DOMとは
DOM(Document Object model)とは、XML文書を操作するための標準的な仕様(API:Application Programming Interface)のことを言います。プログラミング言語によるXML文書の要素やテキストの操作を可能にします。DOMとは、XML文書全体を読み込み、 文書中のあらゆる要素をツリー構造のノードとして解析する方式(仕様)です。
XML文書の操作に使用されるXML文書のためのAPIに準拠して作成されたソフトウェアのことを言います。XML文書の構文を検査したり、XML所の内容をツリー構造として解析(パース)したりります。DOMでXML文書を参照するには、DOMをサポートするXMLパーサーを使う必要があります。
・XML文書をメモリに読み込んでDOMツリーを作る
・XML文書の字句を解析(パース)する
・メモリ中のDOMツリーをファイル化することができる
・DOMツリーにアクセスして、ノードを操作することができる
・DOMツリーにノード(要素)や属性を追加/取得できる
・DOMツリーのノードを検索する
コンピュータでプログラミングをする際、効率的なデータ管理を行う手段として、データをツリー(樹木)構造で管理する方法があります。ツリーのノード(節)にあたるデータを言ったりきたりしながらデータを参照することができます。DOMは、XML文書全体を読み込み、文書中の要素をツリー構造のノードとして解析するための標準的な標識(仕様)です。このとき、解析されたツリー構造をDOMツリーと呼びます。
『コメント』ドキュメント属性 属性 意味 title 記事のタイトル name 投稿者の名前 date 登校日時 home ホームページのアドレス メールアドレス option IPアドレス 例:XML文書
DOMツリーのノードは、XML文書における「要素」と同義になります。たがし、DOMでは、あらゆる要素をノードと考えます。例えば、XML文書中の「コメント」やタグに囲まれた「テキスト」も、それぞれCOMMENT, TEXTというノードになります。従って、DOMツリーの構成はXML文書のツリーの構成よりもやや複雑になります。
主なノードの種類 ノード 内容 ELEMENT 要素であることを示す ATTRIBUTE 要素の属性であることを示す TEXT 要素の内容であることを示す CDATA_SECTION CDATAセクションであることを示す ENTITY_REFFERENCE エンティティへの参照であることを示す ENTITY エンティティであることを示す PROCESSING_INSTRUCTION 処理命令であることを示す COMMENT コメントであることを示す DOCUMENT ドキュメントオブジェクトであることを示す DOCUMENT_TYPE ドキュメントの型宣言であることを示す DOCUMENT_FRAGMENT ドキュメントの断片であることを示す NOTATION ドキュメントの型宣言の表記法であることを示す
XML文書の構文を検査したり、XML文書の内容をツリー構造として解析(パース)したりするソフトウェアをXMLパーサーと呼びます。XMLパーサーにはいくつか種類がありますが、すべてがDOMをサポートしているわけではありません。DOMでXML文書を参照するにはDOMをサポートするXMLパーサーを使う必要があります。
DOMのプログラミングを行うには、まずXML をメモリに読み込むことから始めます。XML文書がメモリに読み込まれると、XMLパーサーによって構造の解析(パース)が行われ、DOMツリーが作られます。
DOM売りーが出かがると、どのプログラミング言語でもDsoddo yaプロパティによってDOMツリーの情報にアクセスすることができます。(ここでは、JavaScriptでXML文書を操作する例を示しています)・XML文書をメモリに読み込んでDOMツリーを作る
・XML文書の字句を解析(パース)する
・メモリ中のDOMツリーにをファイル化する
・DOMツリーにアクセスして、ノードを操作する
・ DOMツリーにノード(要素)や属性を追加/取得する
・DOMツリーのノードを検索する