自作のラジオボタン:コンポーネントの作り方
コンポーネントは、ムービークリップを拡張したもので、パラメータ付き部品として扱えるようにしたムービークリップのことです。Flash5までのスマートクリップのさらに進んだものと考えればよいでしょう。ですから、コンポーネントを作る時は、最初にムービークリップとして作成します。
コンポーネントを作るには、ライブラリの「コンポーネント定義」を使います。
ここでは例として、長方形の絵の上に配置されたテキストボックスに指定した文字列を表示させるコンポーネントを作ってみます。
1. まず、コンポーネントにするムービークリップを用意します。ムービークリップには長方形の絵を描いて、その上に「varName」という変数名の「ダイナミックテキスト」のテキストボックスを配置します。
2. ライブラリ右上のメニューから「コンポーネント定義...」を選択します。
3. 「コンポーネント定義」ダイアログボックスが開いたら、「+」ボタンをクリックしてパラメータを1つ追加します。ここでは「varName」という変数名を設定して、外部からパラメータとして与えられるようにしておきます。
パラメータ 設定内容名前 コンポーネントプロパティで表示される時の名前 変数 このムービークリップ内で扱われるときの変数名。変数名を指定していないときは、上記の「名前」が変数名として使われるので、コンポーネントプロパティで表示される名前と変数名が同じでよい時は、「名前」だけを設定しても良い。 値 パラメータの初期値。ムービー上に置いたコンポーネントには、最初この初期値が入っているが、後から修正することで、それぞれのコンポーネントの値が変わる。 タイプ 変数のタイプ。文字・数字のほかに、配列・オブジェクト・色も指定できる。(Array/オブジェクト/リスト/String/Number/Boolian/フォント名/カラーパレット)
4. 「コンポーネント定義」ダイアログボックスで、「1つでもパラメータを作成」して「OK」ボタンをクリックすれば、それでこのムービークリップはコンポーネントに返信します。ライブラリで見ると、種類が「ムービークリップ」から「コンポーネント」に変わり、アイコンも変わっているのがわかります。
これで、コンポーネントの出来上がりです。
※ コンポーネントをムービークリップに戻したい時は、登録時と同じようにライブラリの「コンポーネント定義」ダイアログボックスでパラメータを選択し、「-」ボタンですべてのパラメータを削除してから、「OK」ボタンをクリックします。「1つもパラメータがない状態」で、コンポーネントはムービークリップに戻ります。
実際にコンポーネントを利用してみましょう。
1. ライブラリからステージにコンポーネントをドラッグ&ドロップして配置します。
2. コンポーネントを選択すると、プロパティにコンポーネントのパラメータが表示されます。ここでパラメータの値を変更すると、それぞれのコンポーネントに違う値を設定することができます。
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