1. 西波止(1968〜 )
2. イーストバース
3. 片男波ハーバー(1992.10月〜 )
1. 西波止の時代
クラブ発足当時は、和歌浦漁港の西防波堤の先端部に係留をしていました。いわば、 漁港の中に同居していたわけです。勿論漁協の了解を得て置いていました。利用料金 は年額26,000円を支払っていました。クラブと漁協の関係はよく、トラブルは皆無、 台風で多数のヨットが大破した時など、係留方法についてのアイデアを漁師さんの方 から出して頂き、アンカー打ちなどを漁船を使って手伝って頂いたこともあるほどです。 防波堤なので、ポンツーン等なく、テンダーでこいでヨットへ渡り、また水も電気もな く、ヨットハーバーとしては多少物足らないものの、格安の料金で環境抜群の和歌浦 におけるとあって年々係留するヨットの数は増え、30艇ほどになりました。 |
![]() | ![]() | |
昭和54年(1979年)1月の西波止の光景 各人がアンカーを打ち係留していたが この年9月30日、台風16号で大打撃を 受けてから係留方法が変わる。 | 昭和55年の西波止の光景 クラブ主導のもと、共同作業により、より確実で、 スペース効率の良い係留方法へ変更。 前後二列の千鳥に係留されるようになる |
2. イーストバースの時代
やがて県の方から、ハーバー建設の話が持ち上がり、WOYCでも色々 な意見が錯綜する中、会長を始め会員一同、建設に同意するに至り ました。ハーバー完成までの間、一時避難場所として、イーストバース と呼んでいる場所に係留しました。 |
3.片男波ハーバーの時代
1992年、念願のハーバーが完成しました。 「フィッシャリーナ事業」という名称は後から知ったことですが、国からの 補助金があり、県側の予算が大幅に軽減されるので、ハーバー建設が 実現したとのことです。 当時全国でまだ3ヶ所しかオープンしていなかったということですから、 注目される事業であったようです。 ポンツーンがあり、水も利用できる、ないのはクラブハウスぐらいという 恵まれた環境で、利用料金が以前と比べると高いのだけが、悩みの種と なっています。 |
![]() | ![]() | |
和歌浦フィッシャリーナ全景 中央の1本のポンツーンにはヨットが、 両側の岸壁には遊漁船が係留される。 | ヨット係留風景 |
![]() | ||
ヨットハーバーへの道路も整備されている。 海岸通りのプロムナードを散策するのも楽しい。 |
フィッシャリーナ(fisharena)とは? | |
![]() 片男波ハーバー入り口の看板 |
フィッシャリーナとは、遊漁船等を漁船と分離し収容するための施設と
利用者のための利便施設(たとえば、レストラン、ショッピングセンター
など)からなる施設の総称です。これは、フィッシュ(魚)とアリーナ(劇場)
とを組み合わせた造語であり、漁港漁村という舞台の中で、豊かな自然環境を
背景に、魚を中心に人々が集まるところをイメージしています。
・・・・・・・・農林水産省のホームページ(http://www.maff.go.jp/index.html)より・・・・・・・ |
和歌浦フィッシャリーナの建設費用 | |
・ |
ハーバーの建設予算は、道路整備も含めて総額8億1千万円。 そのうちフィッシャリーナ事業として国からの補助金が5億5千万円。 残りの2億6千万円が事業主体となった県の負担である。 従来、新規マリーナ建設には平均80億円が必要といわれてきた。
・・・・・・・・・・・・・・・CRUISING WORLD 1994年2月号・・・・・・・・・・・・・・・
|