1.そんなに簡単なの?
本作は、TVCMなどでもとっつきやすさを訴えていますが、そこまで簡単ではない、と思いました。
ルールは相手を画面外へふっとばすだけなのですが、意外と操作は難しいです。
まず攻撃には通常攻撃と必殺技があり、キャラクターによって変わってきます。
技を知らないとまず勝てません。
またガードのボタンもあり、ボタンの数も多いです。
2.ソツない任天堂のつくり
本作を見て、とにかく仕事はきっちりやっていると感じました。
特に一人プレイモードが充実 しており、それだけでも長く遊べそうだと感じたからです。
おそらくこれは、前作の不満点に対応したものなんでしょう。
さらにWiiになってネットで対戦もできるようになりました。
また、社外からもキャラクターやサウンドクリエーターを導入し、ゲームファンに対して話題性も振り撒きました。
特に音楽に関しては、ゲームミュージックの有名な作曲者を参加させ、その作曲者のファンをうまく取り込むことができたんじゃないでしょうか。
発売当事も、当初の発売予定が延期してしまいましたが、それでもゲームショップ等にお詫びの張り紙を貼ってもらっていました。
さらにディスクの読み込み不良が発生するという問題もありましたが、お詫びの文をホームページなどに掲載するなど、発売後のサポートもきちんと行っています。
(本当にソツのないところなら、このような発売延期も不具合もないんでしょうが…)
CMもバンバン流しました。
記憶が正しければ年始から流していたと思いました。
正月はテレビを見る人も多いので一般の認知度も高まるし、お子様がお年玉を貰っているので、本作を買うために貯めてもらうこともできます。
さらには、フレッツADSLのCMでも出てきたり、発売後のCMで「お父さんお母さんにもできるソフト」(僕はそうは思いませんが)として操作方法を説明したりと、より幅広いユーザに広めようという意図が伝わってきます。
このようなことは、相当お金がないと実現できません。
多分どのようなゲームメーカーでも、豪華なゲストを起用して話題性を出したいですし、不具合があれば買ってくれた人にお詫びしたい
(これはメーカーに誠意がないとできませんが)と思います。
普通のソフトウェアメーカーに対し、任天堂の(資金力の)強さを見せ付けたゲームだな、と僕は感じました。
このゲームはこれだけお金をつぎ込んでいるから、売れて当たり前!
なんていう意見の人も多いんじゃないでしょうか。
|