環境について

データベースと連動したサイトをDreamweaverで製作するには、まず必要な環境を整えなければなりません。アプリケーションサーバー、Webサーバー、DBMS(データベース管理システム)の3つのソフトが必要になります。Windowsの場合はこれらのソフトを同じPC上にインストールして作業することができますが、その他のOSの場合はそれができないので、別のパソコンを用意する必要があります。
Webサーバーとは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)と呼ばれる転送方式を使い、クライアントからのファイル要求を受け取り、それに応答してサーバー内のファイルを返信するソフトです。普段ブラウザでWebサイトのページを表示する場合には、次のような作業が行なわれています。
1. ブラウザがページのHTMLファイルをサーバーに要求する
2. Webサーバーが要求を受け取り、ファイルを送り返す。
3. ブラウザがHTMLファイルを受け取り、ファイルの解析を行なう。HTML内の画像やFlashムービーなど表示に必要なファイルを再度サーバーに要求する。2に戻り、必要なファイルが揃うまで要求を繰り返す
4. ブラウザ内にページを表示する。
Webサーバーの機能は、ファイルを外部に公開することだけで、サーバー内のファイルを操作する権限は持っていないのが一般的です。WindowsではIIS、LinuxではApacheがよく使われています。WebサーバーだけならMacOSにもWeb共有という名前の機能があり、ファイルを共有できるようになっています。またmac OS Xには、Apacheが付属しています。
ブラウザとWebサーバー
![]()
前述しましたが、アプリケーションサーバーはWebサーバーの代わりにデータベースへのアクセスやサーバー上のファイル処理を行なうソフトです。HTMLファイル中にスクリプトが記述されていると、それがページの要求をきっかけにして処理を行ないます。アプリケーションサーバーの中には、Webサーバーの機能を持つものがあり、1つで両方をこなすことができます(IISやTomcatなど)。アプリケーションサーバーのソフトは数多くあり、どれを使うかは使用目的とコストで決まってきます。アプリケーションサーバーの値段は幅広く、フリーで公開されているものから何百万円もするものまであります。大規模なサイト構築で安定性やサポートを重視するのであれば、値段が高くなってしまいます。Dreamweaverから見れば、使用するサーバーモデル(ASP、JSP、ColdFusionなど)に対応しているアプリケーションサーバーであれば、どんなソフトを使っていてもかまいません。
Webサーバーとアプリケーションサーバー
データベースとはデータの管理(検索)や操作(追加・削除)を処理するための技術ですが、これを実現したものをDBMS(DataBase Management System:データベース管理システム)と読んでいます。DBMSは、データにアクセスするための共通したインターフェースと、セキュリティ管理や障害対策(データの復旧、バックアップ処理)の機能を持っています。疎の中でも、最近ではデータを2次元のテーブルで管理する「リレーショナルデータベース」(RDBMS)が良く使われています。DBMSの主なソフトと下はOracleやSQL Server、フリーソフトではPostgreSQL、MySQLなどがあります。DBMSのデータを処理するには、アプリケーションサーバーからDBMSに対して命令を出します。
たとえば、Wbサイトから検索を行なう場合は次のような作業が実行されます。1. フォーム内でキーワードを入力し、結果表示のページに送信する
2. 結果表示のページ内に埋め込まれたスクリプトがキーワードを受け取る
3. スクリプトがキーワードを使った検索処理をDBMSに要求する
4. DBMSから要求した処理の結果が返信される
5. スクリプトを処理し、結果を表示するここで、スクリプト(アプリケーションサーバー)がDBMSにアクセスするときには、専用のAPI(命令や関数の集合)を使って言います。APIには、ADO(ActiveX Data Objects)、ODBC(Open DataBase Connectivity)、JDBC(Java DataBase Connectivity)などの種類があり、どのAPIに対応しているかはアプリケーションサーバーによって異なります。
アプリケーションサーバーとDBMS
データベースを利用したサイトをDreamweaverで構築するには、以上の3つのソフト---Web(http)サーバー、アプリケーションサーバー、DBMS---が必要になります。ここでは、Windows ServerまたはWindows XP上で作業を行なうための環境設定について説明します。アプリケーションサーバーは、フリーで入手できるIIS(ASP)、Tomcat(JSP)、ColdFusionを使用し、データベースはMicorosof OfficeのAccessを使用しています。 以降の作業はAdministrator権限のあるユーザーが行なってください。