村上職業訓練協会解散のごあいさつ

  村上職業訓練協会は、昭和43年4月10日に岩船郡村上市建築組合と村上建具同業組合による岩船郡村上市共同職業訓練協議会が新潟県知事に事業内職業訓練認定申請を行い同年4月30日に共同職業訓練の認定を受け建築科81人、建具科9人計90人の訓練生が入所され技能労働者の技能の向上と社会人としての人間づくりの訓練を目標として発足しました。
 昭和46年頃から高校進学率の上昇により、建築、建具、左官の事業所に就職するものが少なくなり創立当時の訓練にこだわることなく時代の変化に対応した地域ニーズに応え地域の産業発展のため、あらゆる技能労働者の職業訓練の場として広く門戸を開き職種拡大し、訓練生の確保に努めてきました。
 協会の職業訓練認定数もこれまで43の認定を受け訓練を実施し中でも、昭和47年度に、村上の伝統工芸産業である村上木彫堆朱の後継者養成のための漆器科を開講し、昭和58年度から平成14年度までの間に、漆器科の訓練生による全国職業訓練校作品展示会に作品出品し19回の厚生労働大臣賞を受賞するなど伝統工芸の伝承に大きな功績を残しました。
 近年は、教育環境の変化、人口減少や高齢化社会により、若者のものづくり離れ、技能離れが見られ、訓練課程の訓練生数は年々減少し、訓練生を確保することが難しく開講ができない状況となり令和4年3月31日をもって解散することになりました。
 永い歴史のある村上職業訓練協会が、これまで多くの修了生を建設業界等に輩出してまいりました。当協会の存続に向け最大限の努力をしてまいりましたが、時代の流れで皆様のご期待に沿うことができず誠に申し訳なく思っております。
 最後になりますが、これまで多くの皆様に支えられ今日まで続いてこられたことに改めて感謝を申し上げごあいさつとさせていただきます。


令和4年3月31日            
                   
                 職業訓練法人 村上職業訓練協会

                    会 長 中山 勝男