近現代文学研究関連の情報収集

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日比嘉高研究室
Last update 2020.5.26

 このページでは、近現代文学研究を志す方や、高校国語の小説教材の研究をしたい方、他領域の研究者で近現代文学関連の調べものをしたい方などを想定して、いかにして参考文献を探し出すかを説明しています。

目次
  1. 文献目録を探す
    • 1-1 叢書・文学全集
    • 1-2 雑誌
    • 1-3 単行本研究書
    • 1-4 事典・資料集
    • 1-5 研究動向
  2. 研究図書を探す
    • 2-1 各図書館の蔵書検索
    • 2-2 ネット書店で検索
    • 2-3 古書店の目録検索
    • 2-4 書棚を縦覧しよう
    • 2-5 芋蔓式
  3. 研究論文を探す
    • 3-1 雑誌記事の検索
    • 3-2 新聞記事の検索
    • 3-3 芋蔓式
  4. その他の関連資料を探す
    • 4-1 事典の記述から探す
    • 4-2 作品本文から探す
    • 4-3 文学年表から探す
    • 4-4 同時代の作品評を探す
    • 4-5 同時代の記事を探す
    • 4-6 現代作家の記事を探す
    • 4-7 その他の書目などから探す
  5. 他の「文献の調べ方サイト」
  6. その他のリンク
  7. 更新履歴
[目次]

1. 文献目録を探す

 近代日本の著名文学者については、研究文献目録が整備されているものも多いので、まずはそうした蓄積を参照するのが早道です。

1-1 叢書・文学全集

『日本文学研究資料叢書』『日本文学研究資料新集』(有精堂)、『日本文学研究論文集成』(若草書房)などは、作家ごとに巻が立てられ、それぞれ代表的な論文が集成されると同時に参考文献目録が付されています。『日本近代文学大系』(角川書店)、『明治文学全集』(筑摩書房)などの各種文学全集にも載っています。

 また昭和女子大学近代文学研究室編の『近代文学研究叢書』には、各作家ごとに経歴から年譜、著作目録、参考文献などがまとめられていて便利です。数人ずつまとめて没年順に刊行されています(ですから新しい作家は未収録)
 この叢書には通巻の総目次がなく、目指す作家の資料を探しにくいのですが、竹本寛秋さんのサイトに「昭和女子大学『近代文学研究叢書』 巻数Index(作家名順)」があります。

1-2 雑誌

 代表的な日本文学の研究誌(市販)であった『国文学 解釈と教材の研究』(学燈社)、『国文学 解釈と鑑賞』(至文堂)では、作家の特集記事が組まれていました。目指す作家や領域の特集記事があれば、その中にはたいてい文献目録があります。また、国文学研究資料館の「国文学論文目録データベース」(後述)で検索をかければ、特集記事の所在がわかります。

1-3 単行本研究書

 単行本として出版された各作家の研究書にも、文献目録を付したものがあります。各図書館のOPAC「e-hon」などの大型ネット書店で検索し、内容の注記のところに注目すると文献目録の有無を確認できます(できないことも多いですけど)。著名作家については、書誌目録だけを集成した単行図書もあります(日外アソシエーツの『人物書誌大系』シリーズなど)

1-4 事典・資料集

  1. 長谷川泉編『現代文学研究──情報と資料』(至文堂)
  2. 『明治・大正・昭和作家研究大事典』(桜楓社)

1-5 研究動向

昭和文学会の機関誌『昭和文学研究』掲載の「研究動向」が代表的ですが、作家やそのテーマについての研究動向を解説したレビュー論文も役に立ちます。検索でも出てきますが、次のページに一覧があります。「昭和文学研究 研究動向」(疋田雅昭さん作)

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2. 研究図書を探す

 既存の参考文献目録はありがたいものですが、作成時期もあり最新の成果が反映されていないことも多いですし、スペースの制限やもろもろの事情から簡略な水準にとどまっているものもあります。ここでは自力で調べ直す方法を図書編・雑誌記事編に分けて解説します。
 まず図書編から。

