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製作記 (7)バルサ材から胴枠の切り出し

1.合わせ木の作成
・合わせ木同士の接着
 胴枠はドーナッツのような形になる場合が多く、その時に木の性質を無視して切り取ると目の方向によって強度が全くことなります。その問題を解消するために合わせ木という形をとります。
 胴体中央部の胴枠

 座席あたりの胴枠部です。
 反対側の縦になる合わせ木にきれいに合うようにナイフで切って、また、貼り付けます。これで合わせ木の作成は完了です。
胴体尾翼部の胴枠

 尾翼あたりの胴枠部です。
2.溝の切り取り
・溝切りの切り取り順序
 胴枠を切り出すときの関門が縦通材をはめる溝を作る作業です。このために合わせ木にて胴枠を作成することになるほど難しい作業です。
この胴枠を切るときもリブの切り出しと同様に切る順番があります。切る順番が大切なのは比重の軽いバルサつぶれたり折れたりしやすいので、そうさせない順番で切っていくことにより正確な溝きりを可能とします。
・全基本胴枠の切り出し完了
 良く切れるナイフで順序良く切り出した結果です。
貼ってはがせる糊で固定した紙の上からナイフで切って、切り出したバルサの胴枠です。2機分あります。
3.計量
・この時点での重量
 お決まりの体重測定です。
 2機分の胴枠をあわせて、0.0gとなっています。これはうまくいくと非常に軽量な胴体ができるかも、ワクワク
4.やり直し
・設計図の見直し
 なんかおかしいと考えていたところ、胴枠の形が間違っています。ショックでした。大慌てで、設計図の書き直しです。分かりにくいのですが、胴枠の曲線が変わりました。
 旧設計図
 新設計図
・胴枠の作り直し
 新しい設計図にあわせてまた胴枠をつくりました。
最軽量のバルサがギリギリありました。これがなくなったら比重の重いバルサしか残っていません。よかったよかった。
・この時点での重量
 お決まりの体重測定です。
 2機分の胴枠をあわせて、0.0gとなっています。しかし、私の勘では0.15g位じゃないかと思っています。どうも0.2gからしかメモリが動かないのではないかと・・・もっと正確で精度の高いハカリがほしいかも
・設計図の見直し
 せっかくなので、いままでのバルサ部品の数を算出して見ましょう。
上主翼            47点
下主翼            44点
垂直尾翼         18点
水平尾翼         28点
胴枠               25点
支柱               18点

合計            180点

これにあと80点程度必要のようです。ふぇ〜。

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