○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

01 「お嬢様」

 

お嬢様がやってきた。

色白で、冷たくて、きまぐれで、やっかいだけど

とても美しい、「初雪」という名の、お嬢様が。

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

02 「ちょっとした変化」

 

喫茶店でコーヒーを飲みながら、ふと考える。

いつからだろう、何のためらいもなくコーヒーを頼み出したのは

ジュースやパフェを卒業したのは、いつの頃なのだろう。と

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

03 「君の朝……だよ」

 

午前9:45の世界は平和だ。

嵐の後のような平和の中、僕は走りながら考える。

今日の遅刻の言い訳は何にしよう……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

04 「知的な彼女だね」

 

友人とその彼女の会話が耳に入る。

彼女「浮気性のあなたは私の微笑みの中に何人の女の子を重ねてるの?」

友人「(ドキッ!)」

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

05 「ジェネレーション」

 

昔の友人とすれ違った。

その瞬間まで気が付かない程、変わったくせに

振り返ると全然変わっていない僕たち。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

06 「二十歳<はたち>」

 

大人になったらやろうと思っていた事、みんな忘れ物。

子どものうちにやり残した事、いっぱい落とし物。

子どもから大人への20年の少年時代、とっても大事な宝物。

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

07 「スキーってヤツぁ」

 

上手いスキーヤーは風になる!

僕はダルマになる。

けれどみんな階段ではロボットになってしまう……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

08 「私の存在って……」

 

一生懸命知らせても相手にされず

後で、なぜ働かないと怒られる

僕の目覚まし時計は泣いている……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

09 『名月や……』

 

月のうさぎが見えなくなった

TVのやりすぎで目がわるくなったのか、それとも……

ピュアな心がなくなってしまったのだろうか

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

10 「夢祭り」

 

夢は振り向いて見えるもんじゃない。それは想い出。

夢は常に前にある。

かつて夢だった想い出に さようなら

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

11 「続きはみんな心の中に……」

 

きっと……

もっと……

ずっと……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

12 「はじめまして!」

 

初めて会ったはずなのに

前にどこかで会ったような……

あなたに会えて良かった。

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

13 「フォーエヴァー」

 

好きな人の写真を持つ人は幸せだ……いつまでも姿を留められる。

好きな人からの手紙を持つ人は幸せだ……いつでも想いを読み返せる。

好きな人がいるあなたはとても幸せだ……いない人やもう逢えない人に比べたら

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

14 「夜明までスタンバイ」

 

不器用なわたし。

毎年、今夜は眠れない。

あの人のバースディ・イブ

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

15 「‘キ’は心……」

 

ああ、気になって、キになってしょうがない。

弱`気'になって 内`気'になって

大好`き'になって……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

16 「五里‘夢中’」

 

眼鏡、変えた方がいいよ。

それじゃよく見えないでしょ?

私の気持ち。私の想い。

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

17 「笑点」

 

大学生活で何をしたかという質問と 掛けて

時間ぴったりに来るバス停と 説く

その心は サークル(さぁ来る)かな……?

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

18 「3行の俳句 (お)高いもの3つ……」

 

秋の空、

松茸ご飯、

お嬢様……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

19 「3行の俳句 長いもの2つ……」

 

秋の夜、

わたしの恋人

いない歴……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

20 「3行の五・七・五・七・七」

 

とうりゃんせ。

一度は通る恋の道。

行きはよいよい 帰りはこわい。

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

21 「表情の天気」

 

快晴の仮面が外れない。

本当の心はどしゃぶり……

明日、元気になぁれ!

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

22 「希望を星に託して」

 

「幸せになりたい」とあの人は言った。

「それじゃ今はそうでないの?」と私が尋ねると

軽く微笑み、「幸せでありたい」と 言い換えた。

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

23 「夢を紡ぐバトンタッチ」

 

サンタがいないって?

そりゃあそうでしょう。それを知った時から

あなたがサンタクロースになるのだから……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

24 『37'-ミナ-……』

 

一人より、二人で食べる朝食は

きっと3倍 美味しいだろう。

それをキミが教えてくれた。

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

25 「天使に……」

 

 天使になっちゃった……素敵な人だったから……

神様にスカウトされて 行っちゃった

 ……神様……ズルイよ…………

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

26 『心眼を開眼……』

 

明日の見えない人間になりたくない。

でも目先しか見えない 軟派者にはなりたくない。

でも自分の価値観に凝り固まった人になりたくない。

そう、自分が見えないひとにはなりたくない。

自分を見つめよう。一番身近で、一番見えない自分を!

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

27 『赤ずきんは狼少年の夢をみる……』

 

や〜い! ウ・ソだよ〜。プレゼントを手作りしていたのも

あなたの事を好きだって言ったのも ぜ〜んぶウソなんだからね

……だから この涙だって……ウソ泣き……なんだから…………

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

28 『それはひとつの……』

 

悲しいね。

言い違い、聞き違い、行き違い、すれ違い、勘違い・・・

人、それを『ごかい』という……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

29 『それぞれの季節のなかで』

 

春……蝶と桜の花びらが踊ってる

秋……鳥たちと枯れ葉が舞っている

冬……降る粉雪とあの娘がダンスをしてる……

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

30 『笑ってよ……ボクのために』

 

何をそんなに とんがってるの?  とんがりコーン………………

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

 

 

 

TOP

INDEX

BBS

<BACK

NEXT>

 MAIL