2-1 各図書館の蔵書検索

 現在では各図書館の情報の公開が進み、大学や公立の図書館をはじめ、ほとんどの施設でネットを通じて蔵書検索ができます。まずは蔵書の多い図書館を中心にこうしたOPACで検索します。下表は代表的な検索サービスへのリンクと簡単な説明です。

国会図書館サーチ「国立国会図書館や他の機関が保有する、蔵書目録、デジタル資料、立法情報、レファレンス事例や出版情報など、多様な情報を統合的に検索できるサービス」です。国立国会図書館、都道府県立図書館、国立情報学研究所、国立公文書館、国立美術館や、民間電子書籍サイト等の、蔵書・出版目録、デジタル資料、立法情報、レファレンス事例等が入っており、情報量はピカイチです。検索結果からは、所蔵機関のデータべースへ直接アクセスすることができます。
 国会図書館の蔵書検索は、国会図書館 NDL-OPACから。複写依頼などが申し込めます。
 国立国会図書館デジタルライブラリーもあります(←重要!)。これは1968年までに国立国会図書館が受け入れた戦前期・戦後期刊行図書、議会資料、法令資料、児童書、震災・災害関係資料を中心に収録した電子図書館で、著作権処理が完了した資料はインターネット公開しています。また国会図書館の館内限定公開資料であっても、「図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館」ならば見ることができます。
CiNii Books国立情報学研究所のサービスで、全国の大学図書館・研究所などの蔵書を横断検索でき、所蔵先もわかります
東京都立図書館中央・多摩の都立2館の蔵書検索(約200万件とか)がおこなえる。地方在住者には日曜開館なのががありがたい。
Webcat Plus同じく国立情報学研究所のサービス。「連想検索」と「一致検索」の両方から検索でき、曖昧な記憶や断片的キーワードをもとに関連書籍を探すことができます。ごたごたして使いづらい、という人にはシンプル版のWebcat Plus Minus-βもあります。
国文学研究資料館OPAC蔵書は古典関係の方に強いですが、研究雑誌の揃い方はすばらしい。明治以降の文献書誌情報、および同画像データベースを統合的に検索する「近代書誌・近代画像データベース(統合検索)」、明治前期の出版物の広告を集めた「明治期出版広告データベース」もあります。
 雑誌論文検索の必須データベース「国文学論文目録データベース」もこちら。
神奈川近代文学館 資料検索システム神奈川近代文学館に所蔵された図書と雑誌の検索サービス。雑誌の検索結果の回答が詳しく、「巻号」と「刊行年月」を一致させることができて助かります。また利用者登録をすると、「特別資料検索」で「作家の原稿、ノート、書簡をはじめとする自筆資料のほかチラシなどの印刷物、新聞・雑誌の切抜、写真など」を含む資料が検索できます。
日文研OPAC国際日本文化研究センターの蔵書検索。その他に、日文研の出版物のデータベースや、日文研が関わって構築した各種の豊富なデータベースもあり、データベースの案内からたどれます。
日本近代文学館 図書・雑誌検索日本近代文学館は日本近代文学関係では国内最大級の蔵書をもち、ここでしか見られない貴重な資料も多く所蔵しています。図書や雑誌の他、写真、作家などの蔵書が寄贈された「文庫・コレクション」、展覧会アーカイブ、声のアーカイブなど、ここならではの資料が豊富に揃っています。
三康図書館 蔵書検索明治の大書店博文館の社主大橋家が設立した大橋図書館を引き継いだのが三康図書館。明治期からの雑誌、文学書、歴史、地誌地理に強いです。フリーワードに「憲秩紊本」「憲秩本」と入れると戦前の検閲による閲覧禁止本が、「自然災害資料」と入れると自然災害、災害予防に関する資料がヒットするそうです。

