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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー # 137
最後の忍道 (PCエンジン)

購入金額: 300円 (箱説付)

ゲーム内容

1990年にアイレムが出した、同名のアーケードゲームの移植版。
抜け忍が父の敵を討つために、4つの武器を使い分けながら敵の忍を倒していく横スクロールアクションゲーム。
アーケード版は高難易度で有名 だったが、PCエンジンでは5回まで敵の攻撃に耐えられるオリジナルのモードも追加された。
それでも一撃死の攻撃が多く、かなり難しい。

H.Kuwanoの考察

1.アイレム版影の伝説

本作を簡単に言ってしまうと、アイレム版「影の伝説」と言えるでしょうか。

「影の伝説」の詳細は関連情報に載せるとして、ここでは共通点を見てみたいと思います。

まず一つ目は、何といっても忍者が主人公のゲームであるということ。
目的が違っていますが、同じ忍者であることは一緒です。
ぱっと見忍者らしくない格好も一緒。

二つ目は、武器の使い分け
「影の伝説」では手裏剣を使い分け、手裏剣を八方向に投げられ(たよね)り、敵忍者の手裏剣を刀で受け止めたり といったアクションがあります。
本作はさらに4つの武器を使い分け、手裏剣の他に、爆弾鎖鎌 があります。
刀で敵の手裏剣を防ぐことができるのはもちろん、威力の高い爆弾をボスに浴びせたり、鎖鎌を振り回して敵を一網打尽にすることもできます。
特に鎖鎌の弾消しは攻略の上で必須になっています。

三つ目は、ジャンプの独特の浮遊感
「影の伝説」の主人公「影」は空中での制御はできないものの、ものすごいジャンプをします。
本作の主人公「月影」は、「影」ほどの脚力はないものの、跳躍力は平均的なアクションゲーム以上 です。
しかもこちらは多少制御ができます。
この二人のジャンプは飛び立つ瞬間がとても素早く 、いかにも忍者っていう感じです。
でも、ヘタにジャンプするとやられやすいのもどちらも同じ。

 

ただゲーム的には敵や敵弾の数、耐久力のある敵、強力なボスなど、だいぶ違っています。
むしろこのゲームは「ウルフファング」のようなアクションシューティングゲームと見ることもできます。

 

2.移植度はいかに?

移植版となると気になるのは元の再現度の高さ(移植度)ですが、僕はアーケード版を見たもののプレイしたことがない(PCエンジン版でその難しさを目の当たりにしたのでプレイする気にならない?)ので、何とも言えません。
ただ、画面を見る限りでは、ゲーム機の性能によるため、キャラの細かさ、色数はもちろん、画面解像度の違いで画面が小さくなったように感じます。

音楽についてはアーケード版の音楽が入ったCD()を持っているので、十分比較できます。
ハードの違いもありますが、曲は同じものの印象が全く異なっています。
パート数も減り、より静寂に近い ような感じ。
おかげでやられたときの「うわー」が大きく聞こえてびっくりしてしまいます。

アーケード版を期待していた人はちょっとガッカリしてしまうかもしれませんね。

 

3.それでも難しい

PCエンジン版になって、いわゆるライフがついて一発死ではなくなった「PCエンジンモード」というモードが追加されています。
これにより、敷居が低くなって遊びやすくなった、と思いきや!!

強力な攻撃は一発死ではありませんか!!

僧侶の錫杖や忍者の鎖鎌、落ち武者や魔界半蔵の剣、双斧鬼の体当たり、もちろん縦穴の忍者の刀は全て一発でミスになります。
ザコ忍者の刀や爆弾では命(ライフ)が1つ減るだけなのに…。
特に問題は縦穴の忍者の刀。
あれは何とかならなかったのか…。

というわけで、やっぱり難しいです。
でも、コンティニューは無限だし、頑張ればPCエンジンモードの方はまだクリア可能なので、アーケード版がクリアできずにあきらめていた人、少しアーケード版の練習をしたい人は挑戦してみるといいでしょう。

ちなみに僕はPCエンジン版はクリアしましたが、あの縦穴のおかげで二度とやる気が起きなくなりました。

 

4.こいつら人間じゃねぇ

しかし、何で敵は忍者なのに倒すと必ず「爆発」するんですかねぇ。
とても死ぬ前に姿を消しているようには見えないし。
主人公は敵の肉体がバラバラになるほどものすごい力で刀を振り、手裏剣をぶち当てているのでしょうかねぇ。
「ガンフォース」「アンダーカバーコップス」といい、人の爆発好きだねぇ、アイレムさん。
(そういえばFC版「ゴルゴ13」も敵の殺し屋が蹴りで大爆発していたっけ)

名言

縦穴

「最後の忍道」一番の難所。
最終ボスの前で、昇竜拳ポーズをした忍者がうじゃうじゃいる穴の中を落下していく。
出現パターンを覚えないと即死・ゲームオーバー必至!!

関連情報

影の伝説

タイトーが1985年に出したアーケードゲーム。
主人公は忍者で、刀と手裏剣を使い分けながら、姫を救出に向かう。
忍者らしい跳躍力と走力で画面狭しと暴れられるのがポイントだが、デモ中に主人公が操作できることでも有名になった。
FCに移植されている。

イメージファイト

1988年にアイレムが出した縦スクロールシューティングゲーム。
R-TYPEのスタッフが作ったということで、無敵の砲台「ポッド」や自機の前に取り付ける攻撃ユニット、速度変更時の噴射による攻撃など、さまざまなアイデアが盛り込まれている。
最終面より補習ステージの方が難しいことは有名。
FC,PCエンジン,PS,SSに移植されている。


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