特殊記号(エスケープシーケンス)
HTML文書では、基本的にはアンパサンド記号(&)の後ろに名前、セミコロンを指定するという形式を使って、数多くの特殊記号を挿入することができます。しかしXMLでは、既定で5種類の特殊記号しか使用できません。他の特殊記号を使うには、先にDTDでそれを定義しなければなりません。
1. アンパサンド記号(&)を挿入するには、& と入力します。
2. 開始不等号(<)を挿入するには、< と入力します。
3. 終了不等号(>)を挿入するには、> と入力します。
4. 二重引用符(")を挿入するには、" と入力します。
5. 単一引用符(')を挿入するには、' と入力します
・これ以外の特殊記号を使うには、まずその記号をDTDで定義する必要があります。
・XML文書内では、タグやエンティティを開始する場合以外は < 記号と & 記号を使ってはいけません。タグやエンティティ以外でこれらの記号を使うには、ここで説明した手順に従って特殊記号として挿入します。
・"、'、>は、とくに構文的な間違いがなければ、文書に直接挿入することができます。
・" や ' のかわりに" や & を使う方法は、単一引用符と二重引用符を両方とも含む属性値がある場合に役立ちます。値を囲むのには " または ' のどちらかを使い、値の中の記号を表すのにはエンティティを使います。
・文字参照については、後述します。