以下、近代文学関連の蔵書検索に役に立つ大学図書館を。

東京大学附属図書館リンク先は「東京大学オンライン蔵書目録データベース」。
東北大学附属図書館東北大学は夏目漱石の旧蔵書および自筆資料からなる「漱石文庫」をもっており、同文庫および関連資料を集めた「夏目漱石ライブラリ」があり。古典関係(とくに江戸)では「狩野文庫」も。
筑波大学附属図書館高等師範時代からの蔵書あり。
早稲田大学図書館早稲田大学学術情報検索システムWINE。
東京芸術大学附属図書館美術系の資料ならここも。東京美術学校時代からの蔵書があります。
京都大学図書館機構 蔵書検索京都大学附属図書館のOPACです。「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」も充実。
名古屋大学蔵書検索名古屋大学附属図書館のOPACです。
愛蔵くん愛知県図書館による、愛知県内の図書館の横断検索サービス。
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2-2 ネット書店で検索

 大学や公立図書館の蔵書には偏りがあり(堅い本が多い)、最新の新刊については反映されていないことが多いです。また、いわゆる大衆向けの資料についても弱いです。そのため、ネット書店を利用した検索も併用するとよいでしょう。近年では検索や購買履歴にもとづくレコメンド機能も進化しており、関連書籍が見つかることもあります。

Amazon.co.jp多い、早い、便利です。レコメンド機能も高機能。古書も買えます。
Google Books場合によっては本文の中までヒットする。「書籍の著作権が失効しているか、出版社が Google に許可を与えている場合は、書籍のプレビューを見られます。また、書籍によっては全文を読むことができます。公共利用できる書籍であれば、PDF ファイルの無料ダウンロードが可能」。
紀伊國屋Book Web Pro紀伊國屋の法人契約者用の検索サイト、関連書籍が自動で検索結果に上がってきて、重宝します。普通の人は使えないのが難点…。紀伊國屋書店のサイトは通常の詳細検索でも使いやすいです。
e-honこだわり検索大手取次トーハンが運営するサイト。それぞれの書籍について「目次」「要旨」が用意されており、キーワード検索の対象となっています。

2-3 古書店の目録検索

 図書館にも新刊書店にもない資料が古書店にはあります。

日本の古本屋東京都古書籍商業協同組合が運営するサイト。
JIMBOU BOOK TOWN じんぼう 古書データベース神田の古書店の在庫検索。
Amazon.co.jp古書も買えます。

2-4 書棚を縦覧しよう

 コンピュータによる「検索」作業というのは、基本的に自分が投げかけたキーワードに対する答えしか出てきません。別の言い方をすると、自分が思いつかないキーワードからは引けない、ということになります。しかも、検索して出て来る結果は「点」の集合という性格を持ちます。キーワードに対する答えA、B、C・・・というように。出てきた点Aの「周り」になにがあるのか、についてはついに不明です。
 そこで重要になるのが、「書棚を見る」という作業です。本屋にしても図書館にしても、探し当てたお目当ての本の近くには、たいていよく似た種類の本が並んでいます。検索が「点」の集積を提示するとしたら、書棚は「線」なり「面」を私たちの前に示してくれます。そういった「線」「面」をたどっていくことで、思わぬ資料との出会いが体験できます。
 慣れてくれば、コンピュータのまえに座ったままのわずかの時間で、あるテーマに関する数十、数百冊の文献を集めることができます。のみならず、そのまま注文して取り寄せたり、閲覧までもできる時代です。しかし、実際の資料が並ぶ現場に足を運ぶことの重要性は、少しも衰えていないと私は思います。ぜひ、このセクションの手間は、省かないでいただきたいです。

2-5 芋蔓式

 書くまでもないかと思いましたが、一応。集めた資料には、その資料が依拠した資料への言及が含まれています。そのツルをたどっていけば、イモはぞろぞろと現れます。感謝しつつ、ごちそうになりましょう:-)。(レアな資料を教えてもらったときは、ひとこと書いた方がいいと思います)

