にありました。
読めない言語もありますが、ドイツ語訳は素直で見事。中国語訳も面白い。
竟日無聊,對硯枯坐,心鏡之中,瑣事紛現,漫然書之,有不甚可理喻者,亦可怪也
現代日本語訳は、おおむねお粗末。
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日本語の素晴らしさを日本人自身が気付いていません。劣等感を抱く人もいて、私もかってはそうでした。この偏見は、外国人に日本語を教える過程で、日本語を姿が次第に分かり始め, 変化しました。 |
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2015年3月14日
日本語の美しさ 英人Pさんに、一年がかりで、文語文法を教えて、今、『竹取物語』や『徒然草』を読み始めています。理解を確かめる意味もあって、時々英訳してもらいますが、そこで感じることは、日本語はなんと美しいことか、ということです。
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松尾義之『日本語の科学が世界を変える』筑摩書房 2015 「日本語は非論理的で科学には適していない言語である」という偏見に対して、日本語で十分科学できるし、さらに、日本語でなされた思考作業によって、世界的な成果が得られる。これが著者の言いたいことである。明治の始めすでに必要な語彙を持ち、その後も生み出して、自国語で科学できる数少ない国でことを示し、現実に多く世界的な科学者を生み出しているという。湯川秀樹を初めてして、最近のips細胞の中山伸弥に至る多くの学者を取り上げて、興味深い話題を提供しており、これは著者が長年の科学ジャーナリスト、科学雑誌の編集に経験なくしては書けないことである。 |
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佐藤文夫『詩と民謡と和太鼓と』筑摩書房 英詩については韻律法(Prosody)の本が沢山あるのに、日本の詩歌の韻律について書いた良い本にはなかなか出会わない。(ご存知の方は教えてください)この文献リストの中にあるかも知れない |
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韻 律 漢詩は詩形、平仄、押韻がしっかりしており、英詩には「韻律学」(Prosody)があるのに、言霊の幸ふ国、日本に韻律の学が発達しないのはなぜだろう。日本の詩歌の韻律について、なかなか良い本に出遭わない。 同じ興味から、栗原敦監修、杉田洋子編『宮沢賢治のオノマトぺ集』ちくま文庫も覗いてみたが、使われている事象によって分類はされているのだが、韻律の面での掘り下げはほとんどなされていない。「知的・思惟的では切り捨てられがちな生理的・肉体的存在感の奥深さに満ちた賢治オノマトペの魅力はとうてい言い尽くせませんね。」と結ばれている。 日本語の韻律について、良書あればお教えください。 ーーーーーーーーーーー
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図書館の本の選択の怪 本の置き場がないので、できるだけ図書館を利用しているのですが、最近、不思議な現象に出会ったので報告します。写真の本の購入依頼をしたのは約1年前ですが、やっと、最近東京都中央図書館の本が回ってきました。区によって予算制約があり、利用者の希望を叶えられないのは理解できるのですが、調べてみると、都下にある多くの図書館のどこにもこの本はありませんでした。本書自体はとても面白く、日本語教師をしているなら、一読をおすすめしたい内容ですが、(FBのお友達には日本語教師はおられないので内容には触れません。)ただこの本は、現在日本語教育の標準的な教え方とは、全く異なり、従って、「日本語能力試験」などのレベル(教育進度)とは合いませんので、反体制的?とも考えられます。私が不安に思うのは、公立図書館の選書の基準に問題は有りはしないか?ということです。選書のルールがどうなっているか知りたいところです。 |
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