CGIプログラムでは、掲示板のタイトルなどのあらかじめ決まっているデータを特定の変数に登録し、必要に応じてプログラム内で呼び出せるようにしておくことが必要です。ここでは、掲示板の基本的なデータを変数に録する方法について考えてみましょう。
エディタで「keijiban.cgi」を開いて、掲示板の基本データをそれぞれの変数に登録します。
# タイトル名
$title = "BASIC BBS";# タイトル用のイメージ
$title_image = "../../title.gif";# 掲示板のデザイン
$body_color = "#FFFFFF"; #背景色
$text_color="#000000"; #文字の色
$link="#0000FF"; #リンクテキストの色
$vlink="#800080"; #クリック後のリンクテキストの色# 題名の色
$sub_color = "#CC0000";# コメント表示部の背景色
$cell_color = "#FFFFFF";# ジャンプ先のページ
$homepage = "http://www.aw.wakwak.com/~little-box/script.htm";# 掲示板用CGIプログラムのファイル名
$cgifile = "keijiban.cgi";# データを保存するファイル
$datafile = "data.log";# データの最大保存件数
$max = 50;# 書き込みデータの送信方法
$method = 'POST';# 管理者画面を表示するためのパスワード
$pass = 'ないしょ!';#は、コメントを記述するための記号で、#がついた行の記述はプログラムの実行時に無視されます。掲示板を設置する場合、掲示板上からトップページへ戻るためのリンクを設定する必要があります。
通常は、トップページが同一のディレクトリにある場合は「./ファイル名」、一つ上のディレクトリにある場合は「../ファイル名」と相対パスで記述します。
プロバイダによっては、リンク先を「http://」から始まる絶対URLで記述していないとリンクが有効にならない場合があるので、事前に確認しておくことが必要です。変数とは、特定のデータを格納しておくための、入れ物の役割をする文字列のことです。変数名を指定することで、必要なデータを呼び出すことができるので、Perlに限らず色々なプログラム言語で変数が使われています。
例で使った変数は、一つの変数に対して1つのデータだけを格納することができるスカラー変数という変数で、任意の変数名の最初に「$」の記号をつけることで、スカラー変数を設定することができるようになっています。# タイトル名
$title = "BASIC BBS";「keijiban.cgi」では、掲示板のタイトルなどを予め変数に格納しているので、必要な場合この変数の値を変更するだけで使うことができます。