エドワード・ゴーリー | Topへ | |
私は長年「ノンセンス」を追っかけている。マザーグース、ルイス・キャロル、エドワード・リア、そして今度はゴーリーにたどり着いた。 「ノンセンス」は答えのない謎々である。 ゴーリーの世界も深く広い。 |
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2016年4月12日 エドワード・ゴーリー どなたか、「ゴーリー病」にかかっている方はいらっしゃいませんか? 5歳でもう「不思議の国のアリス」も「ドラキュラ」を読んだという、鬼才の作品に触れて感染する病なのです。 「アリス病」ほど広まっていませんが、日本でも関西地区から広まっているようで、今,伊丹で日本初の回顧展『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展』が開かれています。 http://artmuseum-itami.jp/exhibit…/current_exhibition/11902/ 私は「ゴーリー病」感染初期ですが、せめて図録でも入手したいと思っています。 |
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2016年4月12日 エドワード・ゴーリー情報追加 ①『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』 展覧会図録 ハードカバーで印刷鮮明。 値段(2160円)に比して立派で満足。 アマゾンで買ったら直ぐきた。美術館のショップの通販で買うより、簡単、迅速、安い。 ②『MOE エドワード・ゴーリー特集 2015年3月号』夏目先生のご教示のもの。図書館から借りた。特集は33頁だか、エドワード・ゴーリー・ハウス探訪など楽しい情報が一杯。 ③ 展覧会は5月15日まで、伊丹市立美術館。 7月16日~8月28日 福島県立美術館 9月8日~10月23日 下関市立美術館 |
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2019年11月4日 エドワード・ゴーリー展 練馬区立美術館 祝日のせいか、会場はとても混んでいた。細密な絵を見るので、鑑賞者の歩みがどうしても遅くなる。 若い男女が多いのにも驚いた。ゴーリーは、日本の挿絵やアニメの対極にあるような作家で、ナンセンスとちょっとグロテスクな味の作家が、こんなに多くの若者の興味を引いているとは。 350点、彼のポスターや本の装丁などもあり、見ごたえのある展覧会だった。 11月24日まで。75歳以上は無料。 この展覧会は各地を巡回しています。 詳しくは https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.2cgi… |
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AMPHIGOREY 1972 AMPHIGOREY TOO 1975 AMPHIGOREY ALSO 1983 これらは、ゴーリーの作品のアンソロジーである。ゴーリーの作品の多くは、小ぶりの横長の絵本として出版されており、その数は多く、それを集めるとなると何十冊にもなり、お金もかかる。その内容を1頁に2頁分印刷して収めたもので、AMPHIGOREYに15作品、TOOに20作品、ALSOに17作品、合計52作品が収録されている。 ゴーリーはそのイラストレーションだけで独立した力を持つのだが、多くは、ノンセンスな韻文がついている。この点、エドワード・リアとよく似ており、それが不思議な可笑しさを醸している。 この韻文を日本語に訳すのは至難の業であるが、翻訳家柴田元幸がせっせと訳しておられ、日本語版も多数ある。 変な味だが、癖になる味といったところ。 エリオットのキャッツの挿絵もゴーリーのもの。 2020・5・6 |
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