掌中地球儀
(The Globe in your Palm)
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   この地球儀は、友人、古市靖夫さんから頂いたものである。

  古市さんは、地球のデータを取り込んで、3Dプリンタを駆使して、作られた労作である。

 特徴は、掌に収まる大きさで、実際に、台座から簡単に取り外しが出来て、掌に載せることが出来る。

 大航海時代、地球儀は大きなもので、私は、ローマーかフィレンチェかヴェニスか、今ははっきり覚えていないのだが、大型の地球儀のコレクションを見た記憶がある。

 チャップリンの「独裁者」では、やはり、大型の地球儀(風船)を弄ぶ所が印象的だが、今や地球はそんなに大きくない。

 人類が地球を支配し、更に、その地球を自ら破壊し始めているのだが、そのことに思いをいたす時期に来ている。
 

  
    掌中地球儀(The Globe in your Palm)

この地球の周りには、既に、何千という人工衛星が飛び回ていて、ちょっとしたニュースが、世界を駆け巡っている。

 食物連鎖の頂点に経って、植物、動物を我が利益の為に駆使し、地球環境に大きな歪み生じ始めているのだが、私達日常の生活のレベルからは隔たりがありすぎて、誰もそれに責任を追わない。

  そんな大きなことは政治家に任せる外ない?
その政治家は大丈夫なのだろうか?

  私は、時々、この地球儀を掌に載せて、頭を垂れる。


   2023・7・15