FLOTの日常(ペット育成編 前編)
注)
なお,この話は事実300gにフィクションカップ一杯、
嘘八百を適当にぶっこんで、よくかき混ぜたものです。
細かいこと突っ込みは不可です。
てーか、そんな細かい事いうと泣くぞ。
∞月◇日 晴れ
ある晴れた日の昼下がり。
いつものようにPTSの面々(ヤスコ姐・アーク)と縁側で茶なんて飲んでると
ふとUOタイムス(新聞)の3面記事が目に入った。
『ペットブーム 到来!!』
ふむふむ。
なんか最近ペットが大ブームらしい。
みんな性能が上がったらしく、育てりゃ強くなるし
いつも後ろをついてくる上に長く付き合ってれば
リコールにもついてくるという能力までつくそうだ。
なんだか、とってもストーカーチックですな。
俺「うーん、ペットかぁ」
やすこ「FLOT、なんかペット飼うの?」
俺「うん、やっぱり流行の最先端を目指すおいらとしては
やらないわけにはいかないかなーってね。
ここはひとつ強いやつをペットにしてそいつを連れて我が物顔で辺りを練り歩く
のも悪くないでしょ」
アーク「トラの意を狩る…」
俺「うるさい、だまれ」
俺「さて、問題は何をペットにするか、だな。
うーん。
・・・・・・鶏かな?」
かつて鶏とは命がけのバトルを演じたこともあるおいらだ。
勝敗については昔のことだから気にしないでください。
やすこ「どっちが勝ったの?」
いや、ほんとに。
やすこ「どっち?」
いや・・・
やすこ「どっち?」
俺「しくしくしく・・・」
結果が気になる人はここをクリック
ま、まあ、彼らの強さには全幅の信頼を置いている。
アーク「なあ、馬鹿兄貴」
俺「なんだ、ただ飯食らい」
アーク「うっ、強いペットって行ったらドラゴンやナイトメアじゃないんすか?」
ヤス姐も後ろで頷いてる。
確かに、一般的にはそうだろう。
だが・・・
俺「ナイトメアはだめだ」
アーク「なして?」
俺「あれは黒いからな」
黒いのに乗ってると夜道で車に跳ねられちゃったりしてとっても危険なんだ。
ヤスコ&アーク「・・・・・・」
ヤスコ「んじゃ、ユニコは・・・って男じゃだめか(^^;」
俺「うむ、ラングがいない隙に預けてあるユニコに乗ってやろうと
以前、わざわざ女装までしていったのに乗せてくれるどころか
泣くまで蹴られたんであんな馬畜生嫌いだ」
ヤスコ・アーク「・・・・・・」
うぬ、なんかな二人して冷たい目でこっち見てるし…
ヤスコ「麒麟は?」
俺「あれ、乗るとお尻痛そうだからやだ」
ヤスコ「んじゃ、ぐっとランクアップして火馬」
俺「あんな乗るだけでお尻火傷しそうな馬なんて嫌いだ」
ヤスコ「…わがままな」
俺「そもそも乗り物系は却下だ」
ヤスコ「なして?」
俺「酔うから」
ヤスコ「・・・・・・んじゃ、ドラ」
俺「目つきが気に食わん。
あの人を見下した様な目。
何様のつもりだ?」
そもそもあんな高みから見下ろしてる態度がいかん。
もっとも、乗りドラのあの下から睨みつける視線も嫌いだ。
……怖いから。
やっぱり自分の下僕にするなら俺より弱くて馬車馬のように働いてくれる
やつじゃないとな。
ヤスコ「・・・もういい、お前は一生鶏と戯れてろ」
溜息と共にそんな言葉を残してアークと去って行くヤスコさん。
うう、なんとも突き放したお言葉・・・
所詮他人なんてそんなものなのか。
とりあえず、ヤスコさんは怖いんでアークにあとで仕返しすることを心に決めて
現状を前向きに検討しなくては。
過去のことはさくっと忘れて、鶏を捕まえてきてさっさと立派な下僕へと育てねば!!
