ゲーム内容 |
ゲーム内容は、ゲームソフトを作成するシミュレーションゲーム 。 ゲームの基本部分は、主に開発スタッフを獲得する「RPGパート」と、ゲームを開発する「シミュレーションパート」に分かれている。 「RPGパート」では、主人公を成長させながら、スタッフ(=敵)を説得し(=倒し)、交渉で仲間にしていく。 「シミュレーションパート」では、「RPGパート」で集めた開発スタッフを開発室に配置し、リアルタイムに指示を出したり設備投資や宣伝を行って、ソフトを開発する。 スタッフには、ゲームの内容を決める「ディレクター」(1プロジェクトに1人)、グラフィックなどを担当する「デザイナー」(1プロジェクトに最大3人)、プログラムを担当する「プログラマー」(1プロジェクトに最大3人)がおり、最低1人がいないとプロジェクトが進まない。 作ったゲーム、獲得したスタッフ、アイテム、見たエンディングやムービーは、ゲーム中やタイトル画面の資料室で見ることができる。 最初は、ストーリーにしたがってセガのシェアを100%にする「ふつうのセガガガ」をプレイする。 なお、自虐的かつ毒々しいストーリーモードもこのゲームの見所の一つで、「独身男性95%」「寝れない、風呂にも入れない」など開発現場の悲惨な状況や、「なぜドリームキャストは売れないの」「なぜこんな僻地に会社を作るんだ」といった自虐的発言、秋葉原や有明の壮絶な状況など、現在のゲーム業界(を取り巻く環境)を皮肉的に捉えている。 |
名言 |
R・P・Gは(株)バンダイの登録商標です。このゲームでは「RPG」の表記があるたびにこの注意書きが表示されている。 萌え萌えこのゲームの裏テーマ。 .com子ちゃんで、その裏テーマを象徴する美少女キャラクターの一人。 どこかでフラグの立った音がした。A研で会話で何か進行があったときに出るメッセージ。 僕はスタッフロールに名前を載せるんだ!!主人公がA研の着ぐるみを着たプログラムチーフの攻撃を受け、遠のく意識の中で叫ぶ言葉。 セーガーもともとはCMのセガのタイトルコールなのだが、このゲームではアイテムをゲットしたときのファンファーレになっている。 アタシのゲンコは痛いわよB研で3人のリーダーをまとめるために使ったヒロインのセリフ。 伝説の同人誌C研に登場する、(ゲーム中においては)信用できる伝説が記されている同人誌。 萌え老C研大貧民層に生存する、心に「萌え」を持ち続ける老人。 萌えエレベーターC研の大貧民層でみんなの「萌え」が一点に集まるときに発動する最終究極奥義。 ドルメヒカこのゲームの中心となる物体。 アツクテシヌゼこんなメッセージをこのゲームで見るとは思わなかったシリーズ第一弾。 |
H.Kuwanoの考察 |
1.セガファン以外でも楽しめるゲームメーカー経営シミュレーション表面はセガシミュレーションを装っていますが、このゲームはゲームメーカー経営シミュレーションゲームです。 特に面白いのは、「ゲーム作りはスタッフ個人個人に大きく依存する」ということです。 「使えなくなったらすぐクビ」「契約時は高くふっかけといて後で給料カット」「栄養ドリンクで超過労働」(これはある意味現実的)といった、現実では考えられない鬼な行為もできるのもゲームならでは。 「セガシミュレーション」と間口を狭めているのが残念に思えるぐらいです。
2.実はテクノソフトファンにも…このゲームをクリアすると遊べるシューティングゲーム「R-720」には、「SYRINX」という特別キャラが登場します。
3.本当はゲームを作りたい(作っている)人にやってもらいたい一作実はこのゲームには、ゲームを作る人やそれを目指す人に対しての熱いメッセージが込められています。
主人公はダレたスタッフに対して熱い意思で説得していくのですが、 そしてそれに覆いかぶさるように、スタッフの一人「プログラマー岡」の
その後、ゲーム中で主人公は気づきます。 これらのことは、まさに僕が考えていたことと同じです。
特に、ゲーム業界を志望する人たちは、この傾向に陥っています。 「ゲームが作りたい」
