FLOTの日常(ペット育成編 中編)


注)
相変わらず、このお話は嘘八百で一杯ですが
人間細かい事気にするよーになったらおしまいですよ。


大らかに行きましょう、大らかに。




んじゃ、続きー

すったもんだで育ってきたトムとジェリー。

親愛してっからいつ死んでも問題はナッシング。

ちなみにこの世界では死んでも包帯やらなんやらで結構お手軽に
復活できたりする。

ここですごいのが生き返っても死体はそのまま残ってるとこです。
質量保存やら数々の偉大な法則を【ふぁんたじぃ】の
一言で全て片付けちゃうのは人としてどうよ?

とかアンケート用紙でも持ってブリ1銀を練り歩きたい気もすっけど
あんまし不穏なことしてると神様(O★I)が怒っちゃって怖いんでここらへんにしておく。

まー、、ここで言いたいのはもしトムとジェリーを復活させても
その死体は残るということだ。


つまり・・・


これからは包帯のある限りお弁当には困らない・・・


トム&ジェリー「コッケー!!(怒)」
俺「うおっ、てめーらご主人様に向かって・・・いてっ、こらやめ・・・」




しばらくお待ちください




まあなんだ。
誤解はなんてものはちゃんと話し合えばあっさり消えるもんだ。
熱く拳で語り合ったし通じ方はばっちりだ。
まー、大体昔ならまだしも今の俺がたとえ素手だろーと鶏ごときに
負けるわけがないんだ。
じゃー、なんで転がってる二羽の
死体が焦げてんだよとかいう
鋭い突っ込みは俺の熱い思いが拳に宿ったとでも解釈しといてください。


ん?
ああーっ!!
トムとジェリーのスキル下がってるーー><
まさか、さっきのを神(O■I)に聞かれたか!?
うぬ、神(OS☆)めユーザーの要求なんて聞きゃしねー癖に
こんなことだけしっかり聞きやがって・・・


△SIのばっかやろぉぉぉぉぉぉっー!!


ちなみにその後、蘇生させるとスキルが下がっちゃうらしいことが判明した。


まー、誰でも間違いはあるよね。
気にしたら終りだ。

もし、O■Iに聞かれてたらって考えると怖いし。



しかし、ペットは死んだらスキル下がるのか。
人間は下がらないのになんか理不尽だなー。

所詮畜生と人の差ということなんだろーか。


まあいい。
しかし、スキルは下がってもステータスは下がんないらしい。
よーするに、殴られすぎて死んじゃった所為で覚えてたことは忘れても
筋力とかがいきなり無くなるはずがないってことなんだろーか。

べつに
鶏の鳥頭が今更なに忘れたってかんけーないじゃんとかも
思ったりすっけどそれは心の奥底にしまっとく。


・・・まてよ。
もしステータスの上昇が人間と同じようにスキルの上昇を
きっかけにしてるとしたら、スキルが下がるのは決して悪いことじゃないかも。

低いスキルほどあがりやすく、ステータスの上昇チェックも多いはずだから。
なら・・・


トム&ジェリー「「コッコケ?」」

スキルがある程度上がるたびに下げてやれば・・・(にやり)

トム&ジェリー
「「コッケーーーーーー!?」」




んで、数時間後…

うむ、おいらの考えは正しかった。
他のは別にしてHPだけはおそらくMAX値だ。
HP125の鶏なんてそうはいねーだろ。

しっかし、STR125っておいらよりつおいぞ。
今度、荷車でも引かせてみっかな。


とりあえず、ここから移動すっか。

もう足の踏み場がないから・・・
(理由は自主規制)



俺「んじゃ、いくぞ」
トム&ジェリー「「コケ」」

うむー、なんか後ろにいるトムとジェリーの俺を見る目が憎しみのこもった
というか
獲物を見る目というか・・・

契約が切れた(餌やり忘れによる野生化)瞬間、襲ってくる気でいやがるな。

とりあえず、
月のない夜とか背後には気をつけとこう


何故かこの世界の鳥って鳥目じゃないからな、夜とはいえ、油断はできん。


いや、待て。

俺はボディーガードを育ててたんじゃないのか?
なんで、ボディーガードから命を守ることを考えにゃならん?


