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ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー #237
ラインアタックヒーローズ (Wii)

購入金額: 1000円

ゲーム内容
ニンテンドーがWiiウェアで出した、3Dアクションゲーム。
Wiiウェアなのでダウンロード専用。
フィールドにいるキャラクターを攻撃して味方に付け、隊列を作ってミッションをクリアしていく面クリア型のゲーム。
タイトルにもなっている隊列をそのまま相手にぶつけて攻撃する「ラインアタック」が特徴で、キャラクターが増えるとゴチャゴチャ感や乱戦状態が楽しめる。
プレイヤー自身は成長しないが、仲間を成長させたり、強い仲間やアクセサリーに入れ替えることができる。
ミッションや仲間、アクセサリーはランダムによって決定されるようで、繰り返して強い仲間や武器を揃えるコレクション要素もある。

ミーティング議事録
H.Kuwano 「今日はウサギ年1発目ということで、AKFさん推薦の、Wiiウェア対応の「ラインアタックヒーローズ」です。」
AKF 「発売は去年ですけどね。買ったのはいいけどここで紹介するタイミングを逃してしまったので、卯年第1本目に持ってきました。」

H.Kuwano

「この本体にはまだダウンロードしていないから、ダウンロードしてみましょうか。」
ただいまダウンロード中・・・。
1000ポイントかかるので事前に用意しておこう。
結構時間がかかる・・・。
AKF 「舞台は幕末っぽくて大河ドラマの影響があるのかな? ふとしたことから主人公がうさみみの姫様と反乱鎮圧の旅に出るアクションゲームです。」
H.Kuwano 「それは意外ですね。で、そのうさみみの姫様というものを拝見しようではないか。」
主人公は未来から来て腕試しをしているキャラクターで、プレイヤーの顔は男、女に加え、さらにMiiに登録している自分の顔と名前も使用できるのだが・・・。
AKF 「なにー、Miiのキャラは1Pのリモコンしか使えないのかー!!!」
とりあえず男キャラでスタート。
しばらく進むと、ややキツい顔立ちと性格のウサギの耳をつけた女「トモエ」が登場。
H.Kuwano 「あーなるほどね。」
KGR 「それにしてもキャラクターの動き元気いーなー。」
ゲームはWiiリモコンのほかにも、ゲームキューブのコントローラーも使用できる。
とりあえず10面ほどまでチュートリアルになっているので、AKFさんが手本を見せてから、僕とNさんの協力プレイでスタート。
KGRさんは連日の(格闘ゲームの)疲れで高みの見物となった。
H.Kuwano

「二人プレイのときはメッセージが変わるのかな?・・・と思ったら一緒じゃないか!」

AKF 「しかも『あなた』と複数形になっていないし・・・。」
H.Kuwano 「しかもトモエがラインにいるのは1Pだけ。2Pは選んだ仲間だけで戦わなければならないのか!
(ちなみに通常のステージでもイベントキャラがラインにつくのは常に1P)」
KGR なんという2P空気・・・・。アクションパートの敵のターゲットしかもらえない。」
ひとまずゲームのルールと操作方法を覚える。
今回はゲームキューブコントローラーでやっているので、Aボタンで攻撃、Lボタンでガード、Cスティックで隊列を振り回して攻撃するラインアタック、Xで投げ、Yで隊列の戦闘を変更(=武器・能力の変更)、Rでラインアタックのため動作、結構使うボタンが多い・・・。
H.Kuwano 「本当に2Pは空気ですね。デモでアイテムもらうのも1Pだし、2Pは後ろで一緒に喜ぶだけ・・・。」
KGR 「しかし、こんなゲームなのに、やたらとつくり込んでるな。」
AKF 「当時のゲームニュースを見ると、発売前はフルプライスで出るかWiiウェアで出るか分からなかった状態だったから、もしかするとフルプライスで考えていたのかもしれませんね。」

敵の全滅、特定のキャラを倒す、仲間の護衛など、マップに指定された条件を満たすとクリア。
敵が逃げたり降伏して仲間になるデモが表示され、さらに助けを求めていたキャラが仲間になったり、プレイヤーを強化するアクセサリーがもらえたりする。
また、仲間に選んだキャラクターと任務の相性が良いと大きく成長する。
逆に相性が悪いと少ししか成長しないどころか、そのような任務に参加させているとしまいには仲間から外れてしまう。

ステージはボスやイベント戦闘ステージ以外は、3つのミッションのどれかを選ぶようになっている。
どうやらステージや任務はランダムで決まるようだ。

 

ひととおりの操作説明は終え(しかしジャンプの説明は無かった)、ボスも難なくクリア。

AKF 「ところが姫様は10ステージあたりでパーティを抜けてしまいます。やる気ダウン
KGR 「ひでぇ・・・・!
じぶんも猫いなくなったらやる気ダウンだわ。
猫でねぇけど。

