| 九州新幹線長崎ルートについて |
九州新幹線長崎ルートの建設で古川知事は、並行在来線(肥前山口ー諫早間)のJR九州からの経営分離に同意すると発表し、国土交通省に報告されました。これを受け、政府、与党の整備新幹線検討委員会は、九州新幹線長崎ルート、北海道新幹線(新青森ー新函館間)、北陸新幹線(富山ー金沢間)の3線3区間の新規着工を決定しました。また、長崎ルートは鹿島市などか並行在来線の経営分離に反対していることから「調整が整った場合は着工」として着工時期は、明記されませんでした。
長崎ルートは、博多ー長崎間(148キロ)の新幹線であり、当初は佐世保経由でしたが、平成14年、武雄温泉ー新大村経由の短絡ルートで合意されています。博多ー武雄温泉間(82キロ)は在来線を利用し、武雄温泉ー長崎間(66キロ)は在来線と同じ幅のレールで車両を走らせるスーパー特急方式での運行を申請中であります。ただ、今回新幹線と在来線の両方を走行できる軌間可変電車方式(フリーゲージトレイン)を初めて導入する方針が示されました。フリーゲージトレイン導入で、博多ー長崎間は現行より28分の時間短縮、約4,300億円の経済派及効果があると試算しています。
県は、JR九州による経営存続を望む沿線自治体の声を受け、並行在来線のあり方の協議を続けてきました。その結果としてJR九州は、並行在来線のうち肥前鹿島まで乗り入れ、年間赤字分約1億円を負担すると発表しました。また、長崎県は、佐賀県負担分約180億円の一部を肩代わりすると表明しました。
古川知事は、並行在来線のJRから経営分離に同意するという決断を下しました。沿線自治体の同意なしの決定は、財源は確保、着工は留保という苦渋の決断でした。私は、国家的な高速交通体系の整備や西九州の浮揚という観点に立って、佐賀県にとって新幹線は必要であると思います。
今後は、沿線地域の振興策の検討だけでなく、九州、アジア、という切り口で観光や経済効果を考えなければなりません。私は、新幹線の利便性やメリット、デメリットの情報を求め議論し、県民の皆さんが納得できる説明責任を県に求めていきます。
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