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マツトキ概要

マツトキ

 マツトキという街はカルシファードで唯一開かれた港である。最近ではカルシファードの経済の中心の一つとなっている。
 幕府の直轄領であるが実際は豪商連がこの街を支配している。

 街は大きく5つの区画に分かれる。

 1つ目は海に面した「港」の区画。異国からの荷物が荷揚げされるところである。時折妖しげな荷物が運ばれてトラブルが起こる。市場が併設されておりマツトキでもっともにぎわう場所の一つとなっている。

 2つ目は港の先にある「中街」の区画。サキモリやそれに類するような土地を所有する商人などがすむ区画である。中規模の店が並ぶ。この区画にはサリカの神殿が置かれており、信仰者達も訪れる。各流派の剣術道場もある。街の中心でもあり自警団の本部もここにある。

 3つ目は「中街」より少し港から離れたところにある「上街」の区画。豪商達の住まう高級住宅街と豪商達の大規模な店が並ぶ区画である。大きなガヤン神殿がある。マツトキ差配役という役所もここにある。

 4つ目は「青街」と呼ばれる区画。長屋や小規模な店舗の並ぶ「下町」の片割れである。青の月の信者が多く住まうことからこの名が付いた。ガヤン、ペロー間の神殿があり、学問所や火消しなどの役割を果たしている。治安は比較的よいが町の中心から離れるに従い徐々に悪化する。

 5つ目は「赤街」と呼ばれる区画。「青街」と対を成す「下町」の片割れである。赤の月の信者が多く住まうことからこの名が付いた。シャストアの刷り物の発行所や芝居小屋。中州にはアルリアナの<見世>などがある。裏タマットたちの縄張りもあり、治安は比較的悪い。

 街の外輪部では「青街」の外を少し行くとドワーフたちの集落も存在する。普通は差別される立場のドワーフたちだがこの街では異国のものも多いため他の地方よりは比較的に偏見は少ない。

周辺の地形

 マツトキは海に面した大きな港町である。周辺には以下のような場所が存在している。
 東には海が広がり、その少し先に「マダスカル島」と言う島がある。またそこまでの海域には「小さな無人島」も存在しており海賊や黒の月種族の住処となっている場所もある。荷を守るため自警団に仕事が回ってくることもある。
 西には「フダラク山」という山が広がる。<遥か人>達の信仰の対象でもあった山である。南北に「フダラク山脈」が広がる。この山脈は未踏地であり、黒の月の種族の拠点や遺跡、神秘峡が隠れているといわれている。山には大きな翼人種族の部落もあり、幕府と同盟関係にある。
 南の街道を進んだ先には「カノー」という街がある。

気候

 四季がはっきりとしている。

 春はぽかぽかと暖かく、夏は蒸し暑く、秋は涼しく、冬は乾燥して寒くといった具合である。

 春は桜が咲き、秋はもみじが紅葉する。
 夏には入道雲ができ、にわか雨が降り、冬にはときに雪が降り、たまに積もる。

 盆地ほど蒸し暑くなく、寒くない。比較的すごしやすい気候である。

政治形態

 幕府の直轄領であり、マツトキ差配役という役職が支配しているということになっている。
 しかしその実態は豪商連による傀儡政治である。豪商達が互いの利益のために街を運営しているのが本当の姿である。

治安

 地区によって差が大きい。「上街」「中街」「青街」の治安はかなりよい。また「港」も表の治安はよい。
 「赤街」の治安は比較的悪いと言われる。実際は裏タマットたちの「シマ」では軽犯罪は起きることもあるが大きな騒ぎは起きない。
 「貧困街」は「赤街」から「港」のエリアに存在している。この区画の治安は悪く、大きな犯罪が思い出したように起こる。自警団にとっては要注意警戒エリアである。

周辺の封領

サガノ封領
 マツトキの北にある、サガノの街を中心とした封領。規模は小さい。
 旗将はコウガ・セント。40代半ばの男。開国非戦の立場をとる。消極的な性格で胃痛もち。

オオエ封領
 マツトキの南西にある、オオエの街を中心とした封領。規模は中程度。
 旗将はオオエ・ヤツマサ。30代後半の男。開国主戦の立場をとる。武芸を尊ぶ性格で本人も心明鏡流刀術の使い手。