世の中理不尽に満ち満ちてます。




ま、まあSTRもMAXになったわけだしもう殺すこともあるまい。
それに、スキルMAXになってもステータスは上がるらしいし
後はスキルアップを目指そう。

無益な殺生はいかんよ、やっぱり。

…殺し飽きたし。



でも、スキル上げかー。
何と戦わせりゃいんだか・・・
雄鹿とか理想だけど、そんなにたくさんはいねーしなー。

うーむ、めんどい


???「…こけ」


ん?

向こうから鶏の鳴き声が・・・

行ってみると鶏と羊が戦っていた。

おお、能力はトム&ジェリーよりもつおい。


俺「こんちはー、俺はFLOTっていいます。
  始めましてー」
???「くじらのくーちゃん、です」
俺「くじらさん?」
くじらさん「くーちゃんです」
俺「へ?」
くじ…「くーちゃん」
俺「いや、くじら…」
く…「くーちゃん」


俺「あい、了解しました、くーちゃん。」
くーちゃん「うんうん、よろしくー(^^」
「まー、名前なんてなんだっていーんですけどね。」

くーちゃん「・・・(;;」


いや、すねられても困るんですけど…
なんか地面にのの字書いてるし…

んなことよりだ。


俺「ちっと聞きたいことあるんです。」
くーちゃん「何?」
俺「どーすりゃ、そこまで強くできるの?」
くーちゃん「FLOTさんのもかなり強く見えますけど…」
俺「まあ、そこそこに(俺を倒せる位には・・・)
  ただ、出来るなら能力を極めさせたいと思ってねー」
くーちゃん「うんうん、そうですよねー」
俺「んで、どうすればいいかな?」
くーちゃん「精進あるのみ、じゃないですか?」
俺「あうぅ、それがめんどくて嫌だから聞いたのに…
  なんか、こうぱーっと
一発で強くなる薬とか方法ないですかねぇ」

サイヤ人みたく死に掛けるたんびに強くなるなら、
今頃最強クラスになってるだろーに・・・


くーちゃん「そんな都合のいいのないですよ」

俺「やっぱりかー」
くーちゃん「第一・・・」
俺「?」
くーちゃん「あったらとっくに私がやってます」

・・・ごもっともです、はい。

くーちゃん「まあ、時間がかかってもいいなら手がないわけじゃないですけど」
俺「どんなの?」
くーちゃん「同クラスの力を持ったペット同士でスパーすればいいんです。
      HPさえある程度高ければ戦わせ続けとけば早々死なないですし
      時間はかかってもスキルもステータスも確実に上がっていきますよ」


うーん、同レベルの相手同士のスパーならトムとジェリーでスパーさせりゃいいんだけど
時間かかるってのがネックだよなー。
もうこいつらの戦いは見飽きたよ。

くーちゃん「けっこうほっといても平気ですし(ぼそ)」

・・・これだ。


俺「トム、えーんどジェリー」
トム&ジェリー「「コケ?」」

「仲良く喧嘩してろ、永久(とわ)に」

トム「コケーッ!?」
ジェリー「コ、コケ!?」

ふ、いくら嫌がっていようと主人の命令は絶対だ。
うんうん、主従の絆っていいもんだね。

いつか、後ろからさくっと殺られちゃいそうだけどな・・・

俺「んじゃ、がんばれやー。
 俺はふらっと散歩行ってくっからー」
トム&ジェリー
「「コッケー!!(怒)」」


んでもって数時間。


あい。
すっかり忘れてました。

いや…だって、トムとジェリーの特訓の所為で

お腹いっぱいだったし
お腹膨れると眠くなるし。
眠くなったら寝ないとね。


自然の摂理だし。



と、言うわけで遅れました m(_ _)m


トム&ジェリー
「「コッケー(怒)」」

俺「そー、怒るなよ。
 どれどれ、強くなったかなー」


おー、結構上がってんじゃん。
ステータスもちっと上がってるし。
この調子でがんばろー!!


