ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー #120
マッハライダー（ファミコン）

購入金額：500円

ゲーム内容

ファミコン初期に登場したシューティングレースゲーム。 ショットを装備したバイクを駆って、敵を倒しつつゴールを目指す。 残機制の「FIGHTING MODE」のほかに、時間までに指定された距離を走る「TIME TRIAL」「SOLO」、さらにはコースエディットまでついていてお得な感じ。 やられるとバラバラになって再び合体する様が印象的。

H.Kuwanoの考察

１．当時としては遊べるが、雑なキャラクター移動が残念 紹介にもあるとおり、このゲームはシューティングゲームの要素を持ったレースゲームです。 残機制というのも変わっていますが、一応一面だけはエネルギー制になっています。 それでも残機制がイヤな人には時間制のタイムアタックやソロモードがあります。 さらにはコースエディットもあるので、当時のプレイヤーはかなり遊び倒したと思われます。 弾数にも制限があり（ちょっとリアルで斬新）、ただ撃っていると弾がなくなって悲惨な目にあいます。 「残機制ならゆっくり走ればいいじゃん」なんて考えた人、甘い！！ 後ろからくる対向車に追突されてもミスになるのです。 そのためかバックミラーまでついています（これまた斬新）。 以上より、「追突されないほどほどのスピードで、前方の障害物や敵を撃って進む」というプレイが要求されます。 これがなかなか面白く、「ロードブラスターズ」はこれを真似たんじゃないか？と思えるほどです。 しかし、障害物の位置計算が雑なのが残念です。 遠くに見えるときは路肩にあった岩が、いきなり車線に飛び込んでくるのです。 さらには急カーブの真中に岩があったりと、対向車よりも岩やドラム缶が最大のライバルです。   ２．バラバラはメトロイドに引き継がれた？ このゲームでもっとも印象深いシーンは、なんと言ってもミスったときにライダーがバラバラになってしまいますが、残りがある場合は再び合体します。 残りがない場合は合体に失敗して、「THE END」。 実はこのバラバラになる効果は、「メトロイド」に引き継がれているんじゃないかと思われます。 メトロイドも、敵も自分も倒されると4つ裂きぐらいにバラバラにされて、破片が飛び散ります。

 

名言

YOU ARE "MACH RIDER" 各面のスタートに出てくるメッセージ 「用意はいいか？」の代わりのようなもの

関連情報

F1レース…ファミコン初のレースゲーム。 ラスタースクロールを使ったコース表現が、初期のゲームにしては見事。 メトロイド… ディスクシステムで登場した探索アクションゲーム。 現在もシリーズが続いている。 ロードブラスターズ…アタリが1987年に出したシューティングレースゲーム。 マシンガンを装備したスーパーカーを操り、路上の敵を蹴散らしながら、ガソリン切れまでにゴールにたどり着けばクリア。

Prev Back Next