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6人の王

6人の王

“王”(ロード)と称される強力なオーヴァードがいるという。
その力は一般のオーヴァードを遥かに凌駕し、神にも匹敵するらしい。
ただの伝承に過ぎない、という見方が大勢だが……。

盟約

“王”同士は争わない、という約束事が定められている。
自分たちの力がぶつかり合ったときに生じる、世界への影響を懸念したため。

“不死王”(ヴァンパイア・ロード)

全ての不死なるものの王。ただ“王”(ロード)といえば彼のことを指す。
かつて東欧に実在したといわれているが定かではなく、また何らかの事情で現在はこの世界とは異なる異空間、あるいは異次元に存在するとされている。
そのため彼はブラム=ストーカー・シンドローム発症者の一部を通じ、現世の情報を入手している。
人間という存在がどのように、どこまで進化していけるのか、という点に彼はいたく興味をそそられるようだ。
そして人間は「恐怖」が必要と考えている。恐怖を乗り越えるべく力を欲することが進化に繋がる、という発想であるらしい。

現時点で彼の力の宿主たりえるのは和泉野七歌ただ一人であり、彼女が望めば彼の力を引き出すことができる。
だが彼の力を手に入れようとFHのあるエージェントが暗躍したものの、器として不十分のため力に耐え切れず崩壊したという事件もあり、UGNは力に飲み込まれて自己を保てなくなる危険性が高すぎると判断。器の資格を持つ彼女を消そうとした。
それを嫌った久遠寺遥歌他数名が“不死王”と交渉し、力を引き出しすぎないよう抑制するアイテムを得ることに成功。
以後それを決して外さないことを条件に、UGNは彼女の生存を黙認する。
“王”自身が提供したものを疑うことでより状況が悪化することを懸念した、との見方もあるが定かではない。

精神世界にいる彼にアクセスする方法は、現時点で2つ。
1つは和泉野七歌自身が枷を外し、アクセスを試みること。
もう1つは織原空夜に仲介させること。彼女がなぜ仲介する力を持っているのかは、本人ですら知らないという。
“不死王”はその理由を知っているが、黙して語らない。また彼女自身も、理由に興味はないようだ。

年齢 / 性別
40代前半に見える / 男
ワークス / カヴァー
不明 / 不死なるものの王
シンドローム
ブラム=ストーカー / ブラム=ストーカー?
エフェクト
不明

“竜王”(ドラゴン・ロード) 千歳美彩(ちとせ・みどり)

全ての獣の王にして、地下に流れる竜脈の化身。
人間の乱開発により竜脈の力が弱まり、存在を保つため世界中のレネゲイドを吸い上げねばならなくなった。
放っておくとあらゆるオーヴァードからもレネゲイドが失われ、世界中のオーヴァードが死滅してしまう。
それを知ったコードウェル博士(UGN)が何とかできないものかと研究を続けたものの、結果を出せずに死亡している。
その後彼女を「生かそう」と試みたFHエージェントの作戦が失敗に終わり、絶望して感情を失う。
彼女が「生きたい」と望まなければ吸い上げが発生しないため、UGNは特別施設で保護していた。

だがそれを知らないあるUGチルドレンにより彼女は施設を離れ、地上に現れる。
彼により「生きたい」という感情を取り戻してしまい、事態は急展開。
世界を今より濃密にレネゲイドで満たしてしまえばいい、と考えたチルドレンの行為はしかし、同じUGNのエージェントLN=002(通称サム)他数名により阻止される。
それを見た“竜王”は生きる意思を捨て、自ら死を選んだ。
以後彼女の姿を見たものはいない。
だが、“竜”の力そのものは失われていない。世界に竜脈が流れ続ける限り。
彼女の力を受け継ぐものが、いつどこで生まれようともおかしくない状況下なのだ。

なおこの事件に関し、彼女が“竜王”であると認識していた人物はいない。
ゆえに“竜王”の存在については不明とされている。

年齢 / 性別
15歳に見える / 女
ワークス / カヴァー
アーティスト / 高校生
シンドローム
キュマイラ / オルクス
エフェクト
《鷹の翼》《緑の鞭》《鬼の一撃》《獣の力》《完全なる世界》《竜麟》《戦闘本能》 etc...

“覇王”(ダイナスト)

世界の支配者と謳われる存在。
公式リプレイ「聖夜に鳴る鐘」にて、ケイトの刃に倒れている。

年齢 / 性別
50代半ばに見える / 男
ワークス / カヴァー
不明 / 紳士
シンドローム
エンジェルハィロゥ / サラマンダー
エフェクト
《スターダストレイン》《焦熱の弾丸》《プラズマカノン》《ブレインコントロール》《ニンバス》 etc...

“魔王”(デーモン・ロード)

全ての闇の眷族の王。
詳細は一切不明である。

年齢 / 性別
不明 / 男

“霧牙王”(ミスト・ロード)

“全てを覆い隠すもの”という二つ名を持つ、とも。
善悪にとらわれない中立的存在だが、独自の判断基準を持ち、それがどこか人間離れしているため、理解しあうのは困難という。

“名も無き王”

その名すら知られていない、6人目の王。
あらゆることが不明である。