ヘブライ語事始め  Topへ
   もうすぐ米寿を迎えるというのに、今から、ヘブライ語を始めるというのは、「年寄りの冷や水」もいい所で、多くの人の冷笑を買うと思うが、その経緯を記録しておきたい。  

  
   2024・6月、
20年以上野口さんと続けてきた読書会は、最近では「数学の世界地図」も7月初めには、終わるので、次は何を取り上げようかと思案している所に、野口さんから次のようなメールがあった
 
  *********
 6月24日 付、野口さんのメール。

「世界地図」が終わった先のことについて、少し考えています。

条件:
1 やはり未知の言語に取り組みたい。 従って外国語でも、英語、ドイツ語、サンスクリット、中国語は除く。

2 純粋の文学作品(創作物語)よりは、思想的な内容(宗教、思想、伝承等)を含むものが良い
3 私たちの先の寿命を考慮し、完読を望まないこととする。一年ほどやったところで、

   先を続けるか、適当に打ち切るか検討する。(完読を前提にすると、大きなものに取り組めない)

 以上のような条件を設定し、次のような候補を考えました。

  候補1: ヘブライ語で旧約聖書の「創世記」を読む。

       日本聖書協会で、「日へ」対訳のテキストが手に入ります
  候補2: アラビア語で、「コーラン」を読む

  候補3: ラテン語で、「ガリア戦記」を読む

       ガリア戦記はラテン語学習の最初のテキストに使われるらしいです。
  候補4: スェーデン語で北欧の神話「エッダ」を読む。 学習用の資料が手に入るかどうか調べていません。

 宮垣さんの方で何かお考えがあれば、明日のミーティングの後にでもお話しください。

 野口

********

 
   私は、この野口さんの提案には、仰天しました。

  この年で新しい言語に挑戦とは!3つ年上の野口さんの提案だから・・・しばらく、戸惑いましたが、提案のうち、多少関心が持てそうな、ヘブライ語とラテン語について考えました。恐らくラテン語の方が容易だろうが、インパクトのあるのはヘブライ語です。問題は、ヘブライ語文字をマスターできるか?記憶力は図書館から本をかりたり、YouTubeを見たりしているうちに、城倉啓さんの「趙ヘブル語入門」https://www.youtube.com/watch?v=LtE9g_BwtSg&t=525s
というサイト見ているうちに、なんとか,入ってゆそうな印象をうけ、テキストも取り寄せ少し読んでみました。心はヘブライ語をやる事に傾いて居ました。

 そのことを、野口さんに告げると、早速野口さんもテキストを購入され、次回から、ヘブライ語をやる事になりました。

愕いたことに、YouTubeはさまざまなベブル語入門講座があり、参考書も沢山あります。
取り敢えず、図書館から2冊借り出しました。

目標は、ヘブライ文字が読めるようになる。創世記の一部を読む。という程度のものです。
 
城倉啓著
   ヘブライ文字へとの苦戦

  予想通り、アルファベットを覚えるに、苦戦する羽目になりました。
 文字は22+5文字ですが、これの名前、順序が覚えられません。ヘブライ語の文字は子音だけで、これに、母音記号(黒い点や短い線)がその字に加わって発音か可能となりまし、それが、16種類あります。記号の中に、二つの異なる機能を持つものもあって、この組み合わせは、年寄りの記憶力では、とても厳しいものがあります。

YouTubeで、城倉啓さんが、讃美歌に合わせて、アレフベートを歌っているのを何度も聞いていますが、これがなかなか覚えられないのです。

 

アマゾンの頁から

  
   7月16日 野口さんとのヘブライ語第1回

ヘンテコの章のアルファベットの1,2節P12~24
交代で音読した。

野口さん、PCでヘブライ文字を入力できるようにキーボードを設定したと。

私はこの時点で、アレフベートを完璧に諳んじ、書くことはできません。
 図書館で借りた本。
   ヘブライ語の発音

  ヘブライ文字の発音については、最初の3節(p12~30)に書かれているのだが、これによって発音をマスターするのは、不可能である。沢山ルールありすぎる。
  例えば、文字の真ん中に点がある場合がるが、これを、ダゲッシュという。付いていると音が変るものと(弱ダゲシュ)と文字が二つ重なっていることをしめすもの(強ダゲシュ)ありますが、そのいずれかを判断するの一苦労です。右記フローチャートをご覧ください。
 このほかにも、Tの字に似た記号カメツ、点が二つ竪に並んだシェワ、発音しない黙字などがあります。

  何とかヘブライ文字27字を覚えることが出来たのですが、上記のような法則を頭に入れて発音知るのは至難のように思えます。

 結局、へブル文字の字づらになれるため、実際の単語を繰り返し読むことしかないように思われます。

(一つの記号がいくつもの発音を持つことは、学習者を悩ますところですが、その意味では、日本の漢字の読みは、最悪といえるでしょう。

  生は(せい、しょう、き。なま・・・うまれる、いきる) その読み方は本家の中国より多様ですね。

  発音は言語を学ぶには越えなければならないハードルです。

 2024・7・19
 

『へブル語のススメ』p30