その後、モチベーションがダウンしたAKFさんを尻目に、僕とNさんでステージを進めていく。

KGR 「メモっておこう。友愛を愛するは救出イベント/無法は強奪/強さを求めるは決闘イベント/ユウは塊魂の王子
H.Kuwano 「ハンマー持った仲間がいないと攻略が厳しくなるとか、ロウやカオスみたいな性格付けを考えて仲間を選ばないといけないとか・・・。それにしても、ホント塊魂の王子みたいな被り物してますね。」
AKF 「何度もお宝強奪を依頼してきたキャラを仲間にしてみると正義派とか、性格付けは結構適当(ランダム)ですね」
N 「頭と胴体の組み合わせもランダムみたいですね。明らかに合わない組み合わせのが何人かいる・・・。」
H.Kuwano 「仲間キャラはランダム生成とは面白いですね。」
途中でKGRさんとAKFさんに交代し、いよいよラスボス。
AKF 「ラスボス戦で……(最初に敵として登場するので、ボスから引っぺがして仲間にする)うさみみを……KGR氏に奪われました……
KGR 1秒ほどの猶予を与えたつもりであるにゃー」
H.Kuwano 「うさみみいなくなるとモチベーション下がるからなー。」
KGRさんがうさ耳姫を奪ったままゲームクリア。
続いて、対戦モードを開始。
AKF 「対戦モードは「?」ボールを割るとシナリオモードの仲間が出てきます。確認してませんがうさみみも出てくるかも
KGR 「対戦はなにやってるかわからねぇええええええ!!
こんざつしすぎだコレ・・!
まぁ、そういうゲームっぽいけどな・・!」
H.Kuwano 「対戦はどうやらつれていた人数が多いほうが勝ちっていうルールのようですね。」

対戦はそれほど盛り上がりませんでした・・・。
意味の分からないまま、僕が三連星、もとい、三連勝していました。

ストーリーモードはエンディング後も続きがあるので、続きをプレイ。

AKF 「ラス戦をクリアすると主人公はうさみみと別れて武者修行の旅に出ます。うさみみはそれ以降登場しません
KGR 「43ステ 動物胎児 よく見ると 亀の変わりに よく見るとメットでてんぞ!
H.Kuwano 「亀が出るのは何かのオマージュみたいだからね。」
KGR どんぐり(って武器)きもちわるいな」
ボスではないがより強い仲間やアクセサリーが登場。
その中でも、ひときわ強烈なヤツが現れた
KGR 「しかりノリティ頭悪そうだ
  少し進めて、50ステージぐらいでゲーム終了。
H.Kuwano 「やっぱりプレイしながらチャット風に文書を打つのはつらいな。
 それでは総評がある方はどうぞ。」
N 「対戦モードは混戦になりがちですね。シナリオモードも結構混戦ですが、ガチャプレイでも何とかなるバランスなのでゲームとしてはお値段以上に遊べたのではないでしょうか。」
H.Kuwano 「じっくり攻略というゲームというよりは、何度もプレイして仲間やアクセサリーをコンプするといったゲームなのかな。」
その後、インターネットで本作の情報について調べると、なんと1000面以上プレイした人の情報が掲載されていた。
その中で、600人ぐらいでAKFさんが本作を買った理由の「トモエ」が登場するらしいが・・・。
AKF 「えー!!600面も!!1日10面やっても2ヶ月・・・。1日2面で1年・・・。心が折れそうだ・・・。」
H.Kuwano そんな時こそこのメンバーがいるじゃないか!!2人プレイでやればサクサク進むし・・・。
よぉ〜し、次回持ってきたら、空いてるメンバーでこのゲームを進めよう!!」
うさみみ姫を仲間に入れるため、
ながい たびが はじまる・・・。

H.Kuwanoの考察

1.コレクションを満たすライトゲー

対象年齢が示すとおりなのか、本作はライトゲーです。
割とガチャプレイでも何とかなってしまうし・・・。
アクションそのものは底が浅く、アクション部分で長く楽しめるゲームではないと感じました。

その代わり、本作はコレクション要素を楽しむゲームだと思いました。
名前・姿・能力がランダムな仲間を入れ替えながら進み、気に入ったら育てるという、何か昔のゲーム(「ブラックオニキス」とか?)を思い出させてくれます。
(アイテムは効果だけがランダムです)。
個人的には、こういったランダム要素のあるゲームは好きです。

 

2.2P空気

本作のストーリーモードを協力プレイで始めると、完全に2Pは空気扱いです。
ストーリーモードでは1Pの裏でリアクションするだけだし、ゲーム中でもNPCが1Pの隊列に付くし、敵の攻撃も1P狙いだし・・・。
それでも、攻略は楽になるんですけどね。

 

2.対戦はイマイチ

本作の対戦は隊列の人数が多い方が勝ち、というルールのようです。
そのため、最初プレイするときは何故勝敗が付いたのか分からないこともままあります。
さらに、本作は隊列が長い方が有利になるため、熟練者の対戦では一方的になってしまうと予想されます。

全般的にも、任天堂らしく丁寧なゲームになっていますが、(任天堂にしては)詰めの甘い部分もあるゲームだと思います。

名言

2P空気ゲー

本作を2人協力プレイで始めた際の、プレイヤー2の扱いを見てKGRさんが命名した本作のゲームジャンル。
2人でプレイしても1人プレイとデモや敵の行動パターン等が変わらないゲームのこと。

ノリチィ

本作をプレイ中に誕生した、偶然が重なって生まれたキャラクター。
頭の悪そうなのは名前だけではなく、魔女っ子帽子にガキっぽいフェイス、「トモエ」と同じ赤い袴に、持っている武器は凶悪な顔が描かれたハンマー「どんぐり」、口調は語尾が「のよぅ」といった、いたるところが頭の悪そうなキャラである。

いい形で終われたな

本作でステージクリア時にNPCから言われる言葉の一つ。

攻略情報
2人プレイが楽
2人プレイだとぐっと楽になります。
特に護衛ミッションが楽になります。
ちなみにプレイヤー1が集中されるので注意。

ハンマーを持った敵に注目
ハンマーを持った敵がいるということは、ミッションクリアにハンマーを使わないと倒せないような敵がいる可能性が高いです。
多分ハマリ防止の救済措置だと思われます。
(だからシナリオモードでクマは何度も出てきて味方に付かないんですね。)


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