XMLのバージョン宣言
一般には、XML文書の先頭には使用するXMLのバージョンを示す宣言を描きます、。これを「XML宣言」と呼びます。
1. 文書の先頭に、ほかのどのコードよりも前に <?xml と入力します。
2. version="1.0" と入力します(今のところ、XMLにはバージョン1.0しかありません)
3. Unicode以外の文字コードを使用する場合は、encoding="encode" と入力します。
encode の部分には、使用する文字コードを指定します。日本語を利用する場合は、OSの内部文字コードに合わせる必要があります。WindowsマシンとMacintoshでは Shift-JIS、UNIXマシンではEUC-JPを指定するのが一般的です。
4. ?> と入力して宣言を終えます。
・<? で始まり ?> で終わるタグの事を「処理命令」と呼びます。処理命令ではXMLのバージョン宣言と文字コードのほかに、使用するスタイルシートなどを指定します。スタイルシートの詳細については後述します。
・バージョン番号と文字コードは必ず二重引用符から単一引用符で囲みます。
・XML宣言名h任意指定です。ただし、指定する場合は文書の先頭行に書かなければなりません。
・その文書がほかの文書に依存するかどうかを指定することもできます。(個人外部DTD、公開外部DTD)
・日本語のテキストエディタを使って編集してテキスト形式で保存したファイルは、WindowsとMacintoshではShift-JIS、UNIXではEUCを使って保存されるので、encoding="encode"を指定しなければなりません。ただし、Windowsのワードパットメモ帳でも[名前をつけて保存]ダイアログボックスの「ファイルの種類」ボックスでUnicodeを選択することもできます。Unicodeを選択して保存すれば、encoding="encode"を指定する必要はありません。
・XMLの標準文字コードはUnicodeなので、すべてのパーサーはUnicodeをサポートしています。これ以外の文字コードのサポートは保証されていません。ただし、現在のところInternet ExplolerとNetscape NavigatorはShift-JISをサポートしています。