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3. 研究論文を探す

 基本的には、図書編と同じです。雑誌論文に関する面だけ追加して書きます。

3-1 雑誌記事の検索

 現在、日本近代文学研究に関する雑誌記事・論文を検索する際に、もっとも有用なツールとなるのが、次の最初の二つの検索サービスです。二つめの国立国会図書館サーチは、三つめのCinii ariticlesの結果も含んでいますが、CiniiにはCiniiの使いやすさがありますので(学術データだけが出て来る)別に掲げます。また有力な学会誌が検索できPDFで読めるJ-stage、そして独自データを加えているざっさくプラスも強力です。

国文学論文目録データベース国文学研究資料館による。日本文学研究者にとっての超基本データベースです。
国会図書館サーチ 国立国会図書館の検索サービス。もっとも大きな雑誌記事データベースです。[記事・論文]以外のチェック・ボックスを外しておくと、検索結果を記事・論文に限定できます。
CiNii (NII論文情報ナビゲータ)国立情報学研究所が提供している学術雑誌の論文検索(一部)本文表示のサービス。より包括的な学術情報サービスGeNiiの一部という。収録データベースは「NII-ELS 学協会誌」「引用文献索引データベース」(以上、国立情報学研究所)、「NII-ELS 研究紀要」(各大学の共同入力)、「雑誌記事索引データベース」(国立国会図書館)。
J-Stage国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が運営する電子ジャーナルプラットフォーム。近現代文学研究に関して言えば、『日本近代文学』『日本文学』の有力な学会誌2誌掲載の論文が、すべてPDFで手に入るところが大きい。
ざっさくプラス国会図書館の雑誌記事や、Cinii、プランゲ文庫DB、雑誌『太陽』などに加えて、独自の記事目録を採録しており、ここでしか現れない結果を返します。

 その他、雑誌記事・新聞記事などの検索システムとしては、以下のものがあります。

大宅壮一文庫雑誌記事索引無料では利用できません。大宅壮一文庫雑誌専門の図書館で、大衆誌にも強いという特色を持ちます。1995年までは冊子の『大宅壮一文庫雑誌記事索引総目録』に、1988年以降はCD-ROMになっており、大きな(大学)図書館に行けば普通使える(と思います)。

3-2 新聞記事の検索

 大学図書館や大きな公立図書館では、朝日新聞や読売新聞、毎日新聞、中日・東京新聞、日経新聞などの過去の主要記事がタイトル・キーワードなどから検索できるデータベースが利用できます。検索の後そのまま記事の本文までたどり着け、ダウンロードや印刷もできます。
 なお、国会図書館のリサーチナビに「全国紙等の記事索引・検索サービス」があり、全国紙の他、地方紙、業界紙、広告、海外邦字新聞などの調べ方が書いてあります。
 神戸大学附属図書館 新聞記事文庫の利用もお勧めします。1911年から1970年までの関西主要紙、東京主要紙、地方主要紙、外地新聞などを収録。専門家による切り抜き・採録・分類がされており、特定分野の記事を通覧できます

3-3 芋蔓式

 雑誌論文においては、研究図書の場合にもまして、イモヅル式が有効です。大いに利用しましょう。ただし、雑誌論文はその後同じ著者による単行著書に採録されている場合があり、増補がなされていることもありますので、確認する必要があります。

4. その他の関連資料を探す

 研究図書や研究論文ではないけれど、調査や分析に役立つ関連資料を広く集めることは必要です。ここでは、

について説明します。

4-1 事典の記述から探す

 

4-2 作品本文から探す

ある作家や作品について考えていると、このテーマ/モノ/場所/…などが他の作品でも出てくるだろうか、と調べたくなってくるでしょう。文学作品の作品本文を調べるには、次のような方法があります。

