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ゲーム探検倶楽部ソフト会議 #098
水滸演舞 風雲再起(セガサターン)

購入金額:500円

ゲーム内容

水滸伝に登場する人物たちの格闘ゲーム「水滸演舞」の続編。
今回は武器を置くアクションの追加により、武器を使うか、素手で戦うかの駆け引きが楽しめるようになった、
また、同社の人気作「ファイターズヒストリーダイナマイト」から、「溝口」と「ヨンミー 」の二人をゲストキャラとして登場させており、
彼等が水滸伝の人物と戦うというミスマッチな闘いが楽しめる。



H.Kuwanoの考察・評価

1.デコゲーファンは買っとけ!

まず最初に謝っておきます。

実はこのゲーム、僕自身は前作もやったことがなく、キャラクターは「溝口」と「ヨンミー」を使っただけです。
水滸伝自体も良く知らないし、まったく武器と素手の駆け引きとかが良く分からないのですが、まあこのゲームのメインはこの二人の追加ということで・・・。

「溝口」はファイターズヒストリー同様、学ランとゲタといういでたちと「ごっついタイガーバズーカじゃ!」などで既に十分濃いキャラクターとなっていますが、今回新たに濃い必殺技を身につけてきました。

それは、「羊の呪い」。
呪ったれや〜!!」の声と共にピンク色のデータイーストのロゴが溝口の前に登場し、小さなピンク色の羊 を数匹放ちます。
その羊たちは飛び跳ねるように飛んでいき、相手に当たると、相手は大型のピンクの羊 に変えられてしまいます。
そうなると無防備状態となり、相手にとっては絶大なチャンスとなります。

もうお分かりですね。
この「羊の呪い」は、「トリオ・ザ・パンチ」という伝説のデコゲーが元ネタとなっております。

また、「溝口」はさらに特別扱いを受けており、「とられても良いラウンド」の表示は、通常は苗字の先頭の漢字が書かれた水晶球になっているのですが、溝口だけは大阪だけにたこ焼き
しかもタイトル画面でカーソルにもなっています。
デコ格ゲーでNo.1のキャラクターであるということは、間違いないでしょう。

格好や技で笑えるのは「溝口」ですが、勝利メッセージで笑えるのは「ヨンミー」の方です。

彼女はテコンドーをやっている韓国の女性拳法家で、足技が得意なのですが、なぜか他の格闘ゲームのような「女性キャラの色気」を感じません。
「ワールドヒーローズ」の「ジャンヌ」や、「サムライスピリッツ」の「シャルロット」「ナコルル」よりも軽装なのに、これもデコゲーだからでしょうか。

笑えるのが、同キャラ対戦時での勝利メッセージ。
「えー、私のコスプレ?! デコキャラなのにぃ。」
自分でもデコキャラであることを認識しているところや、デコキャラのコスプレは珍しいと言っていることが笑えます。
確かに、デコゲーのコスプレって、「マジカルドロップ」ぐらいしかなさそうですしね。

その他にも、「私、ハゲって結構好きよ」とか、ラスボス倒した後の「えー!隠しボスとかいないの〜?」とかも内輪らしくって笑えます。


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