4.でも実は萌え系ゲーム…とは言っても、このゲーム実は萌え系では、と思われます。 最初に登場するのはA研の資料室。 なにかの嫌がらせでしょうか。
そしてC研で、主人公は「萌え」に目覚めます。 「萌え老」の説教で主人公は「萌え」について分かったようですが、僕にはちっとも分かりません。
また、ストーリー上の関係で「秋葉原」や「有明」に行けるようになりますが、ご想像の通り、ここも「萌え」に満ちています。 まずは秋葉原。 奥に行くと、その本性を現します。
さらには有明。 もちろん、僕自身は「コミックマーケット」に行ったことがありませんが(行かない方がいいと言われたこともありました)、人から聞いた話で大体は知っています。
とにかく、このように実は「萌え」に関するものが満載なのです。 ちなみに、このゲームのヒロイン、それほどウケが良くなかったようです。
5.「ゲーム批評」全面協力ゲーム?このゲーム、なぜか現実に存在するク○ゲー関連の著名人がいろいろ出てきます。 しかし、このゲームの一番の功労者は、「ゲーム批評」「ユーズドゲームズ(現ユーゲー)」であると考えられます。 このゲームのプロデューサーは「ゾルゲール哲」という人ですが、途中で出てくるイラストやストーリー内容(特にドルメヒカの存在)は、「ゲーム批評」や「ユーズドゲームズ」に掲載されている巻末マンガに酷似しています(と思ったら、ユーズドゲームズのマンガに登場しているではありませんか!!) 言うのも野暮なような気もしますが、…もしかして、同一人物なのでしょうか? また、ゲーム途中で「がっぷ獅子丸」が出てきたときはびっくりしました。
6.なぜ「Beep」は協力していないの?しかし、ビック東海やコミックマーケットやゲーム批評(推測)が協力しているのに、何故Beep(現ドリマガ)は協力していないのでしょうか?
セガマニアやセガファンというものを作り出したのは、Beepの功績が非常に大きいはず。 さらに、このゲームで「秋葉原の真ん中でドリームキャストを踏みつけて壊す」イベントがありますが、あれは「サムシング吉松」氏の電撃イベントで、「秋葉原の歩行者天国の路上でPS2を壊す」が元になっているかと思われます。
そのお詫びなのか、ソフトバンクがBeep15周年を記念して出版された「Beep復刻版」では、「ゾルゲール哲」氏が直々に裏表紙にセガガガのキャラクターの絵を描き、さらには記念ソングの歌詞まで担当してます(歌作るの好きだなぁ)。 このゲームの(実在)登場人物でBeepと関係が深いのは、「竹ちゃん 」ことセガの「竹崎」氏です。
正直言って、客層から考えるとゲーム批評(推測)よりもBeep(現ドリマガ)に協力を求めた方が良かったのではないでしょうか。 |
攻略情報 |
開発室探索中は外注に頼め開発室で開拓やスタッフ獲得を行っていると、最低でも1ヶ月の強制休養が待っています。 一年で3回の発売を目指そう市場は4月、8月、12月に好調になります。 能力の高くて賃金の安いスタッフを探せB研やC研(またはドグマ本社や有明)には、有能なスタッフが揃っています。 なんといっても使えるキャラクターは、C研大貧民層にいる「箱入り娘」(プログラマー)と「もえもえ」「ポリゴン人間」(デザイナー)です。 C研まで行ってない場合は、B研のデザイナー「メカマニア」や「メカ王」が、才能が高くてオススメです。 実はD研のセガキャラもオススメです。 逆に、あまりオススメできないスタッフも紹介しておきます。 B研やC研貧民層にいるマッチョ系はあまりオススメではありません。 有明のスタッフは能力はいいものの、偏りがあって値段が高めです。 ドグマ社のメンバーは苦労して獲得してもそんなに使い物にはなりません。 ストーリー上のキャラクター以外で開発室に押しかけてくるメンバーも、正直あまりオススメではありません。 |
関連情報 |
サンダーフォースV…メガドライブで人気のあったサンダーフォースシリーズの最新版で、セガサターンで好評を博した。 |