1.英会話教育ソフト
本作のキャラクターの声には何故か英語のセリフが当てられているのですが、一瞬中学生に戻ったような雰囲気にさせてくれます。
古くはPS「バイオハザード」、最近はバリバリ英語(?)のXB360「ライオットアクト」で英語のボイスに慣れているのもあるんでしょうか、我々日本人でも良く分かるように発音してくれます。
しかし、こんなゲームじゃ英会話の練習にならないだろうなぁ〜。
AKFさんは、ともあるごとに「Oh! Daddy!!」と叫んでいました。
2.ムダなところに力を注いでいる
まず、本作の主題歌がムダに熱いです。
歌は、「ライジングザン」でも主題化を歌っていた、影山ヒロノブ氏です。
(しかし、なぜ主題歌は日本語なのに会話は英語・・・?)
ロード中に一枚絵のイラストが出てくるのですが、これが美樹本晴彦氏のイラストです。
(個人的にはDOSパラのオーダーメイドPCを思い出すのですが)
ただ、白い女の方がゲーム中の雰囲気と違ってしおらしく、ゲーム内のイメージとちがうような・・・。
他にもゲストイラストレーターがいるのかな?
3.レベルを上げて物理で殴ればいい?
本作はとある方面のサイトで話題となり、特に「レベルを上げて物理で殴ればいい」という言葉が有名になりました。
あるゲーム誌でもこのセリフが出たのには驚きました。
この言葉の通り、本作はレベルが上がると極端に強くなります。
基本的な戦闘システムは、男主人公と女主人公がそれぞれの行動で入れ替わりながら進めていく、コマンド入力式・ターン制の戦闘になっています。
二人パーティーのように見えますが、HP,MPは共同で、攻撃を受けるのは最後に行動したどちらか一方です。
装備品は二人で違うので注意です。
攻撃にはCPというポイントを消費し、CPが許す限りは何度でも攻撃できますが、CPがなくなると攻撃できなくなり、防御するか魔法やアイテムで回復する必要があります。
CPは二人で共通なのはHP,MPと同様ですが、戦闘後も回復しないのも同じなので注意が必要です。
攻撃を加えると刻印という、シューティングゲームのロックオンカーソルみたいなものができます。
そこに攻撃魔法を使うと、その攻撃した箇所にダメージを与えることができます(ちなみにIPを1つ消費します)。
攻撃時に部位を特定の順序で連続攻撃することにより、刻印の持続時間が延びるなどのボーナスを得ることができますが、間違えた順序で攻撃したりすると、相手の反撃を食らう場合があります。
このゲームでは、敵のHPを0にしても相手を倒したことにはなりません。
女主人公のみが使用できる「封魂」というコマンドを使い、敵を完全に消去する必要があります。
「封魂」は敵のHPが0でなくても使えますが成功率は大幅に低下しています。
敵のHPが0でも失敗することがあり、そのままにしておくと、まるで「バブルボブル」「マリオブラザーズ」みたいにパワーアップして復活します。
「封魂」が成功するとHPが回復します。
男主人公は「封魂」の代わりに、「魔吸」というMPを回復するコマンドがありますが、敵を消去することはできません。
(恐らくメーカーが想定している)一般的な戦闘の進め方は、まずは攻撃して刻印を付け、魔法で一網打尽にするという感じです。
ミーティング内でもこのスタイルで安定し、物理で殴るだけでは済まされないバランスで進行していました。
確かにレベルが低い場合は、魔法は強力です。
しかし、MPは男主人公でフィールドを歩かせたり、「魔吸」をしないと回復しません。
回復ポイントが少ない上、CPをフィールドで回復するのは魔法かアイテムしかないため、MPの節約はCP共に重要になってきます。
さらにフィールドではシンボルエンカウントですが、プレイヤーを異様なまでに執拗に追いかけてくるので、連戦必至になってしまいます(しかもフィールドで魔法を唱える際は移動ができず、無防備になります。詠唱中に戦闘になると魔法がキャンセルされてしまいます。)。
そうなると、「レベルを上げて物理で殴る」というスタイルは必然的になってくるのかもしれません。
男主人公でフィールドを歩き、男主人公で攻撃させて敵のHPを0にし、女主人公で封魂する。
古きよき日本の家庭内手工業のような分担作業になってしまいます。
この他にも、本作には街や店の概念がない(アイテムの入手は、敵からの戦利品や中身が復活する宝箱で行う)などの特徴があります。
個人的にはこのシステムでローグライクゲーム(不思議なダンジョン)をやると面白そうだと思ったのですが、どうでしょうか?
|