1.剣士生活シミュレーションゲーム?
僕自身はこのシリーズをプレイするのは初めてですが、なかなか面白いと思いました。
剣豪(強敵)を倒す、という目的はあるのですが、それまでの過程はプレイヤーの自由 なのです。
ある意味RPGとも思いました。
戦闘以外の基本的なシステムは、まず時間の流れがあり、1日は朝、昼、夕、夜の4つに分かれています。
その中で以下の場所に行き、主人公のパラメータを上げていきます。
-
自宅
休憩・宿泊により体力を回復することができます。
(他の場所でも休憩・宿泊(野宿)はできますが、盗賊に襲われる場合もあります)
記録をするのもここ。
-
道場
剣の稽古をします。
剣の腕は上がりますが、体力が減ります。
-
口入れ屋
仕事を貰い、その任務を遂行します。
剣の腕が上がり、成功するとお金がもらえますが、体力は減り、失敗するとゲームオーバーになることがあります。
また仕事の内容によっては名声が増減します。
仕事は大概夜に行われ、仕事を貰うと次の日になります。
-
茶屋
野試合に参戦し、さまざまな剣士・賊と木刀による勝負を行います。
剣の腕が上がり、倒した分だけ名声が上がりますが、体力は減ります。
-
仕立て屋
お金で買い物をし、着物や面を買います。
-
寺
自分と戦い、剣の腕のステータスを調整します。
それらの場所に行くと、基本的に次の時間になります。
そうして名声が上がると御前試合に参加できるようになります。
主人公の剣の腕は基本的に戦いによって上がっていきます。
また、技も戦いによって得られます。
仕事の内容も基本的に剣を使うことで、ミニゲームなんてものはありません。
つまり能力の上げ方やお金の増やし方など、剣が全て
なのです。
このあたりはストイックな感じがしますね。
ちなみに僕は、御前試合を忘れて仕事を請け負い、徹夜で人を斬ってきてそのまま御前試合に行く、なんて荒業をやってしまいました。
2.格闘アクション部分はちょっと独特
戦闘部分はアクションゲームになるのですが、普通の格闘アクションと比べると独特です。
まずジャンプがなく、防御はボタンになります。
攻撃の種類が一種類で、連続で押すと連続技となります。
他にも相手の剣を払って体制を崩したり(「懸け」といいます)、攻撃を避けることもできます。
ここまではなんとなくチャンバラ格闘ゲームとして考えられるのですが、それよりも独特なものが「流派」です。
本作はあらかじめ3つの流派を準備しておき、戦闘中にL2やR2で選択するのです。
流派によって構え(上段・下段・正眼・八双)や攻撃の方法(切り下ろし・切り上げ・切り払い・突き)、防御できる・払える攻撃方法、払える構えが決まっています。
つまり、自分の流派の特徴を頭に入れ、相手の流派によって使い分けながら戦うのが重要
なのです。
上段・中段・下段を十字キーやボタンで使い分けるゲームが多い中、これは独特だと感じました。
それでも駆け引きは面白く、操作性も上々です。
特に間合いや懸けの読みが面白いと感じました。
基本的には一対一なのですが、仕事を依頼すると一対多という場合もあります。
でも、一体多のシーンはもうちょっと改善した方が良かった ですね。
まず視点がちょっとみにくい です。
特に敵で自分が隠れることがあり、知らぬうちにやられていることもあります。
次にターゲットが自動なので意図しない方向に構えてしまう ことです。
斬ろうと近づくと別の敵の方に向いてしまい、逆にやられてしまうことがあります。
3.コレクション要素満載のやりこみゲーム
本作はコレクションする要素が多く、やりこみゲーマーには大変満足のいくものとなっています。
集めるものは以下のようなものがあります。
-
刀
-
着物
-
面・笠
-
流派・構え・技
-
戦った剣豪の名前
特に刀や流派はかなりの量があり、ちょっとのプレイでは揃えられないものがあります。
|