今日は青春18きっぷで福島方面に行くことにしました。
それに、これまでさんざんKGRさんに萌え絵パッケージの日本酒「さくら八重」を買ってきました(といっても2回だけど)。 |
さらに、前月のミーティングでWiiの「おそうじ戦隊くりーんきーぱー」というゲームをプレイしたのですが(とうとうKGRさんが買っちゃいました)、「ぎゃる★がん」みたいなアクション主体のギャルゲーかと思いきや、実は家庭用(しかもWii)でギリギリの微エロを狙ったアドベンチャーゲームでした。
もしやKGRさんやAKFさんが愛してやまない(?)ネコミミやウサミミのキャラが出てくるのでは、という可能性があるため、安かったら後続バージョンのPS2「〜H」(Hと書いてはいぱーと読む)を買ってみようかなと思いました。
まずは東北本線で郡山駅に来て、しばらく時間をつぶして磐越西線に乗り込みました。
磐越西線の車両には、大河ドラマ「八重の桜」の宣伝や、おなじみ福島県公認の新島八重マスコットキャラクター「八重たん」が描かれています。
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売店の広告が張られていたので見ると、あの萌え絵パッケージの日本酒「さくら八重」が「今月のおすすめ」として掲載されていました。 |
磐越西線に乗り、会津若松に向かいます。
郡山駅を出て数分、車窓からは仮設住宅が見えます。
あれから2年、今も、変わっていない、と感じずにはいられません。
やがて景色は山の風景と変わり、地面には何層かに降り積もった雪が残っていました。
僕は雪の心配でやや厚着してきましたが、それでも雪は解けかかっており、春の訪れを感じさせてくれます。
会津若松駅に到着しました。
雪は日陰の一部程度しか残っておらず、晴れていてすっきりとした天気でした。
それでも風は強く、厚着してきたのは正解だったと感じました。
まだ10時前ですが、僕は最初に北にあるゲームショップに向かい、歩き始めました。
しばらく北に歩いて、「GEO」が見えてきました。 |
少し西には「ダイソー」や「ヤマダ電機」がありました。
過去にここに「ハードオフ」があったと記憶していましたが、移転したのか、記憶違いか、その数百メートルほど北西に、「ハードオフ
」の看板が見えます。
多分(10年前ぐらい)初めてここに来た時に、マップにはこの場所に「ハードオフ 」があると書いたのですが、多分その一年後ぐらいに、僕のページを見てくれた方から「ここにハードオフはありません。一度来て下さい。」
という指摘を受ました。
なかなか果たせずにいたのですが、今日ここに、その実状を確認しました。
まあ、ここから「ハードオフ」や「オフハウス
」の看板が見えるので(吹雪だったら分かりませんが)、そこまでページを見てくれた人には迷惑をかけていないかな。
別になくなったわけではないので、これならマップを修正しても問題はないかな(と思ったら修正していました)。
途中にあった「ヤマダ電機」は、まだ営業していないようなのでパスしました。
目的地のひとつでもある、ハードオフに入りました。
「ハードオフ」は「オフハウス」と同店舗で、隣の建物が車用品を取り扱う「ガレージオフ」という店になっています。 |
そこから数百メートル西、アピオという複合店の一角に、「ブックオフ」があったので、入ってみました。 |
そのアピオの中には、会津若松が発祥であるスーパーマーケットチェーン「リオンドール」というスーパーマーケットがありました。 |
・・・結局探しているものの手がかりはなしか・・・。
ここから南に、七日町駅へ歩いていくことにしました。
2〜3kmぐらいなので何とかなるでしょう。
ちなみに「なぬかまち」と読むようです。
途中コンビニで野菜ジュースを買いました。
初音ミク関連の商品が売られているのは都内と変わらないのですが(ちなみに買った野菜ジュースは「未来野菜」ではありませんのであしからず)
、会津若松名物と書かれたソースカツ丼 が弁当コーナーに並べられていました。
そうなのか、ソースカツ丼が名物なのか・・・。
七日町駅の通り、国道252号線に着きました。
このあたりは明治大正を彷彿とさせるような、古い建物が立ち並んでいる 町並みです。