んで、数日
今日も今日とて大喧嘩

すでにタク・アナトミ・レスリングはGMだ。
でも、ステータスアップの為にずーとトムとジェリーのスパーは続く。
今日は久々に観戦モードで見てるんだけど…
なんてーか、見てて飽きるね。

もーちょっと観客を意識した戦いをせにゃー客は呼べんぞ。
必殺技のひとつもくりだしてほしいもんである。

ん?
そーいえばレジが0のまんまだな。
まー、鶏にレジがついたところで
焼け具合がウェルダンからレアになる程度の違いしかないよーな気もするけど
ここだけ低いってのも気に入らないな。

…ちっと撃ってみるか

小腹もすいてきたし。

俺「Kal Vas Flam」

ボッ!!

トム&ジェリー
「コケー(><)」


ほーら、こんがりウェルダン・・・・て、生きてる!?


俺「うぬ、ちっと育てすぎたか。
  こりでは
おいらのお昼が…


トム&ジェリー(ぷち)
トム&ジェリー
「コッケ!!」

俺「うぬ、主人に歯向かう気が、鳥畜生が!!
  貴様らなど返り討ちに・・・
いてっ、待て・・
  おごっ・・・冷静に話あお・・・げふっ・・・・


ぎゃー、殴られまくってって魔法が唱えられんー(><)

こうなったら最後の手段。
撤退・・・もとい、転進して体制を立て直す!!

俺は何もない青空を指差し叫んだ。

「あっ、あんな所に美味しそうな藁の束が群れを成して飛んでいる!!」
トム&ジェリー
「「コ、コケ!?」」

思わずそちらを向くトムとジェリー。
ふ、所詮は畜生かあんな嘘に惑わされおって。
今のうちに・・・

ジェリー「コーケ(訳:なーんだ、飛んでるの藁じゃなくて、ケーキじゃん)」
「な、なんですとー!!」


ま、まさかこんなところにそんなものが…

ある訳なかった。

ジェリー「コケ(訳:かかったな、馬鹿)」

はっ、しまったー!(><)
ひ、卑劣な手を…

トム&ジェリー
「「コケコケコケコケコケ!!(訳:おらおらおらおらおら!!)」」
「あうあうあう(><)」

うう、ここのままでは死んでまう。

全力ダッシュ!!
命尽きるまで!!

単純な
逃げ足に関してならまだまだ負けはしない!!
少しずつだが距離が離れてきた。

いける、いけるぞ!!

今だ!!
リコール!!

俺「Kal Ort Por」

トム&ジェリー
「「コケッ!?」」
俺「はーはっは、馬鹿者どもが!!
  絶対、
不意打ちやら闇討ちで仕返しちゃるからなー!!
  やーい、ばーか、ばーか」
トム&ジェリー
「「コッケーッ!!」」


リコール先


・・
・・・なんで、お二人共ついてきてますか?

トム&ジェリー
「「コケ」」

よい子の為のワンポイント情報
親愛してっとリコールしよーが同じ画面内なら平気でついてきます。


絆の力って偉大だね。

ただ、今の状況だと赤い糸なんてちゃちなもんじゃなくて、
どす黒い鎖かなんか巻きついていそうです。

まあ、それはさておき。

「ぷ、ぷりーずっ、へるぷみぃぃぃぃぃ…」


思わず片言の英語で叫んじゃうくらいやばかったです。



んで、散々小突かれまくった後、涙ながらに命乞いして
サクサクの藁の山と三食昼寝付の雇用条件の元、平和条約が結ばれた。
力関係は日本とアメリカによく似てます。





どっちがアメリカかは聞かないでください。




あいつら、いつか焼き鳥にしちゃる。


おわし

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