4-2-1 オンラインで探す

青空文庫著作権の切れたものと著作権者の許諾のある文学作品について、「工作員」の方々がボランティアで入力を進めている電子文学図書館。サイト内検索によって、作品本文の横断的な検索が実現されています。アカデミックに利用する際には、どの本を「底本」にしているかについて留意が必要ですが、全文検索ができ、かつ全文読めるのはとにかくありがたいです。
Googleブック検索「書籍の著作権が失効しているか、出版社が Google に許可を与えている場合は、書籍のプレビューを見られます。また、書籍によっては全文を読むことができます。公共利用できる書籍であれば、PDF ファイルの無料ダウンロードが可能です。」 なお、通常のGoogle検索も併用することをお勧めします。
国立国会図書館デジタルライブラリー本文の検索ではありませんが、かなり細かい目次まで検索できるため、ヒットする数は多いです。
SF書籍データベース、SF雑誌データベース検索 国内発行のSF雑誌に掲載された小説のデータなどを検索できます。「石原藤夫博士による SF書籍データベース、SF雑誌データベース、SF図書解説総目録(電子版)から、著者、題名などによって検索」。石原氏によって設立されたSF資料研究会のページも。

なお、近年の動向として、Google DriveやDropbox、Evernoteなどのクラウドスペースが、機能の一つとしてOCRを備えつつあります。PDFや画像をクラウドスペースに入れておくと、自動で文字認識が行われ、スペース内・フォルダ内を検索すると、該当するデータが引っかかるようになっています。たとえば作品本文をスキャンして、クラウドスペース内に蓄積していったらどうなるでしょうか? 精度はまだ向上中ですが、大きな可能性を感じさせます。

4-2-2 紙媒体で探す

明治文学全集別巻 総索引、筑摩書房。全文が索引対象。
夏目漱石全集全集28巻 総索引、岩波書店、2004年9月。全文が索引対象。
『芥川龍之介全集総索引』宮坂覺 編、岩波書店、1993年12月。全文が索引対象。
『日本現代小説大事典』浅井清、佐藤勝編、明治書院 2004年7月。明治期以降の小説2,200作品のあらすじと解説を収録。

4-3 文学年表から探す

同じ時代にどのような作品が書かれているか、という観点から探すときは、文学年表を使います。

日本近代文学年表小田切進編、小学館、1993年12月。
現代日本文学大年表久松濳一ほか編、明治書院、1968-1970年。全3冊。
大正文学年表・年鑑宗像和重、山本芳明編、ゆまに書房、2003年8月。『編年体大正文学全集』 別巻。
昭和文学年表谷沢永一監修、浦西和彦・青山毅編集、明治書院、1995-1996年。全9冊。
新聞小説史年表高木健夫編、国書刊行会、1987年5月。
近代文学評論年表吉田精一編集、角川書店、1975年8月。『近代文学評論大系』10巻。雑誌総覧、筆名・雅号収覧あり。
日本プロレタリア文学史年表事典浦西和彦 編、日外アソシエーツ、2016年7月。
日本近代文学年表石ア等ほか編、鼎書房、2017年2月。小さいが、手元に置くには便利な一冊。

なお、国会図書館 NDL-OPACの件名(詳細検索)で「日本文学 年表」を入れると、この他にも地方文学年表などさまざまな年表がヒットします。

4-4 同時代の作品評を探す

同時代に発表された文学評論による作品評を探すときは、現状では以下が決定版。これはもう金字塔、すごい。ほぼ98%ぐらいの公刊された同時代評がそろうという体感です。漏れを探すには、上述した国会図書館サーチざっさくプラスなどを併用しましょう。

文藝時評大系中島国彦ほか編、ゆまに書房、2005-2020年。全73巻・別巻5(索引)。人名、作品名、事項名。

4-5 同時代の記事を探す

同時代の関連した話題を探すときは、図書の内容検索、雑誌記事検索、新聞記事検索を行います。すべて既述ですので、リンク先のみ列挙します。

4-6 現代作家の記事を探す

研究文献がまだ少ない文学者や、現在活躍中の作家、詩人について文献を集めるにはどうしたらよいでしょうか。個人的経験から言うと、Googleの他には、Twitterがけっこう使えます。近年は作家がSNSを利用していることは珍しくなく、また感想や批評、宣伝もSNSに多く現れます。

