SQLの基本文法
SQLは、「非手続き型」と呼ばれる言語の一つです。つまり、いくつものコマンドをひとまとまりとして実行するC言語やJavaのような手続き型言語とは異なり、SQLは1つの命令で処理が完結する作りになっています。そのため、データベースのホストに接続し、端末からSQLの命令を入力して対話的な処理を行うこともできます。この1つの命令を「文」または「ステートメント」と呼びます。文の終わりには必ず「;」(セミコロン)を挿入します。
※ ただし、SQL ServerやAccessなど一部のアプリケーションでは、セミコロンをつけなくても文の終わりを自動的に判断してくれます。
;が見つかるまでは1つの文とみなされるので、文の間に開業を入れても構いません。簡単なSQL文の例SQL文には一定の書式があり、書式に従っていない場合はエラーになります。基本的にhあ、総s対象データを特定する為の情報(テーブル名、列名など)といくつかのキーワードとを組み合わせて記述します。キーワードに大文字/小文字の区別はなく、どちらで書いても正しく処理されます。上の例では「SELECT」や「FROM」がキーワードです。
キーワードとキーワードの間には、スペースやタブを挿入することができます。挿入するスペースやタブは、いくら挿入しても数は関係ありません。開業についても同様です。
下の例はどれも正しい記述です。
SQLでは、定数には文字絵rつと数値の2種類があります。SQL内で文字列定数を表現するときは、’(引用符)を使います。文字列定数内で引用符を使いたいときは、’’と連続して記述します。数値はそのまま記述します。また、テーブル名やレコードの列名もそのまま記述します。
定数を使ったSQLの例
SQL文では、--を挿入すると、それ以降行末までがコメントとみなされます。コメントの部分はSQLの実行時に完全に無視されるので、処理の内容などを自由に記述することができます。