別のXSLファイルを読み込む
このサンプルは、XMLファイルに関連付けたXSLファイルに、別のXSLファイルをインポート(読み込み)してXMLファイルに摘要するものです。
xsl:import 要素を使って、<xsl:import href="読み込みたい別のXSLファイルのURL"/>のように記述します。
このインポート機能は、複雑なXSLファイルの一部をユニット化しておきたい場合に役立ちます。
表やリストや文章をそれずれ表示させるXSLファイルや、各部署や各章ごとのXSLファイルを作っておき、必要に応じて結合するといった用途が考えられます。
import.xml設定ファイル transfer.xml は、大きく分けて二つの部分から成り立っています。
帳票番号や記票者・発注者など、一帳票内に必ず一つしかないヘッダ部、そして、品番や単価などの帳票内に一覧表形式で示されている実データ部です。
ヘッダ部はセル一つに一要素が割り当てられているのに対し、一覧表部分は対象列に対して一要素が割り当てられています。
import1.xsl(読み込み元)
1. <xsl:import href="import2.xsl" />のように記述し、import2.xslを読み込んでいます。xsl:importはトップレベル要素なので、xslt:stylesheetの子として使います。
2. 追加CSSの中で、見出しセルthに対し、背景色black、文字色whiteを指定しています。
3. 「全体」のデータを処理するだけで、どのように表示するか具体的には記述していません。両方のXSLファイルに同じテンプレートルールを重複して記述する必要はないからです。このためimport2.xslを読み込まない場合は、文字のられるになります。
import2.xsl
1. import2.xslでは、CSSを追加して、見出しセルの背景色にsilver、セルの背景色にgainsboro(薄いグレー)といった指定をしていますが、その通りの見栄えにはなりません。これは、読み込み元に記述したimport1.xslの追加CSSが優先されているためです。
2. 「情報」のデータが表形式で表示されるように記述しています。
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