4-7 その他の書目などから探す

日外アソシエーツ本日外アソシエーツが出している諸種の総目録、総覧の類。分野別の刊行書籍紹介の「日本文学」のあたりなどを参照。目次、作品名が索引対象。
ゆまに書房本ゆまに書房が出している諸種の書誌書目・目次文庫の類。ジャンル分けがしてある他、書誌書目・目次のあたりが有用。
『現代日本文芸総覧』副題は「文学・芸術・思想関係雑誌細目及び解題」小田切進編、上・中・下・補巻、増補改訂版、明治文献、1992年。
その他雑誌索引の類著名な雑誌の復刻版には、目次索引が載ってい(ることがしばしばあ)ります。また近年はCD-R、DVDを経て、オンラインでの復刻が増えており、詳細記事検索ができる場合があります。デジタル版の復刻を見つけたら、検索可能かを確認しましょう。
新聞文芸欄の総目録の類『読売新聞文芸欄細目』(紅野敏郎著、日外アソシエーツ、1986年)、『時事新報目録 文芸篇大正期』(池内輝雄編著、八木書店、2004年)。細目や索引はないですが、『朝日文芸欄』(朝日新聞社編、日本近代文学館、1973年)、『国民新聞国民文学欄 : 明治四十一〜四十五年』(日本近代文学館編、日本近代文学館、1983年)もあります。

5. 他の「文献の調べ方サイト」

 文献の調べ方、収集の仕方について解説したその他のサイトです。

リサーチ・ナビ国立国会図書館のページです。網羅的で、充実しています。調べ方がわからないときは、まずはここへ。
日本文学 Internet Guide天野聡一さん作成。上代から近現代、そして漢文学まで。また一般のデータベースなども豊富に紹介されています。おすすめ。
情報収集基礎知識内藤由直さん作成。立命館大学文学部人文学科日本文学研究学域の専攻科目で使用する授業資料とのこと。充実したリンク集。

6. その他のリンク

加入館一覧日本近代文学館
全国文学館協議会の加入館。全国の文学館のリストとして使えます
文学・文化研究のお道具箱疋田雅昭研究室
近代詩の研究者疋田雅昭氏提供の研究用データーベースなど。「「解釈と鑑賞」「國文學」の特集表題データベース」「昭和女子大学『研究資料叢書』収録作家検索データベース」は有用です。
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7. 更新履歴

[目次]
(現在、更新履歴はblogの方へ移っています)
2008/1/13大幅更新。自力で集める(作品本文編)を作った。ほか、新聞記事検索を強化した、Googleブック検索に言及した、疋田雅昭さんのサイトを紹介した、Ciniiが国会図書館の雑誌記事索引を事実上「吸収」していることに(いまさら)気づいて修正した、など。
2006/4/10リンクの修正、および近代文学研究関係の学会ページへのリンクの項目を復活、そして(今さら)Amazon.comを追加。
2004/12/27リンクの修正、および京都府立図書館京都大学蔵書検索皓星社データベースキネマ旬報 全映画作品データベース日本映画データベースを追加。
2003/12/15研究紀要ポータル(国立情報学研究所)を追加。
2003/06/11他の「文献の調べ方サイト」というサブセクションを作る。電脳式国文学研究入門追加。
2003/06/09大幅に更新。以下を追加。便利な調べものサイト(Book-Map.com)、日経四紙検索雑誌検索(以上日経goo)、青空文庫SF書籍データベース、SF雑誌データベース検索東京都の図書館 蔵書横断検索国際子ども図書館 児童書総合目録三康図書館 蔵書検索日本近代文学館を追加。ほかにNDL-OPACなどの記述を改訂。
2001/06/30たぶん作成日。

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