市高放送部OB・OG会の愛称『あめんぼ』の由来
由来と言うほど、大げさなものでは、ありません。
放送部といえば、アナウンサー。そのアナウンサーに欠かせないのが、発声練習です。
アナウンサーでなくても、耳にたこができるくらい聞いているはずです。
その、発声練習の出だし、「あめんぼ赤いな、あいうえお(以下、省略)」から、
「あめんぼ」をOB会の名前(愛称)としました。
ところで、この「あめんぼ赤いな〜」は、だれがつくった何という名前か知っていますか?
北原白秋作のその名もずばり『五十音』です。
これからも、『あめんぼ』をよろしくお願いします。
『五十音』 北原白秋
あめんぼ あかいな あいうえお うきもに こえびも およいでる
かきのき くりのき かきくけこ きつつき こつこつ かれけやき
ささげに すをかけ さしすせそ そのうお あさせで さしました
たちましょ らっぱで たちつてと とてとて たったと とびたった
なめくじ のろのろ なにぬねの なんどに ぬめって なにねばる
はとぽっぽ ほろほろ はひふへほ ひなたの おへやにゃ ふえをふく
まいまい ねじまき まみむめも うめのみ おちても みもしまい
やきぐり ゆでぐり やいゆえよ やまだに ひのつく よいのいえ
らいちょうは さむかろ らりるれろ れんげが さいたら るりのとり
わいわい わっしょい わいうえを うえきや いどがえ おまつりだ
◎漢字交じりだと◎
水馬(あめんぼ)赤いな、ア、イ、ウ、エ、オ
浮藻(うきも)にこえびもおよいでる。
柿の木、栗の木、カ、キ、ク、ケ、コ
きつつきこつこつ、かれけやき。
大角豆(ささげ)に酢をかけ、サ、シ、ス、セ、ソ
その魚(うお)浅瀬でさしました。
立ちましょ、ラッパで、タ、チ、ツ、テ、ト
トテトテタッタととびたった。
なめくじのろのろ、ナ、ニ、ヌ、ネ、ノ
納戸(なんど)にぬめって、なにねばる。
鳩ぽっぽっぽ、ほろほろ、ハ、ヒ、フ、ヘ、ホ
日向(ひなた)のお部屋にゃ笛を吹く。
まいまい、ねじ巻、マ、ミ、ム、メ、モ
梅の実落ちても見もしまい。
焼栗、ゆで栗、ヤ、イ、ユ、エ、ヨ
山田に灯のつく宵の家。
雷鳥は寒かろ、ラ、リ、ル、レ、ロ
蓮華(れんげ)が咲いたら瑠璃(るり)の鳥
わいわい、わっしょい。ワ、ヰ、ヱ、ヲ、ン
植木屋、井戸換え、お祭りだ。