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ゲーム探検倶楽部ソフト会議 #095
じゃんけんディスク城(ファミリーコンピュータ)

購入金額:980円

ゲーム内容

ゲーム雑誌「ファミリーコンピュータマガジン」のキャラクター「ディスくん」を主人公にしたパズルゲーム。
ゲームのアイデアは、同誌の読者からの応募による。

ゲームのルールは、「ディスくん」を操作して、色の付いたジャンケンの手の形をしたブロックを、倉庫番のように押して、くっつけて消していき、出口まで「ディスくん」を移動させればクリア。
ブロックの消し方はジャンケンのルールに基づいており、押したブロックに隣接したブロックの種類に応じて、ブロックが消えたり、強さが減ったりする。
ブロックには強さがあり、緑→黄色→赤の順に強くなる。
たとえば、緑色のグーのブロックの隣に赤色のチョキのブロックを動かせば、グーのブロックはそのままで、チョキのブロックは黄色になる。
さらにチョキのブロックに黄色のグーのブロックを動かすと、チョキのブロックは消える。
さらに、特定のブロックを消したりするアイテムや、アイテムの入っている宝箱なんかもある。

なぜかRPG風のマップがあり、消したブロックの数に応じてアイテムを購入することもできる。

余談だが、このゲームはディスクシステム最後のゲームである。

H.Kuwanoの考察・評価

1.パズルゲームの醍醐味を、メーカーの追加要素でダメにした

このゲームはパズルゲームであり、ジャンケンを使った一般ユーザーのアイデアがとても面白いと思うのですが、プロであるはずのメーカーが手を加えすぎたため、パズルゲームとしては良くない要素が入り込んでしまいました。

その最たるものは、アイテムの買い物の概念です。

ブロックを消すとお金がたまり、そのお金でブロックを消すアイテムを買うことができます。

これはクリアできない人のための救済措置のつもりでしょうか?
アクションゲームじゃあるまいし、そんなことをしてしまっては、「解けたときの喜び」を楽しむパズルゲームの面白さは味わえないと思います。

その面限りであれば、問題はありませんが。

また、RPG風の移動画面はまったく必要ないと思います。
これとアイテムの持ち越しによるためか、面ごとのセーブができなくなり、セーブすると塔(ステージのひとまとまり)の最初からやり直さないといけなくなりました。

RPG風にしたいという気持ちも分からなくはないですが、だからといってパズルゲームの醍醐味を奪ってしまうようなことをしてはいけません。


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