| セクレタリアトの再来 |
| ヒダカブライアン |
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有馬記念 (予定) 宝塚記念 天皇賞(春)(秋) 六甲S 28戦3勝 |
毎年3歳戦には「クラシック候補」と呼ばれる馬が最低一頭は存在する。だがその言葉通りクラシックを征する馬は数少ない。それだけ競争が激しいわけである。クラシックの器であっても、脚部不安などでそのクラシックに参戦すらできない馬も数多く存在する。そういった馬はいつもこう呼ばれる「陰の3歳チャンピオン」と。
ナリタブライアンを代表産駒に、毎年数多くの名馬を排出する父ブライアンズタイム、タケホープ、タケフブキ、ニッポーテイオー、タレンティドガールなどを排出する第12号ビューチフルドリーマー系という素晴らしい血統の母ミスマーベラスの間から産まれたヒダカブライアンは期待される新馬の1頭だった。期待される理由としては、兄フサイチブライアンの存在が大きい。
兄フサイチブライアンは、あのナリタブライアンと同世代で、その素質はクラシック候補ととりだたされるほどだった。しかし屈腱炎という競走馬特有の病に冒され、出走すらかなわなかった。兄と同じ配合から産まれているヒダカブライアンはその意志を継ぐ馬であったのである。
9月16日に阪神でデビューしたヒダカブライアンは太めながら、そのスピードは他を圧倒し、圧勝を納めた。そして朝日杯3歳Sに出走するためにまずは賞金を稼ごうともみじステークスに出走したのである。このレースは圧巻だった。最終直線で後方から一気に差しきったのである。3歳馬とは思えない恐るべき切れ味。騎乗していた武豊騎手もその才能を大いに評価し、3歳チャンピオンはこの馬で決まったというのが大方の意見だった。しかし、この3歳離れした切れ味はヒダカブライアンを骨折に追い込み、結局朝日杯に出走すらかなわず休養に入ることとなったのである。
春になり、毎日杯という皐月賞出走にこぎ着けるにはぎりぎりのレースでヒダカブライアンはターフに戻ってきた。その馬体はいかにも急仕上げというほか無く、誰もがだめだと考えていた。だが2着にはいるという大健闘。この素質を誰もが驚き皐月賞では3番人気に押されるほどだった。しかし毎日杯の激走がたたり大惨敗。その後は京都4歳特別に出走したものの以前の切れ味が戻ることなく惨敗。そのレース後再び骨折が判明し、競走馬最大の夢であるダービーに出走すらかなわなかったのである。
秋となりヒダカブライアンはひっそりと戻ってきた。ほとんどの人がヒダカブライアンのことを忘れていた。ひっそりと京都新聞杯に出走したヒダカブライアンはやはり仕上がり途中であったことから惨敗。菊花賞では不利を受けたとはいえ惨敗。脚部のことを考えてスーパーダートダービーに出走し、惨敗と全然いいところのないまま4歳を終えようとしていた。
不死鳥のごとく
「ヒダカブライアンはもう終わった」とすら言われないほど、完全に忘れ去られた状況に陥ったヒダカブライアン。しかしその素質を信じる柴田調教師は今年最終戦を有馬記念当日・阪神で行われる六甲ステークスに出走することにした。六甲ステークスにはかってのライバル、テイエムトップダンなどそのメンバーは有馬記念に比べあまりにも地味なメンバーだった。その上有馬記念当日ということが災いし、パドック、返し馬と全然競馬場内でも放送されないありさま。いかにもどうでもいいレースという感じが場内を包んでいたのである。しかしこのレースはヒダカブライアンの独壇場となる。
スタート後、先行したヒダカブライアンの姿がそこにはあった。ヒダカブライアンの本来の脚質は先行、抜けだしである。いままでの4歳戦では一切見られなかったこの脚質が復活したのである。こうなればヒダカブライアンにかなうものはない。直線に入ったところで、温存していた脚を爆発させ一気にゴール。ほかの馬は差を詰めることすらできなかった。恐るべき素質。乗り代わりでこのレースで初鞍上となった幸騎手は驚き、そして重賞は十分取れる器と判断したのだった。
重賞奪取へ
その後のヒダカブライアンは、順調さをかき連敗。そして調子を取り戻しつつあるときにはハンデになき惜しい競馬が続いている。99年秋初戦となるドンカスターSでは、長期放牧あけのため仕上がりが悪く7着と惨敗した。で叩き2走目で期待されたゴールドHTではバテて5着に敗れる。その後裂蹄を発症し、ついに2000年を迎えてしまった。ただこの放牧がいい方にでたようで、初戦となった御堂筋Sでは、大健闘の4着。ひょっとしたらついに復活の時を迎えることができるのか?と思っていたら、但馬Sで惨敗。なんでじゃぁぁぁぁ。素質だけはおそらくG1級であると、一部のファンの間では思われているだけになんとか復活してほしい。まずは1勝を!!がんばれヒダカブライアン!!
ヒダカブライアン 牡 黒鹿毛 平成6年〜
生産者:北海道(浦河)中山牧場
馬主:ユニオンオーナーズクラブ
調教師:柴田 政見
騎手:武豊、村山、岡部、熊沢、河内、幸、南井、酒井現賞金:3200万円
| 父 ブライアンズタイム Brian's Time (黒鹿 1985) |
Roberto | Hail to Reason | Turn-to |
| Nothirdchance | |||
| Bramalea | Nashua | ||
| Rarelea | |||
| Kelly's Day | Graustark | Ribot | |
| Flower Bowl | |||
| Golden Trail | Hasty Road | ||
| Sunny Vale | |||
| 母 ミスマーベラス (黒鹿 1983) |
マルゼンスキー | Nijinsky | Northern Dancer |
| Flaming Page | |||
| Shill | Buckpasser | ||
| Quill | |||
| エリモマーベラス | Eastern Fleet | Fleet Nasrullah | |
| Amoret | |||
| エリモローズ | China Rock | ||
| マーヴェラス |