卒業旅行なのか、女子会なのか、高校生〜大学生ぐらいの女子の集団が歩いています。
いわゆる歴女ってやつでしょうか。
(いろんな意味で)今が旬です。
七日町通りから国道116号線との交差点に出ました。
ここはアーケード街になっています。
しばらくいくと、リオンドールの本拠地がありました。
「リオンドール」の3階には、いわゆるゲームセンターがありました。 |
昔もそうだったのか覚えていませんが、しばらくいくと向かい側に「つたや」がありました。 |
鶴ヶ城に着きました。 城の入り口にある看板の説明を見ると、鶴ヶ城が戦国時代から幕末まで城主が幾度か変わって、当時の戦乱の状況が伺えます。 城の入り口の脇には休憩所が設けられております。 城の入り口では、鎧を着たチケット切りが出迎えてくれました。 城の出口付近には、千飯櫓という長屋があり、そこにもいくつかの資料が展示されているので、進んでみました。 また、ドラマなどで会津藩のために鉄砲を持って戦った印象ばかりが強い八重ですが、敗戦後は女性の地位の向上のために女性の教育に専念し、日清・日露戦争では負傷者の介護にあたり天皇から褒章を受章したということです。 なかなか勉強になりました。 僕はちょっと荷物がかさむとこの後が大変になるので、特に買い物はしませんでした。
入城料は500円です。
そういえば昔はここに来て入城料を取られるから入るのやめたんだっけ(昔は1000円だったような・・・)。
あの伊達政宗公も名を連ねており、歴女大満足 。
もちろん八重にも非常に関係がある城で、八重は幕末の戊辰戦争で、鉄砲を手にこの城で籠城戦を繰り広げたということです。
中には売店があり、甘酒などの軽食が売られています。
僕は車を運転するのでパスしましたが、 きっと会津若松の甘酒は(日本酒もうまいので)うまいと思います。
その休憩所の書架には歴史の書籍があるのですが、なぜかその中に「戦国BASARA3」の攻略本らしきものが混じっています。
やっぱり伊達政宗と関係があるからかな。
城の中に入ると、塩蔵という塩の塊を積み上げたようなものの展示から始まり、階が上がるにつれ、戦国時代、江戸時代と、藩主に関する資料や武具が展示されています。
歴史好きにはなかなか面白いものもあるんじゃないでしょうか。
さらに上の層には幕末の戊辰戦争の当時の様子が描かれており、この辺りから、新撰組や白虎隊、そして八重が登場します。
白虎隊は有名ですが、婦女子で構成され、薙刀を持って戦った娘子隊という部隊がいることを知りました。
そんな中でも男装し鉄砲で戦ったという八重は、確かに他の女性とは違ったんでしょうね。
「日本のジャンヌダルク」「幕末のジャンヌダルク」 とも呼ばれることもあるようです。
開城(降伏)の際には、自害する者が多くいたということで、その悲惨な様子が、当時詠まれた句に記されています。
その中には八重の句もあります。
また、当時の鉄砲も展示されており、八重が使っていた銃は「スペンサー銃」という種類の、砲身の長い鉄砲ということです。
城の天守閣は展望台になっており、会津若松の街を一掃、もとい一層できます。
途中に売店や紙芝居の場所がありましたが、帰りによることにして先に進んでみることにしました。
ここのそれぞれの部屋には、石垣の特徴や、城の復元に関する資料、そして八重に関する解説などが掲載されていました。
ここで初めて八重の写真を見ましたが、どうも明治末期の年老いた頃の写真しかなく、これまで見てきた二次元の八重とはちょっと違うような感じがしました。
でも、輪郭が丸っこい感じはマスコットキャラクターと似た感じがするかな。
夫のジョー、じゃなかった襄も「妻はきれいではないが生き方がハンサムだ」みたいなことを外国の友人に手紙で言っていたらしいです。
そこから「ハンサムウーマン」という呼称が生まれたということです。
「日本のナイチンゲール」と呼ばれることもあるそうです。
一方、男尊女卑の強い時代に、八重の男勝りな性格と、襄の外国譲りのレディーファーストの精神が融合し、周囲にはかかあ天下のような夫婦に見えたということです。
そのため、悪妻とか呼ばれたこともあるようで、これはかわいそうな話です。
