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XMLを書くための規則

できる限り柔軟かつ強力な言語にするために、XMLは一定の構造が決められています。この構造はいくつかの規則によって定義されています。ここで示すのは、その中でも特に重要なものです。これらの規則に従った文書は「well-formed document:整形式文書」と呼ばれます。「整形式文書」の基準を満たした文書は、ブラウザで表示することができます。

■ XMLを書くための規則

1. ルート要素を入力する

すべてのXML文書には、文書内のほかのすべての要素を含む1つのルート要素(最上位要素)が必要です。ルート要素の外部(前)に指定できるのは、コメントと処理命令だけです。

2. 終了タグを必ず入力する

すべての要素には終了タグが必要です。内容のテキストを持たない空のタグの場合は、開始タグと終了タグを組み合わせて、最後の > 記号の前にスラッシュを挿入するという形を使うことができます。または、通常通りに終了タグを別に書くこともできます。

3. 要素を正しくネストする

要素Aを開始し、その後要素Bを介したら、まず要素Bを閉じてから要素Aを閉じなくてはなりません。

4. 大文字と小文字を区別する

XMLでは大文字と小文字が区別されます。animal、ANIMAL、Animalという要素はどれも無関係の別々の要素とみなされます。

5. 値を引用符で囲む

属性の値は必ず単一引用符または二重引用符で囲みます。

6. エンティティ参照を宣言する

HTMLとは異なり、XMLでエンティティ参照を使う場合は、使用する前にDTDで宣言しなければなりません。ただし、あらかじめ用意されている5つのエンティティ参照は例外です。

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