ショージ君のアイコン物語 
その@

  


           
 
 「よっ、あねさん。何処かおでかけかい
  
「ちょっと、本屋さんに」
  
「本屋てか、いいねぇいいねぇ ご本を読むってぇのはいいことだなや」
  「おにいさんはどこへ行くの?」
 
 「俺ってか。俺はよお、、事務所にご出勤だわさ」
  
「事務所って?」
  「事務所っていうと、組の事務所にきまってらあな」
 
 「何してるとこなの?」
  「何って、あねさん。イロイロよお」
 
 「いろいろって?」
  「そうだな、金融関係だろう、それに薬関係、銃器刀剣類、遊興飲食、販売
   取締り、苦情相談、代金取立て、まあ、その他モロモロ いろいろだわさ」
  
「へえ〜 多角経営ってカンジね〜スゴイ! それで、社長さん?それとも
   部長さん?」

  「ん? ああ それかい。そりゃおめえ 俺は若頭っつてんだい」
  
「それって、偉いひと?」
  「まあな。たいしたことないけどね。それでよお、あねさん。何の本買いに 
   いくんだい?」
 
 「パチンコ攻略本」
  「へえ、パチンコてか。それでどうないだい。ええ、パチの景気はよお」
 
 「ぼちぼちってとこかな」
  「と、ところでどうだい あねさん。パチンコもいいけどさあ、お、俺とお茶なん
  かしねえかい。ええ、どうだい あねさん」
 
 「お茶はしないの。踊りも、お花も、いまんとこパチに夢中ってカンジ」
  「そうじゃあなくってさあ。そこらで、お茶でも飲まないかって…。さそってんだよ」
 
 「あら、そうゆうことなの。だったら、お茶は飲まないわ」
  「なら、そんならよぉ ココアなんかどうだい、ええ、ココアはどうだい」
  「ココアだなんて、甘い系はどうも、ダメよダメよダメなのよ系なのよ」
  「おお、そうかい、そいじゃあ仕方がないわさ 甘い系はだめなのかい」
  
「そうよ、でもね お酒系なら、いけるかな?」
  「あねさん、そ、それはいけないぜ。あねさん!いまはまだ朝なんだから
   お酒はよしなって。なっなっ。そうだろう あねさん。なっなっ、そうだろう?」

  「………」
  なッ なっ。そうだろう あねさん」

  「バーカ」