途中にあった売店には、会津地方独特のお土産品がありました。
起き上がり子法師は有名ですが、初音
という竹で作られた6角形の笛というのは、初めて見ました。
どうやら正月に鶯の声を聞くと縁起がよい ということで、この笛が作られたそうです。
案の定、子供が吹いて遊んでいました(そしてお買い上げ)。
城を出ると、また別の大きなお土産店らしき建物がありました。 あまりに人がいなく、営業しているのかは不明だったので、入るのにしばらく躊躇してしまいましたが、人が入っていったのに続いて入ってみました。 建物の中には、お土産コーナーや飲食店、催事場があります。 何か買っていこうと思いました。 レジの前には「やえちゃん」のプロフィールが書かれています。 本当は日本酒を買っていきたかったのですが、この先も歩くので、重いものはつらいです。
ここは「鶴ヶ城会館」という建物で、さらに別のマスコットキャラクター「やえちゃん」が看板の一部に描かれていました。
このキャラは名前のとおり八重をモチーフにしたキャラですが、「やえたん」とは違って男っぽい活発な印象のキャラクターになっており、藩士姿や婦人姿(コスプレ?)が描かれています。
○CにTSURUKANと書かれているので、多分ここのマスコットキャラクターなのでしょう。
ちなみに鶴ヶ城には城のマスコットキャラクター「お城ボくん 」というキャラクターがいて、城に目と口、車輪と腕がついて、背中に旗を背負って刀を持っているようなキャラクターです。
○CにTrusurgajoと書かれています。
僕はその中で、会津名物のそばとソースカツ丼
のセットを注文しました。
長い距離を歩いてきて空腹だったため、特に美味く感じられました。
それに白河ラーメンや喜多方ラーメンと同じで、三角巾とエプロンのおばさん(失礼ですが)が複数人で料理の注文や運び出しをするのが、田舎食堂って感じでいいんだよなぁ。
せっかくだからここのマスコットキャラのお土産を買って帰ろう。
多分Nさんが興味を持つだろうと思ったのでした。
生みの親が小池一夫先生 と書かれているのですが、それはNさんに鑑定してもらいましょう。
また、やえちゃんの絵にはふきだしがついており、「夫のことをジョーって呼んでるよ」「白虎隊はあたしの弟分みたいなものよ」と、少々がさつなメッセージが書かれていて、それらしく感じました。
桜の花入りのロールケーキか、現在特売中のバームクーヘンか迷ったのですが、ここではロールケーキにしました。
この近くに「大河ドラマ館」という展示場があるようなので、歩いていきました。 館内にはドラマのあらすじや人物図、ドラマで使用されていた衣装や撮影風景の映像などが展示されています。 出口付近には、アンテナショップ「ありがとなし」があります。 二つ目は、「SAMURAI
SPIRIT」という炭酸飲料です。 そして三つ目は、「よじえもん古代米」です。 また、出口には会津名物「起き上がり子法師」の絵付けコーナーがありました。 |
再び元の国道118号線に戻ろうと、東へ歩き始めました。
さっきの食堂でお茶を飲みすぎたのかトイレが近くなっていたため、再び鶴ヶ島会館に入りました。
再び「鶴ヶ城会館」、通称「鶴館」に入りました。 ついでに、ここでしか買えないということなので、限定日本酒「八重らんしょ」という日本酒を買いました。 ここの売店には日本酒のコーナーがあり、そこでは各種の会津の地酒が販売されています。 何を買うか迷って、まるで動物園のトラが檻の中をうろつくように、売り場を巡回していました。 |
国道118号線に戻り、南に歩いていきました。
民家の中に新島八重生誕の地、という看板がありましたが、あまりにも民家の中らしいので先に進むことにしました。
さらに南に進むと、「GEO」があったので、寄ってみました。 |
西に進むとまた「リオンドール」が見えてきました。
さすがお膝元だからか、結構店舗がいろんなところにあるなぁ。
まるでコンビニみたいだ。
さらに西に進み、陸橋を渡ると、事前調査で調べていた「ドッポ」が見えてきました。
しかし予想と違い、反対車線に建物がありました。
横断歩道を渡って店に入ろうとしたとき、「ブックオフ」も発見しました。
まずは、「ブックオフ」を見ることにしました。