鶏発見。
とりあえず、下手にでておだてて仲間に引き込もう。
一度捕まえちまえばあとはこっちのもんだ。
そっと風下から捕まえて、さくっと首筋を…
やってどうする、俺!?
ふう、いかんいかん。
自分より弱いものをみるとつい…
いつも虐げられてる反動だろーか?
まずは、フレンドリーに話し掛けよう。
笑顔は基本だ。
FLOT「仲良くしてくれる?」
鶏「ぷぃ」
飼いならしに失敗しました。
むかっ
笑顔が引きつるのが自分でもわかる。
なんか一言目からいきなし無視されると無償に腹が立つな。
だがここは我慢我慢。
鶏をゲットしなきゃ話は始まらんのだ。
こんなことくらいで腹を立てていたらやっていけん。
ねくすとちゃれんじだ。
FLOT「こっちにおいで・・・」
鶏「ぷぃ」
飼いならしに失敗しました。
プチっ
・・・・とりあえず、鶏を探すか。
足元でコンガリいい匂いを放つ鳥っぽい物体は
気にしないことにして先に進もう。
こっちにおいで・・・
怖がらないで
仲良くしてくれる?
うーん、相変わらずこっぱずかしい台詞の連発だな。
とても知り合いには見せられない姿だ。
大体こんな台詞連発してたら余計信用されなくなると思うんですが
皆さんどー思います?
そんでもって鶏ゲット。
早速捌いて・・・・もとい、名前をつけて早速特訓だ。
とりあえず、名前は【タマ】に決定。
某長寿番組の猫のように長生きしてほしいという願いのこもったすばらしい名だ。
じっと不満そうにこっちを見つめるタマは気にしないことにする。
鳥ごときにおいらの意思を変えることは不可能なのだ。
しっかし、よわっちいな。
タマ(玉)というより、ボールと呼びたくなるような性能ですな。
んでもって、数分後。
まあなんだ。
やっぱ、いきなし熊との対戦はちっと無謀だったかなーと思わなくもなかったりする。
とりあえず、そこに転がってるタマ1世を美味しくいただいて、タマ2世の
育成にかかる。
・
・・
・・・
うむ、だいぶコツもつかんだし、そこそこ成長してきたな。
すでに羊や豚くらいに負ける気配すら見せなくなった。
タマ「コケッ」
俺「うんうん、がんばろーな。
おいらもお腹いっぱいでもう食べられない・・・もとい
もう、お前たちの死ぬ姿は見たくないから」
タマ「・・・・・・」
俺「いや、そんな目で見るなよ、タマ8世」
それにしても強くなったな。
もう、こっちでフォローさえしてやれば雄鹿とだって戦えるじゃないか。
女鹿ならフォロー無しで安心して見てられるしな。
HPもすでに初期値の3倍だ。
どっかの彗星並につおいね。
鶏を染められる桶があるなら思わず赤く塗りたくなっちゃうくらいの性能だ。
そんなことを考えていると、目の前に羊が一匹。
む、ターゲット(羊)発見。
GO、タマ8世。
連邦にジオンの力を見せてやれ!!
んでもって、あっさり・・・・・・殺されました。
のぉぉぉぉぉぉっ!?
なんですとー(><
ま、まさか、あの白いの(羊)…
連邦の新型か!?
おのれ、白い悪魔め!!
とりあえず、八つ当たりチックに魔法の連発で
こんがり白い悪魔を葬った。
どーやらどっかのテイマーな人が育てた羊が野生化したものに
ぶつかったらしい。
世の中危険でいっぱいである。
不運に見舞われてほんとに流れてっちゃった赤い彗星なタマ8世。
決して、羊の名前をめんどくさがって確認しなかったり
(後で見たら変な名前がつけられてた)
余裕ぶっこいてタマのHPを見もしないでぼーっとしてて
死ぬ瞬間までやばいことに気づかなかったとか
そういうことは今回の件には一切関係ないんで恨んで出てこないように。
世の不条理が悪いんだよ、きっと。
とりあえず、タマ8世はお弁当にするとして。
このままじゃ埒があかない。
ここはタマが死んじゃっても生き返らせれるように親愛化とかいうのをやってみよう。
なんでもペットに餌をやってから一週間たつと勝手に
親愛化されるらしい。
その間、厩に押しこんどこーが何しよーがかってになるらしい。
…それってほんとに親愛ですか?
