JAVA Scriptを使用すると、データベースの中から、特定の項目を指定してデータを取り出すことができます。ここでは、ボタンクリックで商品の在庫があるかどうかを表示する方法について考えてみましょう。
在庫を確認するためのボタンをページに配置し、ボタンがクリックされると在庫があるかどうかを調べる関数を呼び出すようにします。
<INPUT TYPE="button" VALUE="< 前" onClick="BackItem()">
<INPUT TYPE="button" VALUE="次 >" onClick="NextItem()">
<INPUT TYPE="button" VALUE="在庫確認" onClick="CheckStock()">在庫があるかどうかは、「CheckStock」関数を使用して調べます。「onClick="CheckStock()"」と記述することにより、ボタンがクリックされたときに「CheckStock」関数を呼び出すことができます。在庫数を調べる関数を記述し、在庫数が「0」の場合は「在庫はありません」というメッセージを表示し、それ以外の場合は在庫数を知らせるメッセージを表示します。
function CheckStock(){
if(ItemList.recordset.Fields("zaiko").value==0){
alert("在庫はありません。");
}
else{
alert("在庫は"+ItemList.recordset.Fields("zaiko").value+"です。");
}
}データベースから項目を指定してデータを取り出すには、「Fields」コレクションの「value」プロパティを使用します。「Fields」コレクションでは、例のように調べたい項目を「Fields("zaiko")」のように項目名で指定します。
画面にメッセージを表示する場合は、「alert」関数を使用します。「alert」関数を使用すると、パラメータとして渡した文字列をメッセージボックスに表示することができます。例では、在庫の値が「0」の場合と、それ以外の場合とでは異なるメッセージを表示するようになっています。在庫がない場合は「在庫はありません。」と表示します。在庫がある場合は、「Fields」コレクションの「value」プロパティで取得した値を在庫数として表示します。