ゲーム内容 |
もはや説明するまでもない、プレイステーションで大ヒットしたレースゲーム。 |
H.Kuwanoの考察 |
1.もっと広範囲なクルマへの愛を求める「クルマを愛する全ての人たちへ」とキャッチコピーがつけられています。 僕が知っている範囲では、一番最初に自動車メーカーの協力を得て実車をゲーム上の登場させたのは、PCエンジンの「ゼロヨンチャンプII」です。 さらに「ゼロヨンチャンプII」で素晴らしいと思うのは、軽自動車やRV車など、あまりレースとは関係なさそうな車でも出番を与えている点です。 よく、モーターショーではスポーツカーばかりが注目されますが、本当にクルマを愛しているのなら商用車や大型車、ハイブリッドカーなども注目してほしいですね。
2.ドリフト命このゲーム、結局はドリフトでコーナーを曲がった方が早いことに気付きました。
3.「X68000ファン」「アルシスファン」の誇れる一作このゲームの説明書の裏のクレジットに、「製作協力 有限会社サイバーヘッド」という記述があるかと思われます。 アルシスといえば、「スタークルーザー」で3Dポリゴン技術をいち早くゲームに取り入れたことで、90年年代のコアなパソコンゲーマーの間では有名でした。 特殊チップなしでもポリゴン映像がリアルタイムで表示されるほど、その作りこみはすごいものがありました。 さらに、このゲームのメインプログラマーである丹氏(この人はサイバーヘッド(旧アルシス)の人かどうかは良く分かりませんが)は、実はOh!Xという、X68000というパソコンの雑誌でドライブシミュレーターの製作の連載を行っていました。
4.本当にクルマを愛するなら、ゲームより実車さて、僕はこのゲームを数回やって、このゲームをやりこもうとは思わなくなりました。 僕は「グランツーリスモ」に出てくるようなクルマは持っていませんし、当然あんな運転はできません。 本当に何かを愛するのであれば、貴重にとっておくのではなく、使い続けるものだ、という信念が僕にはあります。 |
関連情報 |
ハードドライビン…世界初のポリゴン使用レースゲーム。計器の表示や挙動もリアルで、教習所のドライブシミュレータとしても使われたほど。メガドライブに移植されている。 |