガサガサと音がします。
アニメチックな効果音が結構あって愉快です。 |
IIでも、オブジェクトによる効果音は健在です。
ただ、やっぱり効果音も使いまわしが多くなったような・・・。 |
Xでもオブジェクトの効果音がありますが、出番は減りました。
大部分はIIからの使いまわしです。 |
オブジェクトの効果音は健在で、前作よりは新しい効果音が追加されました。 |
移動システム |
画面上に記されているのは方角と、北の方向だけですが、街ではレーダー画面、ダンジョンではバードビューアイコンがあり、2Dチックにマップを把握できます。 |
IIでは、レーダー画面やバードビューアイコンがなくなり、代わりに目的地へのナビゲータと、目的地への距離がわかるようになりました。 |
Xでは常に後方からの視点で、代わりにレーダーが常に表示されるようになりました。
おかげでまず迷うことはなくなりました。 |
IIIもXの移動システムとほぼ同じですが、周囲の宝箱を検知できる「Gサーチ」が追加され、よりプレイしやすくなりました。 |
装備品 |
一人のキャラクターでも2〜3種類の武器を装備でき、モーションや必殺技の種類が変わります。
武器を仲間同士で交換することも可能です。
また、魔法を覚えるマナエッグは一回きりですので、使用は慎重に。 |
IIでは武器はキャラクターで固定になっています。
防具やアクセサリーは共通です。
さらにマナエッグ(魔法セット)やスキル(能力アップ)も装備できます。 |
Xでも、武器はキャラクターで固定、防具やアクセサリーは共有です。
マナエッグの他にスキルも装備できますが、複数装備できるようになった反面、宿舎でしか変更できなくなったので要注意。
あとスキル装備にはスキルブックも必要になり、装備できるスキルの種類や数は装備しているスキルブックに依存します。 |
IIIも武器はキャラクター固定、棒部やアクセサリーは共有です。本作から魔法はマナエッグと別に装備するようになり、マナエッグは魔法をパワーアップさせる装備品になりました。スキルブックもスキルをパワーアップさせる装備品になり、いつでも変更できますが、魔法とスキルはセーブポイントや店でセットアップしないと装備変更できません。
手に付ける防具がなくなったのも細かい変更点。
|
技 |
技は殆ど魔法の代わりとして使われています。
ただし魔法と違い、SPはコンボ攻撃で回復するため、ザコで使ってもすぐに回復できます。
また、使用できる技は装備している武器によって変化します。
反面MPみたいに回復できるアイテムが少ないため、ボス戦では苦労します。 |
IIではキャンセル属性の付いた技が増え、キャンセル狙いで使う技も増えました。
さらにSPは攻撃を受けたときも増えるようになり、スキルによる上限アップなどもあり、何度も使えるようになりました。
また、武器がキャラクター固定になったため、装備品によって技が変わることがなくなりました。 |
XでもII同様ですが、さらに複数人の仲間と協力して出す合体技が増えました。
さらにSPは特殊なスキルで回復する場面が増えましたが、宿舎に戻ると0になるので最初は溜めないと使えません。 |
Xであった合体技はなくなりましたが、技を閃いたり、使い続けるとパワーアップするところは一緒です。
今回はパワーアップする段階・内容が決められています。
SPは時間で回復するようになりましたが、IIのようにダメージでも回復するようです。
装備の変更は魔法・スキル屋や特定のセーブポイントに限られ、Xほどではないにせよ制限があります。 |
魔法 |
魔法はマナエッグを使って、一つの属性だけ覚えさせます。
一度覚えさせると、二度と他の人に覚えさせたり、違う属性に変えたりすることはできません。
さらに覚える属性は必殺技にも影響してきます。
そのため、後にパーティから離れる人や必殺技で持たない属性を覚えさせると、泣きをみることに。
その反面、マナエッグを探したり覚える人を選ぶ楽しみが生まれてくるわけです。
|
IIでは魔法はマナエッグを装備させて使います(しかも戦闘中でも変更できる)。
使える魔法の種類はマナエッグで決まっています。
いわば魔法セットです。
魔封じを食らった味方のマナエッグの装備を交換して別の味方が魔封じを直したり、敵に応じて使用するマナエッグを変えるということもできるようになりましたが、その魔法セットに自由が利かないところが悩むところ。 |
Xでもマナエッグを装備させますが、装備の変更は宿舎に限られます。
MPはマナエッグごとに決まっており、複数装備できます。
その分前作よりも一つで使用できる魔法の種類が減ってしまい、使い分けることができないのが難点。 |
本作では魔法そのものを装備します。
装備できる数はキャラの魔法レベルに制限されますが、自由に選択できます。
ただし装備の変更は技と同様、制限があります。 |
技・魔法の成長 |
Iでは武器や魔法属性に経験値があり、使い続けることで技を覚えたりします。
また魔法や技それぞれにも経験値があり、使い続けることで発動が早くなったり威力が上がったりします。
何度も使って経験値稼ぎをしないといけませんが、育てる楽しみがあります。
|
IIでは、戦闘終了後にゴールドや経験値と一緒に、MTやSTといった値が増えます。これを使って魔法や技、さらにはスキルの習得や強化を行うため、既存のものを強化するか、新しいものを習得するかを選ぶ楽しみがあります。
また、前作のように弱い魔法・技を使い続ける必要はなくなりましたが、ある意味経験値稼ぎの楽しみはなくなっています。 |
Xでは、技はIのように使い続けて、スキルは戦闘時に入手するスキルポイントで、魔法はマナエッグの合成で強化します。
スキルポイントは敵によって4種類の属性があり、その属性に合ったスキルにしかポイントは加算されません。
