高津子山夕映え
かつてこの山頂には回転展望台があり、ロープウエーで登ることができた。
今は元の展望台のあった場所に木造の展望台が設置されている。
ここは、万葉集に歌われた片男波からはよく眺められる位置にあり、和歌浦の象徴の
ような山である。

 この写真は、山頂の木造の展望台が、夕映えにシルエットになって浮き上がる姿を
捉えたものです。古代の遺跡の建造物を彷彿とさせるものがありませんか。
 ここは、5世紀頃中国や朝鮮半島に向かう船団が往来した港の入り口にあたります。
 山頂から、異国へ旅立つ家族や恋人を不安と期待を込めて見送り、また嬉嬉として
迎える人々の姿が古代には見られたかも知れません。

高津子山全景

昭和50年頃の高津子山の写真


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