まー、それはさておき。
とりあえず一週間の辛抱だ。
1日
辛抱辛抱。
2日
辛抱。
3日
・・・・・・
4日
ちょっとくらいなら・・・・
・
・・
・・・
さて、やっぱり辛抱って大事だよね。
ね、タマ12世。
物言わぬ躯に話し掛けても寂しいだけなんで
そろそろ行くか。
しっかし、このままではほんとに埒があかないんで
適当に2匹ばっかし捕まえてきて餌やってから
厩に投げ込んでおく。
・・・んでもって、一ヶ月くらい。
うぃ。
きれーさっぱり忘れてました。
鶏1「コケッ」(怒)
鶏2「コケーッ」(怒)
そー睨むなよ。
ちゃんと思い出して厩から引き取りに行ったんだからいーじゃねーか。
鶏1「コケ、コケーコッコケ、コーケ!!」
鶏2「コケ、コケ」
俺「え?
人がせっかく藁の中でくつろいでたのに
てめーの勝手に引っ張り出すな?
てめー、そっちで怒ってんのかよ。
鳥畜生がでかい顔してんじゃねーぞ、こら。
燃やすよ?」
鶏1「コ、コケッ」(汗)
鶏2「コッコー」(汗)
俺「うんうん、物分りがいい子はおにーさん好きだよ」
ちなみに忘れてたのには一応理由がある。
待ってる間暇だったんで鶏を蘇生させる為に獣医の
勉強をしてみた。
ま、当然蘇生くらいはできるようになったんだけど
変わりにプロ級だった弓が弦の引き方すらわからなくなりました、
獣医の知識が入ったせいで弓に関する知識が押し出されて消えてったようです。
おいらの頭はところてんか何かですか?
ちなみに勉強したのは獣医だけである。
他の動物のことなんて勉強してねんで
いまだに捕まえられるのは鶏がいいとこです。
なんか世のテイマーな人たちに後ろ指さされそうな偏った覚え方だけど
まー、んなのはどーでもいい。
とりあえず、目の前の二羽に名前をつけてやらんとな。
うーん、タマ15、16世でもいんだけど
この名前、縁起悪いみたいだしなー。
なにより、この名前見ただけで何匹死んでるか丸わかりだし。
さてはてどーするか。
うーん
決まらん。
まー、いいや
A、Bで行こう。
A「コッケー!!」(怒)
B「コッケッコー!!」(怒)
俺「はっはっは、そんなに喜ぶなよ」
A・Bも気に入ってくれたみたいだからしばらくこのままで行こう。
んで、地味に修行。
やってみてわかったんだが、
鶏にもいろいろと特徴があるようだ。
まずA。
なかなか小回りが効いて何よりかしこい。
と、いうか要領がいい。
んで、B。
体力はそこそこあるんだけど、どーも頭がゆるいというか
要領が悪い。
敵に殴られる数がAとBではBがダントツに多い。
そもそもAの隣の敵を2羽で殴りに行って何故にBがタコられてますか?
Aの要領が良すぎるのか。
Bの要領が悪すぎるのか。
Bの殴られっぷりは見ていてスカッと・・・・もとい、涙を誘う。
思わず、Bにアークとか名前を付けそうになったくらいだ。
アークが泣いて頼むからやめたけど・・・
おっし、お前らの名前はトム(B)とジェリー(A)に決定!!
この後こそが、おいらにとっての試練の連続だったんだけど
しゃべりすぎて疲れたし飽きちゃったんでこの辺で遊びに行ってきます。
んじゃ、もし万が一おいらが遊びに飽きちゃったら中編で♪
おわし