7月24日

SPレコード専用プリアンプ

我が家のオーディオ顧問吉田時計店さんに御願いしていた懸案の
SPレコード専用のイコライザーアンプがついに完成した。
直熱5極管(WE373A)による全段トランス結合のアンプである。
送り出しは直熱3極管WE104Dで600Ω出し。
トランスは入、出力、インターステージ共にWesternの電話送信用の
ものである。音量調整は(電磁誘導)トランス式で二次側にタップを作り
多接点式ロータリースイッチで切り替えるアッテネーターである。
コアはWesternのトロイダルトランスをばらして吉田さんが独自に
巻いた物である。そして直熱管はノイズが出やすいというので
電源は通常の整流管を用いた物ではなく、特性のスイッチング電源と
なっている。そしてこの電源も独自のアイデアでマル秘のパーツが使ってある。
音はただ素晴らしいの一言です。トランスの周波数帯域の狭さがSPレコード
の音域にぴったり合っている。これで205D使用のパワーアンプも生きると
いうもの。
 世にパワーアンプを作る人は数多くいるけれどこれだけ良質の
イコライザーアンプを作れる人はそうはいないと思います。
しかもメーカーでさえ作らないSPレコード専用アンプ。当分どっぷりと
SPレコード再生にはまりそうである。


トランスーWE373AートランスーWE104Dートランスートランス式アッテネーター
SP専用アンプ
SP専用アンプ電源とアッテネーター