個々の要素の名前空間を宣言する
文書内の特定の要素の名前空間を指定することが出来ます。このためには、名前空間の特別なニックネームを宣言し(このことをプレフィックスと言います)、そのプレフィックスを使って個々の要素の名前空間を指定します。
1. 名前空間名を追加したい要素の開始タグ内に、xmlns:prefix と入力します。
prefix の部分にはこの名前空間のニックネームをを指定します。
2. "URL" と入力します。
URL の部分にはこのプレフィックスを使って参照する名前空間名を指定します。
XMLコード <costaccount xmlns="http://riko.s235.xrea.com/costaccount">
<index_table>
<name language="Japanese" >入外区分<name>
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<source tableid="01101">
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・文書のルート要素でindex_table101名前空間を宣言してプレフィックスを与えると、文書全体でそのプレフィックスを使って、個々の要素がindex_table101名前空間に所属することを指定できます。
XMLコード <costaccount>
<index_table xmlns="http://riko.s235.xrea.com/costaccount/index_table127/1.0">
<name language="Japanese" >収入コード(大)</name>
<name language="Latin" >Income code(L)</name>
<ca:medical_income pcid="i100">
<ca:division pcid="101" >入院収入</division>
<ca:parts_income xmlns:parts_income="http://riko.s235.xrea.com/costaccount/part_income" >
<ca:part_income piid="001000">内科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="002000">小児科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="003000">外科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="004000">整形外科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="005000">脳外科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="006000">皮膚科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="007000">泌尿器科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="008000">産婦人科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="009000">眼科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="010000">耳鼻いんこう科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="011000">歯科口腔外科収益</ca:part_income>
<ca:division pcid="102" >室料差額収入</division>
<ca:division pcid="103" >外来収入</division>
<ca:part_income piid="001000">内科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="002000">小児科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="003000">外科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="004000">整形外科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="005000">脳外科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="006000">皮膚科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="007000">泌尿器科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="008000">産婦人科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="009000">眼科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="010000">耳鼻いんこう科収益</ca:part_income>
<ca:part_income piid="011000">歯科口腔外科収益</ca:part_income>
<ca:division pcid="104" >保健予防活動収入</division>
<ca:division pcid="105" >受託検査・施設利用収入</division>
<ca:division pcid="106" >保険等査定減</division>
</ca:medical_income>
<ca:nonmedical_income pcid="i200">
<ca:division pcid="201" >受取利息及び配当金</division>
<ca:division pcid="202" >有価証券売却益</division>
<ca:division pcid="203" >運営費補助金収入</division>
<ca:division pcid="204" >施設設備補助金収入</division>
<ca:division pcid="205" >患者外給食収益</division>
<ca:division pcid="206" >その他医業外収益</division>
</ca:nonmedical_income>
<ca:incidental_income pcid="i300">
<ca:division pcid="301" >固定資産売却益</division>
<ca:division pcid="302">その他臨時収入</division>
</ca:incidental_income>
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part_income名前空間をca:parts_income要素内で宣言しているので、この空間名前はこの要素とその子要素内でしか使用できません。ca:parts_income要素の外部で使うことは出来ません。
・プレフィックス名を「xml」(大文字または小文字)で始めることはできません。
・プレフィックスは、それを宣言した要素内に含まれるすべての要素で使用できます。それを府y組む要素自体でも使用できます。つまり、ルート要素でプレフィックスを宣言した場合は、ルート要素そのものも含め、その文書内のすべての要素と属性でそのプレフィックスを使用できます。プレフィックスを他の要素内で宣言した倍は、その要素と子要素内でのみ使用できます。
・プレフィックス名前空間は、どの要素でも必要なだけ宣言できます。
プレフィックスとその参照先の名前空間を宣言したら、XML文書ではそのプレフィックスを使って個々の要素に別の名前空間を指定することが出来ます。
1. < と入力して要素を開始します。
2. prefix: と入力します。
prefixの部分には、宣言したこの要素が所属する名前空間を指定します。
2. 通常通りに要素を作成します。
・要素名の前にプレフィックスを指定した要素だけが、その名前空間に所属しているものとみなされます。
・プレフィクスのない要素は、既定の名前空間がある場合は規定の名前空間に所属しているものとみなし、既定の名前空間がない場合はどの名前空間にも所属していないものとみなします。
・プレフィクスは要素名の一部とみなされます。従って、終了タグは開始タグと一致していなければなりません、開始タグとして<ca:parts_income>と入力した場合は、終了タグには<ca:/parts_income>を使わなければなりません。
・特定のセクションで1つの名前空間内の要素や属性を数多く使う場合は、再興レベルでそのセクション用に既定の名前空間を宣言しておくと便利です。