パピーウォーカー体験レポート |
Name of Puppy Umber |
「パピーウォーカーって?」
盲導犬となることを目的に繁殖された仔犬を、生後約一年間一般家庭に預けて飼育する制度をいいます。犬にとっての一年間は、人間でいうと十六〜十八才までの多感な時期に当たります。仔犬の性格形成にとても大事なこの期間を、愛情をもって育てることがパピーウォーカーというボランティアの役割です。 |
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志麻ケイイチと辻桐葉は「パピーウォーカー」のボランティアをしました。 楽しくもガッデムなアンバーとの日々。 みなさんも楽しいポランティア いかがですか? |
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Sir(Father) Rate Dam(Mother) Nabi The welware of blind people. They are Guide Dogs. |
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「パピーウォーカーの条件」 室内で飼育できること。ケージを室内におけること。三世代家族が望ましいのですが、必須ではありません。夫婦のみの方たちもおられました。 多くの人間や動物と接することの出来る機会があればオーケーです。猫などのペットを飼っていればさらによしです。ただし犬はいないほうがいいようです。 仔犬が「犬っぽく」育つことは、盲導犬として好ましくありません。 |
「きみはU2体アンバー号」 ちなみに下敷きにされている三毛猫は先住ペットのキャラです。ちょっとムカついてます。 |
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「盲導犬は血が命」 サラブレットと同じです。盲導犬になれるかどうかは、もって生まれた血でほぼ決まってしまうとのことでした。 その血のせいか、彼の口の中に手を突っ込んで遊んでも噛むようなことは一度もありませんでした。 大型犬の牙の間に拳をねじ込み、舌を鷲づかみにする快感は、ちょっとファンタジーの龍使いの気分。 |
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「おしっこ、うんち」 北海道盲導犬協会では「おしっこ」は「しーしー」。「うんち」は「べんべん」。 全国の盲導犬協会でバラバラです。基本的に命令語は英語であれ日本語であれ、一般の人が口にしないような単語を用います。 |
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「アンバーが来た」 ……でかい。こいつはデカイぜ。 ハイッと渡されたラブラドル・りトリーバーの仔犬は、想像以上に巨大です。手足のごついことといったら。我が家の小さなお座敷三毛猫キャラがおもちゃのように小さく見えました。 仔犬とはいえ、大きいから出すモノもすごいでかい臭い! 遊ぶ時の破壊力もものすごい。爪の引っ込まない犬の足で室内を全速疾走しまくるものですから、畳スペースは、あっという間に農耕スペースになってしまいました。 稲が生えそう。 「ワホワホ野郎・アンバー太郎」 |
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「バイバイ・アンバー」 あっ、というまに大きくなった彼ともお別れの日がやってきました。彼の委託期間は9ヶ月間。盲導犬協会にお返しする会場では女の子が泣き出したりして。めでたくも悲しいひとときです。 彼はこれから「盲導犬適性評価テスト」を受けます。万が一不合格になったらパピーウォーカーの家に帰るか、飼育ボランティアの元でペットとしての人生を送ることとなります。 君とはもう二度と合うことはないんだ。ぜったいに受かるんだぜ! バイバイ、アンバー。
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