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SQLの基本

SQL(Structured Query Language)とは、リレーショナルデータベースを扱うためのデータベース処理言語です。データベースへの照会(クエリー)やデータの更新などを実行するときにはSQLが必要になります。Dreamweaver MX では、レコードセットの定義やその他のサーバービヘイビアでSQLを使用します。

SQLは、DDL、MCL、DCLの3種類の要素で構成されています。それぞれの要素は以下のようになっています。

■ DDL(データ定義言語)

データベース、テーブル、ビューなどの基本データを定義・作成するための言語です。CREATE(作成)、ALTER(変更)、DROP(削除)の命令がこの言語に含まれています。

■ DML(データ操作言語)

DDLで定義したデータに対して、検索・挿入・更新・削除などの操作を行うための言語です。SELECT(検索)、INSERT(挿入)、UPDATE(更新)、DELETE(削除)の命令がこの言語に含まれています。

■ DCL(データ制御言語)

データベースのユーザー権限の管理やデータのトランザクション処理を行う為の言語です。GRANT(権限の付加)、REVOKE(権限の剥奪)、COMMIT(変更の確定)、ROLLBAK(変更の取り消し)の命令がこの言語に含まれています。

■ SQLの規格

SQLは標準となる規格が定められていて、ANSIとISOによって標準化されています。このきかくをSQL-92と呼び、各社のデータベース製品はこの規格をサポートするように作られています。ただし、製品によって対応している機能に違いがあり、OracleならばPL/SQL、SQL ServerならばTranscast-SQLといったように、それぞれ拡張された独自のSQLを実装しています。もっとも、規格どおりに記述しておけばたいていのデータベース上で実行できるので、ここでは、このSQL-92にそった記述で説明します。

ここでは、DDLとDCLについては扱わず、データ操作に関するSQLだけを取り上げますので、DDLとDCLに関しては専門書やマニュアルを参照してください。

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