さらにスキルポイントは敵を早く倒すほど多く手に入れられるので、同じ属性を持つ敵を素早く倒すといった楽しみがあります。
またマナエッグはダンジョンで手に入りますので、組み合わせの発見やダンジョン散策の楽しみがあります。 |
IIIでは技は戦闘中に使用すると、閃きでパワーアップします。
スキルや魔法は装備するスキルブック・マナエッグによってパワーアップ(ブースト)されます。
マナエッグは合成により強化することができます。
また、マナエッグやスキルブックは魔法やスキルに変えることができます。
スキルの強化やマナエッグの合成の楽しみが少なくなってしまったのが残念。 |
パーティーキャラの入れ替わり |
ストーリーの流れで、CD1枚目の終盤を最初に3〜4回、仲間が変わります。
場合によってはマナエッグを損してしまいますので、慎重に。
|
Iストーリーの流れで結構マメにある仲間とある仲間が入れ替わります。
パーティから離れたり、また戻ったり。
再度仲間になるときはレベルはある程度上がっていますが、おかげでこのキャラはまともに育てられないのではないでしょうか。
また、その度に装備品が外されてしまうので、再び仲間になったときは装備品をチェックしないと泣きを見ます。
また、そのほかのキャラクターも大きく2回仲間が変わります。
これも場合によっては、技を覚えさせるときに使ったSTを損してしまいます。 (一部例外あり)
|
Xでは宿舎に戻ればいつでも仲間を入れ替えられます(主人公除く)。
装備品もそのまま持ち去ってしまうので、防具を共有しているときは注意。
ストーリーが進むにつれて仲間が増え、最大9人にもなります。
損することはありません。 |
IIIではディスクIの終わりと、ディスクIIの後半、最後の手前あたりで仲間の入れ替わりがあります。
このうち一番目と三番目は全ての装備品がアイテムに戻り、二番目はスキルと魔法だけが戻りますが、二番目と三番目はそんなに長くないし、装備品が殆ど使いまわせないのでなんとかなるでしょう。
三番目は装備のし忘れに注意。 |
戦闘時のカメラワーク |
Iでは、キャラクターだけ2Dで、基本的に見下ろし型で移動・拡大するため、視点の方向は一定です。
ただ、全体を見渡せるようになっています。
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IIでは、キャラクターが3Dになり、いろんな角度で見渡せますが、逆に背景などで隠れて見えにくくなったり、場合によっては完全に見えなくなったりします。
|
Xでも3Dですが、視点を4つから選べるようになり、もちろん色んな角度から眺められます。 |
IIIでもXと同じ感じですが、視点は2つぐらいしか選べません。 |
戦闘時の技・魔法の効果 |
Iでは、ハデなものはそんなにはなく、数秒程度で終わるようなものです。 |
IIでは、さらにハデになり、FFと見まごうばかりのハデな効果も増えました。
その分、戦闘に時間がかかり、DCのアクセス音が頻繁に鳴るようになりました。 |
XでもII同様の派手さで、アクセス音は鳴らないものの戦闘に時間がかかってしまいます。 |
IIIも派手ですが、追加された空中コンボは派手ながら時間がかかりません。
魔法のエフェクトもやや時間が短くなり、テンポはよくなりました。 |
対応ハードと相場 |
IはCD-ROM二枚組みで、セガサターンとプレイステーションで出ています。
どちらともベスト版で2800円ぐらいで出ています。
中古品なら、セガサターン版は580円、プレイステーション版は980円ぐらいでしょうか。
なお、Iには、体験版として配布していた「グランディア
プレリュード」と、ダンジョンやミニゲームが入っているファンディスク「デジタルミュージアム」が、セガサターンで出ており、さらにセガサターン版では予約特典に音楽CD(シングル)がついていました。 |
IIはGD-ROM(DVD-ROM)一枚で、ドリームキャストとプレイステーション2で出ています。
ドリームキャスト版はベスト版で2800円、プレイステーション版は4800円で出ています。
中古品なら、ドリームキャスト版は1580円(場所によっては1000円というのも)、プレイステーション2版は2800円はするでしょうか。
ドリームキャスト版には、初回特典の音楽CDつきのものもあります。
現在でも、中古品で1980円で手に入るでしょう。 |
XはDVD-ROM一枚で、プレイステーション2でエニックスから出ています。
中古品なら1980円ぐらいで手に入るでしょう。
初回限定版もあったようですが、IIほどありがたみはありません。 |
IIIはDVD-ROM二枚で、プレイステーション2でスクウェアエニックスから出ています。
中古で4000円前後ぐらいで手に入るでしょうか。 |
総合評価 |
世界観や戦闘を楽しめるという点では、どちらでも同じです。
初心者の人でも、どちらから初めてもいいと思います。
あまりストーリーを重視しない人や、育てることが好きな人、ボリュームや値段を優先する人はこちらをお勧めします。 |
ストーリーを重視する人、手軽にRPGを楽しみたい人、3Dにこだわる人はこちら。
キャラクターにハマったら、迷わずこちらのほうでしょう。
恋愛ゲームやギャルゲー好きな人もこちらの方をお勧めします。 |
RPGはシステム重視という人や、キャラを育てたり、ダンジョンを散策してアイテムをゲットしていくのがすきな人はこちら。
お子様や時間のある人にお勧めできます。 |
お勧めできるプレイヤー層はIIとだいたいかぶるでしょうが、より一般、ライトユーザー向けで、広くお勧めできます。
前作や前々作をプレイしたことのある人にもお勧めできますが、あまり深い思い入れのある人や声優ファンにはお勧めできません。 |
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