ここの「ブックオフ」は単独の店舗でした。 |
少し戻って、「ドッポ」という店に行きました。 |
これで会津若松のゲームショップの探訪はおしまいかぁ。
まあ、見つからなくても仕方ないなぁ。
僕は西若松駅に向かい、そこから只見線で会津若松駅に戻ることにしました。
会津若松駅に戻ってきました。
まだちょっと時間があったので、まだ買っていなかったお土産の酒を探すことにしました。
近所のお土産店を探すのですが、それっぽい地酒はもちろん、「さくら八重」すらも見つかりません。
それよりも個人的な気になるのがここ、「若松通商」に行ってみることにしました。
秋葉原にある同名の電子パーツショップの支店です(沿革を調べると、どうやら本店でも第一号店でもないみたいですが、店名からもきっとこの地に原点があると信じています)。
いかにも地方の電子パーツショップといったところです。
残念ながら買って帰ることができるものは見つかりませんでしたが、店員のおばさんの会話が聞こえてきました。
どうやら市内に住む常連客のPCのメモリを増設するのに、メモリを取っておいたという話のようでした。
こういう店はよく夫婦で店に立ち、客の質問に夫の方が応えることが多いのですが、これを女性一人でこなすとは。
それにこういった常連さんのPCの面倒を見るというのが、地方の店らしくてほほえましいところです。
僕はここに、現代の八重を見た気になりました。
(これとは別に、どうやらハンサムウーマンプロジェクトというものがあるようです。
いわゆる会津若松の美人店員マップのようなもので、ここは入っているのかは分かりませんが、この地に生きる会津の精神みたいなものをわずかながら感じることができました。)
駅に戻ると、丁度発車ベルが鳴り響いているところでした。
僕はあわてて電車に乗り、会津若松を後にしました。
結局お土産の酒が買えなかったのですが、まあまた郡山駅の売店で買えばいいかな、と思っていたところに、車内放送で強風のため3分遅れという情報が。
こりゃ駄目だ。
また来るからね、と僕は心の中で八重たんに告げるのでした(もっと駄目だ)。
(後日談)
ミーティングではいくつかお土産を持っていきました。
ただオリジナルキャラ「八重ちゃん」は、やっぱり最初は男に間違えられていました。
どのキャラも反応は今ひとつ。残念。
桜ロールケーキは特にKGRさんに好評でした。
日本酒は後日のミーティングで開封の予定です。
今日は会津若松でいろんな八重を見てきました。
史実の八重、二次元の八重、現代に生きる八重・・・。
史実の八重は、ドラマやイラストで見るほど容姿端麗というわけではありませんが(まあ写真(肖像画?)が相当年老いているのもありますが)、幕末の激動の時代を生き抜いた力強い女性であったと分かりました。
男装して鉄砲で戦ったり、男尊女卑の強い時代に夫を呼び捨てにしたり、一方で負傷者の介護で受勲したり、大河ドラマとして放映されるのも納得です。
二次元の八重は、おなじみ(?)「さくら八重」のパッケージの萌え絵や、福島県公式マスコットキャラ「八重たん」以外にもたくさん見てきました。
描き手によって印象が変わるのでしょうか、「八重たん」「さくら八重」は藩士の姿ですが、リオンドールの「八重ちゃん」は街娘、同志社大学のキャラクターは明治時代の貴婦人の姿です。
これらは正に波乱万丈の時代を生き抜いた八重の姿であり、どれも間違ってはいないと思いました。
その中でも特に印象に残ったのは、鶴ヶ城会館の「やえちゃん」です。
藩士姿、貴婦人、どのバリエーションもあり、髪型が男っぽかったり、セリフが少々がさつだったり、このキャラが一番新島八重を表現していると思いますが、どうでしょう。
現代に生きる八重とは、会津若松に住む女性のことです。
といっても写真のイメージが強いからか、どうしてもお年寄りのおばさんなんですけどね。
アキバ系の僕にとっては、何故か若松通商の店頭に立つおばさんにそれを感じ取ることができました。
やはり、会津若松には名所・名物がたくさんありました。
いやぁ、好奇心に満ちた、久々に面白い冒険をしたなぁ。
Nさん曰く、「ニュークリアーをクリーンに」することは僕の力では到底不可能ですが、少しは手助けできれば幸いです。