スタイルシートの基本構成パターン
XSLTとHTMLを使用して記述されるスタイルシートは、以下のような基本構成を持っています。
名前空間でも説明しましたが、「xsl:」というプレフィックスがついたタグはXSLTのタグです。
今回使用するスタイルシートはHTML文書への変換を目的としたものですから、<>ではさまれたタグとして表記されるのは、XSLTのタグとHTMLのタグだけです。
XSLTのタグは「xsl:」という名前空間プレフィックスがつきますが、一般的に、併用するHTMLのタグについては、名前空間プレフィックスはつきません。MSXML3のようなXSLTプロセッサは、名前空間プレフィックス「xsl:」がつけられたXSLTのタグだけを読み取って必要な処理を行い、それ以外の内容についてはそのまま出力側に渡します。
ですから、HTMLのタグや通常のテキストについても、そのまま出力先のHTML文書に渡されることになります。あとは、通常のHTML文書を記述する場合と同様に、<HEAD>〜</HEAD>、あるいは<BODY>〜</BODY>の間に、必要なタグやテキストを記述することで、スタイルシートを完成させます。