2008年に建築家カタログ5を発刊しました。(詳細) ホームページに戻る
私がえらぶ 2001建築家カタログ
−関西101人の仕事と家づくり情報−(建築家カタログ第3集)・ 発行:(社)日本建築家協会近畿支部<・ 編著:同・住宅部会カタログ編集委員会・編集協力:白川キョウキチ(C・アドバンス)>
・ 発売:株式会社 学芸出版社(電話075−343−0811)
学芸出版社の常備書店にて販売(近畿圏で約70店舗、首都圏・中部圏でも販売)<2000年12月25日頃から店頭に並びます>
・ 体裁:A4版、304ページ
・ 定価:本体2,500円+消費税
・ お問合せ先:(社)日本建築家協会近畿支部 事務局 (電話 06−6229−3371)関西の建築家101人を紹介
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チ目次と簡単な解説 参加者氏名一覧
「ヘラに始まり、ヘラに終わる」と釣り好きの人。
ヘラ鮒は初心者でも割と簡単に釣ることができますが、
かかった時の「あたり」が微妙で奥が深く、腕が上がればあがるほど楽しめるからだそうです。
建築設計者にとって、ヘラに当たるのが住まいの設計。
「住宅は建築の基本」といわれています。
住宅は建築物としては比較的小規模のため、
資格(建築士)取得後間もない人でも技術的な安全性の確保等は容易ですが、
他の用途の建築物に比して、多彩な機能を求められるために、
本当に建築主が満足できる設計をしたいと思えば、
設計者には十分な研修や熱意が求められるからです。
つまり、他の用途の建物では、効率性が最優先の条件であることが多いのに対し、
生活の場である住宅には、効率に優先される様々な要求、
「やすらぎや心地よさ」などのための配慮が非常に重要であり、
また建築主も、家族構成にはじまり、
生活習慣や趣味などもそれぞれに違い、
それらを十分にくみ取った上で、設計に活かすには
経験に裏づけれた知識と思い入れが特に必要であると
「住宅設計が大好きな建築家」は考えています。
しかしながら、欠陥住宅報道にみられるように、
技術的な安全性さえ欠く建物も多く、
また設計者とのトラブルも少なくありません。
住宅の設計は「建築の基本」であるがゆえに、
知識や熱意に欠ける人でもなんとか設計はできる?一方で、
(建築相談の欠陥住宅の分類やワンポイントアドバイスを参照下さい)
知識に加え倫理観や熱意のある建築家の情報が不足しているのがその理由でです。
−だから「住宅設計が大好きな建築家」と
わざわざ「 」つきでいわないといけないのです。−
当会は、建築士の資格を取得後一定の経験を積み、
施工とは利害関係のない専業の設計事務所を開設または
所属しているものを「建築家」と定め、入会の条件とし、
倫理規定・行動規範を定め、万一のトラブルの際も苦情相談をシステム化しています。
また、倫理規定や会員規則では、不断の研修を義務付けています。
「建築家」といえば、大規模な建築しか頼めないと思われ勝ちでありますが、
住宅の設計を手がける建築家も多数います。
本書は会員の中から、特に「住宅の設計が大好きで、また得意な建築家」の有志(参加者101名)を募り、
参加者それぞれが見開き2ページを使って
自分の住宅設計に対する思いなどを文章で綴るともに実際の
作品をカラー写真で紹介しています。
また、編集委員会において、住まいづくりに欠かせない、
構法(工法)特長・短所(採用の注意点)や間取りの考え方にはじまり、
快適性を増すための光や風の取り入れ方、安全性、維持管理、リフォームなどに加え、
地球環境への配慮や世界の住宅の比較、集合住宅での新しい取組みまでを加えた、
「基本的でかつ(熱意のない設計者が)忘れがちなこと」や「先進例」までをエッセイ風に綴っています。
すぐに住宅を建てる必要のある方から、将来の住宅建築のためなどに、
教養としての住まいづくりを考えたい方まで、ご購入いただき参考としていただければ幸いです。住宅設計は建築の「基本」であるからこそ、設計者選びを慎重に!