テキストショートカットを作成する
エンティティを作成するには!ENTITYを使います。最も単純なのは、DTD内で定義し、テキストを表すエンティティです。これらのことを正式には「内部一般エンティティ」と言いますが、ここではわかりやすく「テキストショートカット」と呼ぶことにします。
1. DTDで <!ENTITY と入力します。
2. abbreviation と入力します。
abbreviationの部分には、エンティティ参照のテキスト部分(そのエンティティを使うために入力するコード)を入力します。
3. "content" と入力します。
content の部分にはXML文書内でエンティティを使用したときに表示するテキストを指定します。
4. > と入力してエンティティ定義を終えます。
・作成したテキストショートカットを使用する方法については、次ページで説明します。
・エンティティ参照(abbreviation)は、有効なXML規則名に従っていなければなりません。
・&、<、>、"、&apost;の5つの内部一般エンティティは予め用意されています(「特殊記号(エスケープシーケンス)」参照)。これ以外のエンティティを使うには、まずDTDで宣言しなければなりません。
・エンティティにはほかのエンティティを含めることもできます。ただし、循環参照(お互いに参照しあうこと)が起こらないように注意が必要です。
・文書に特殊記号を追加するための文字参照は、似ているようですがエンティティではありません。このため、DTD内で宣言する必要がありません。
・多数の一般的なエンティティがすでに定義されています。詳細については「DTD用のショートカットを作成及び使用する」を参照してください。