シーケンス内の要素を定義する
複雑型の要素に1つまたは複数の要素を一定の順序で含めたい場合は、それらの要素のシーケンスを定義しなければなりません。シーケンスを定義するにはxsd:sequence要素を使います。
1. <xsd:sequence と入力します。
2. 必要であれば、minOccurs属性とmaxOccurs属性を使って、要素のシーケンス自体を指定できる回数を指定します。(「定義済みの要素を参照する」)
3. > と入力して開始タグを終えます。
4.</xsd:sequence> と入力します。
XSDコード <xsd:complexType name="place"/>
<xsd:sequence>
<xsd:element ref="name" minOccurs="2" / >
<xsd:element name="threats" type="threatsType" / >
<xsd:element name="zipcode_Japan" type="zipcode" / >
</xsd:sequence>
</xsd:complexType>これは、complexType定義の例です(これを使ってplace要素を定義します)。zipcodeTypeのzipcode_Japan要素を含みます。1つの複雑型にはほかの複雑型要素を含めることも珍しくありません。
・シーケンスは、XML文書で内容として要素を含める順序を指定します。
・シーケンスには、ほかのシーケンス、選択肢(「選択肢を作成する」参照)、名前付きグループへの参照(「名前付きグループを参照する」参照)を含めることができます。
・シーケンスは、複雑型定義(「要素のみを含む要素を定義する」参照)、ほかのシーケンス、選択肢グループ(「選択肢を作成する」参照)、名前付きグループ定義(「名前付きグループを参照する」参照)を含めることができます。
・xsd:sequence要素は、DTDのカンマ(,)とほぼ同じものです。
・シーケンスに1つの要素しか含めなくても問題ありません。