私のオーディオ装置

最初のJBL4311にLUXのトランジスターアンプという組み合わせから見るとずいぶん我が愛器も
様変わりしたものであるが、SPレコード志向になってからは目的がはっきりしているので
最新の現製品が我が家に登場することはない。いささか骨董品的に見えるかも知れないが
SPレコードを聴くにはこれでなくてはと思っている次第である。

中越沖地震後、家を建て直してから随分と私のスピーカーシステムは変遷した。メインのスピーカーで有るアルテックはA7→A5→815System(仮称)へ。そして新たにTANNOYのAutographが加わった。815Systemはダブルウーファー、ダブルドライバー仕様で有る。ドライバーは288Cと288-8Gの変速使用。ウーファーは515と416-8Bのこれまた変速使用。ドライバーホーンは1005B。キャビネットは815で有るが、特注で茨城県T氏の工房で製作して戴いた。
なお真ん中の機械はスピーカーではなく、K氏製作の蓄音機で有る。素晴らしい出来栄えで良くメーカー製と間違えられる。(笑)

彫刻群は石膏像のカラカラを除いて全て前記K氏の作品。
巨大なスピーカーのように見えるがWE21Aホーン(レプリカ)を下のウーファー部分とのデザインを考えてキャビネットに組み込んだもの。本来は吊して使った方がいいのだが、敢えてこうした。ONKYOのグラン・セプターに似てる?
このホーンにはWesternの555ドライバーを接続してある。
下のウーファー部はジェンセンの18インチフルレンジスピーカー。前記WE555ともフィールド型で有る。この二つのスピーカーユニットを555をキャパシタでローカットしただけでモノラル用スピーカーとして使っている。勿論使用するためにはフィールド電源が必要。

 キャビネットは毎度お馴染み当家専属家具職人K氏の手になる物で桜合板を使用している。硬くて製作には随分と難儀をかけました。
私が使用しているプレイヤーシステムで有る。キャビネットをKさんに作って戴いた。

向かって左のプレイヤー

アイドラー駆動の二重ターンテーブル仕様。コンソールに組み込まれた局用プレイヤーだったが、外して使っている。78,45,331/3回転仕様。手前のアームはデンオン純正カートリッジ103専用ロングアームであるが、吉田時計店製作のステレオカートリッジが付けてある。

奥は東京サウンドのオイルダンプアームでカートリッジはフェアチャイルド225-A(モノラル用)とデンオンDL102(SP用)を差し替えて使っている。
右のプレイヤー

直径42cmのターンテーブルを持つプレストのプレイヤー。こちらもアイドラー駆動だが、アイドラーにはゴムは巻いてなく、ターンテーブルの外周にゴムが取り付けてある。78,331/3回転仕様。

手前はウェスタン9Aに(カートリッジではなくReproducerと呼ばれている。)5Aアーム。SPレコード再生用に使っている。
奥はオルトフォンRMG309アームに大沢氏制作のモノラルカートリッジが取り付けてある。

なお近々プレストはコモンウェルスに変わる予定。
   吉田時計店さん制作のオペアンプを用いたバッテリー駆動のイコライザーアンプで有る。簡単な高域補正つまみと低域再周波数切り替えスイッチ、ボリュームつまみ以外何もついてない、至ってシンプルな構造で、シンプル故の音の良さが魅力だ。
なお上の右側の機器はバッテリー切れを示すランプ。左上の機器はアームセレクターである。
   ALTEC815Systemはバイアンプ駆動にしてあるので、このLUX5M21は低域用に使用している。トランジスターアンプ。

なお右上はアルテックとオートグラフを切り替えるスイッチ。左上はLUXのインプットセレクター。
   当家出入り業者Tさん製作のEL34PPのパワーアンプ。アルテックの高域用に貸して戴いている。またこれはオートグラフを駆動するアンプとしても使用している。
WE349使用のプッシュプルパワーアンプ。吉田時計店さん制作モノノラル構成なのでステレオを聞くときは2台使用している。出力は5Wも出ていまい。現在は使用してないが、いずれアルテックのシステムにトゥイターを付け加えた時に高域ドライブ用として使用する予定。
吉田時計店さん制作のモノラル再生用プリメインアンプ。EL33PP仕様。高域補正つまみ、ボリュームつまみ、ターンオーバー切り替えスイッチ、イコライザー切り替えスイッチ、のみのシンプルな構成。

手前の機器はアンプの電源。。
¥6,000で買ったヤマハの中古CDプレイヤー、CDX-600。CD再生なんぞこれで充分。なお右上の機器は吉田時計店さん制作のCD用パワーアンプ。左上はエアーマックでインターネットラジオ用を聴くために使用している。
   Fさんから1万円で譲って戴いたRAMSAのマルチ・デジタル・プロセサー、WZ-DM30だが、私はチャンネルでバイダーとして使用している。モノラル仕様なので2台必要。業務用で新品ならン十万する代物。えへへ、実はもう2台持ってるんです。
   これもFさんから1万円で譲って戴いたデンオン(最近はデノンに変わってるけど当時はデンオンだった)の業務用2トラ38のオープンデッキDN-3302RG。あんまり出番はないけどたまにテープサウンドを聴きたい時に使います。
   先輩のMさんから無償で戴いて上越市にお住まいのSさんから修理して戴いたティアックの4トラオートリバース録再のオープンデッキ、X10R。私も録り溜めたテープが沢山有るが、それを聴けるのが有り難い。
   種々のカートリッジ。
吉田時計店さん制作の物やOrtofon SPU-A、CG25D、MC20、オーディオテクニカMCー30、SHURE、V15Type4等多数だが、現在メインで使っているのは吉田時計店さん製。メーカー製をある意味凌駕していますね。
Southより購入したWE10D。このホーンがぼろぼろであんまりみすぼらしかったので(実際ほとんど壊滅状態)親友の小山さんに頼んでレストアしてもらった。その結果、御覧のように見違えるような仕上がりとなった。音も21Aホーンには流石にかなうべくもないが、なかなかいける。大音量を要求しないのならこれで十分である。
これもSouthから購入したHMVの102型ポータブル蓄音機。とにかく良く鳴る。色は6種類あるそうだが、これはブルー。
Southの南雲さんから譲り受けた(押し付けられた?)コロムビアの720型蓄音機。クレデンザ程大きくなく狭い我が家にはちょうど良い蓄音機である。オーディオルームにはもはや入りきらず、1階の和室に置かれる羽目になったが、不思議とこれが調和する。
神奈川県座間市にお住まいの大西正則さんより戴いたアンティークラジオ風?スピーカー。素晴らしいデザインに惚れ惚れする。音もなかなかいける。お洒落な雰囲気が最高
東芝の管球ラジオ。無論現役で立派に鳴ってくれます。キャビネットの曲線が気に入っています。これを聴くと昭和30年代を思い出す。

実は二階の私の寝室にもオーディオ装置は有るのだが、普段は余り使わないので、紹介省略です。
これらコンポーネントを収めるラックはKさんに特注してタモ材で作って戴きました。何分にも堅い木なので工作に苦労された事と思います。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

斯様に私は他人様のお力にすがって楽しんでいるオーディオマニアなのです。いやマニアと呼べるかどうか疑わしいのですが、まあいい音が聞ければ何でもいい訳で有りまして、その辺りはどうでもよろしい。そろそろオーディオの方は卒業したい所なんですが、泥沼に引っ張り込む取り巻き連中がいて困ったものです。(笑)