処理を中断して意図に反するコードを知らせる
このサンプルは、処理途中に製作者の意図に反するコードを見つけた場合、メッセージを表示するものです。<xsl:message>テンプレートの内容</ xsl:message>のように記述すると、XSLT変換の走査途中に、xsl:message要素が記述されている場所に来ると、XSLTプロセッサは処理を中断して、エラーメッセージを表示してくれます。XSLTプロセッサは、メッセージを送信したあと、走査を終了します。XMLのデバッグ機能といっても良いかもしれません。もっとも、MS XML3では、アラーとボックスがポップアップされるわけではありません。XSLTプロセッサが送信するメッセージを生成するだけです。
message1.xml
message1.xsl
もし、2件目の「氏名」要素を入力し忘れている場合いは、3件目が正しく入力されていたとしても、1件目を表示した時点でメッセージが表示され、処理が中断されます。
※ xsl:message要素にはterminate属性があり、その値はyesまたはnoですが、MS XML3の場合は、デフォルト値がyesなので、この属性が指定されて居なくても、メッセージを表示してくれます。terminate属性の値がnoなら、命令を無視します。W3Cの使用ではデオフォルト値はnoです。
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